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種類別睡蓮の育て方
温帯性
温帯睡蓮は、熱帯睡蓮より花形が豊富でとても美しい種類です。花と葉が小型のものが姫スイレンと呼ばれ、花は昼咲き性で日が高くなることに閉じます。わさびに似た太い根茎を持ち、春になると根茎の先端から水中に芽を伸ばします。
温帯性睡蓮は、4月ごろから苗が出回ります。置き場所は、半日以上日が当たり、終日直射日光の当たる場所がベストです。株元までしっかり日が届く環境で育てます。温かい場所で育てると開花が長く楽しめます。
冬になっても、水を張ったままの育て方をしますが、根茎が凍りつかないように気を付けます。水面に氷が張る程度なら大丈夫でしょう。水が少なくなってしまい、根茎が水面から出ないように管理する育て方をします。
温帯性睡蓮は、4月ごろから苗が出回ります。置き場所は、半日以上日が当たり、終日直射日光の当たる場所がベストです。株元までしっかり日が届く環境で育てます。温かい場所で育てると開花が長く楽しめます。
冬になっても、水を張ったままの育て方をしますが、根茎が凍りつかないように気を付けます。水面に氷が張る程度なら大丈夫でしょう。水が少なくなってしまい、根茎が水面から出ないように管理する育て方をします。
ハス
ハスは睡蓮とよく似ていますが、全く違う種類です。ハスは推定の土中に塊茎をつくって、葉や花茎を水面に伸ばす水生植物です。ハスの根はレンコンとして食べられていますが、食用になるハスと花を楽しむハスは違いがあります。
ハスは日当たりを好みますから、一日中直射日光が当たる場所で育てます。池で育てるのが一般的ですが、大きめの樽でも育てられます。一年に一回、植え替えをしないと花が付きにくくなります。
植えつけた水は常に水を張り、ボウフラが発生したら水を入れ替えるか、金魚やメダカを飼育する育て方をします。元肥として、緩効性肥料(N-P-K=10-10-10)を用土に混ぜておきます。4月~9月の間は、1か月に1回追肥をする育て方をします。
ハスは日当たりを好みますから、一日中直射日光が当たる場所で育てます。池で育てるのが一般的ですが、大きめの樽でも育てられます。一年に一回、植え替えをしないと花が付きにくくなります。
植えつけた水は常に水を張り、ボウフラが発生したら水を入れ替えるか、金魚やメダカを飼育する育て方をします。元肥として、緩効性肥料(N-P-K=10-10-10)を用土に混ぜておきます。4月~9月の間は、1か月に1回追肥をする育て方をします。
ムカゴ
熱帯睡蓮の種類で、ムカゴができる種があります。ムカゴ種は、親株を越冬させる育て方が難しいです。簡単なやり方は、ムカゴをたくさん作って越冬させる方法です。熱帯睡蓮の葉の中心に茶色い部分があります。この部分から葉が生えてきます。
葉の真ん中にムカゴがあるものを切り取り、裏返しにして水に浮かべます。ムカゴ部分が水に浸るように、一度葉を全部沈めて空気を出して浮かべます。水には液肥を混ぜて、成長を見守ります。
しばらくすると、根や葉が生えてきます。母体となる葉はやがて溶けてなくなりますから、そのままにしておきます。ある程度根が伸びたら土に植えても良いですし、来年用に楽しむなら、晩秋までそのまま管理してもかまいません。上手に育てると開花して、美しい睡蓮の花を咲かせるでしょう。
葉の真ん中にムカゴがあるものを切り取り、裏返しにして水に浮かべます。ムカゴ部分が水に浸るように、一度葉を全部沈めて空気を出して浮かべます。水には液肥を混ぜて、成長を見守ります。
しばらくすると、根や葉が生えてきます。母体となる葉はやがて溶けてなくなりますから、そのままにしておきます。ある程度根が伸びたら土に植えても良いですし、来年用に楽しむなら、晩秋までそのまま管理してもかまいません。上手に育てると開花して、美しい睡蓮の花を咲かせるでしょう。
チャーム
チャームと呼ばれているのは、睡蓮の種類ではありません。睡蓮を販売するホームページ名です。
睡蓮の種からの育て方
睡蓮の種は熟すると弾けて水面に散らばります。放っておくと、底に沈んで勝手に大きくなり増える習性があります。同じ鉢で増やしたいのであれば、そのまま放置してかまいませんが、他の睡蓮鉢で育成するなら、結着している花にビニール袋をかぶせて、輪ゴムなどで止めておきます。
採取した種は、数日水に浸けて沈んだものを用土に蒔いて沈めておけば、暖かい時期なら簡単に発芽するでしょう。しかし、蓮は品種によっては交配の影響で種子を作らない種類もあります。種子を作らない蓮は株分けをして増やす育て方をします。
採取した種は、数日水に浸けて沈んだものを用土に蒔いて沈めておけば、暖かい時期なら簡単に発芽するでしょう。しかし、蓮は品種によっては交配の影響で種子を作らない種類もあります。種子を作らない蓮は株分けをして増やす育て方をします。
睡蓮の苗からの育て方
耐寒性睡蓮
耐寒性睡蓮の育て方は、4~5月になったら、やや大きめの鉢に植えつけます。水生植物専用の土か、赤玉土に黒土を混ぜて小ネタ粘着性の高い用土を準備します。緩効性肥料を混ぜ込み、7号以上の鉢を用意して、1/3まで土を入れます。
苗を植える時は、根の先が土から出るように浅植えをします。根の先から水面までの距離が15cm位になるように水を張ります。植え付け終わったら日当たりのよい場所へ置く育て方です。
苗を植える時は、根の先が土から出るように浅植えをします。根の先から水面までの距離が15cm位になるように水を張ります。植え付け終わったら日当たりのよい場所へ置く育て方です。
熱帯性の睡蓮
熱帯性の睡蓮は寒さに弱い性質です。苗からの育て方は、温かくなってきた6~8月ごろに植えつけます。熱帯性睡蓮は小さな鉢でも良く育ち、4~6号程度の鉢に粘土質の土を用意して、芽が土の上に出るように浅植えにする育て方です。
熱帯性の睡蓮と耐寒性睡蓮は育て方に大きな違いはありませんが、鉢のサイズと越冬のタイミングに違いがあります。
熱帯性の睡蓮と耐寒性睡蓮は育て方に大きな違いはありませんが、鉢のサイズと越冬のタイミングに違いがあります。
睡蓮の鉢植えでの育て方
[no_toc]睡蓮は睡蓮鉢と呼ばれる鉢に鉢植え、下睡蓮を沈めて育てるとラクな育て方ができます。睡蓮に使う水生植物の土を購入して、植木鉢に苗を植えます。直径30センチ程度の睡蓮鉢にし、植木鉢の上部から水面までは5~20cmになる位、水を張る育て方をします。
睡蓮鉢は直射日光の当たる場所に置いて、緩効性肥料を3~4週間に1回こまめに与えましょう。冬越しは、「温帯睡蓮」の場合は屋外でもかまいません。株が凍りつかないように深めの水位にします。3~4月ごろ掘り起こして、新しい土に植え替える育て方をします。
「熱帯睡蓮」は、温度変化が少ない場所に移して水を張ったまま冬越しします。11月から5月ごろまでは屋内管理をして、水温を5~15度に保ちます。休眠中は日光が無くても大丈夫なので、玄関や物置など発泡スチロールに入れて管理しても良いでしょう。
睡蓮鉢は直射日光の当たる場所に置いて、緩効性肥料を3~4週間に1回こまめに与えましょう。冬越しは、「温帯睡蓮」の場合は屋外でもかまいません。株が凍りつかないように深めの水位にします。3~4月ごろ掘り起こして、新しい土に植え替える育て方をします。
「熱帯睡蓮」は、温度変化が少ない場所に移して水を張ったまま冬越しします。11月から5月ごろまでは屋内管理をして、水温を5~15度に保ちます。休眠中は日光が無くても大丈夫なので、玄関や物置など発泡スチロールに入れて管理しても良いでしょう。
睡蓮とメダカ・金魚を一緒にできる育て方
屋外で、睡蓮とメダカや金魚と一緒に育てると、ボウフラなどの防止に役立ちます。ただし、生物と一緒に飼育をすると冬眠させる必要があり管理が難しくなります。睡蓮の管理と生物の管理、両方ができる人のみします。
まず、睡蓮鉢を選ぶ時は大きめの丈夫なものを選びます。生物と一緒に飼育する時は、陶器製の容量20リットル以上の物を選びましょう。そして、地面にそのまま置くと温度変化を受け、生物にストレスを与えますから、鉢を置く台を用意します。専用台を購入すると安定感があり良いでしょう。
睡蓮鉢の底砂には赤玉土を使います。赤玉土は多孔質の土ですから、ろ過バクテリアが住み着きやすくフィルター代わりになります。そして、睡蓮を鉢に植え付け、沈めて水を張ります。1週間ほど日陰で放置して、ろ過バクテリアが繁殖したタイミングで生態を入れて完成です。
まず、睡蓮鉢を選ぶ時は大きめの丈夫なものを選びます。生物と一緒に飼育する時は、陶器製の容量20リットル以上の物を選びましょう。そして、地面にそのまま置くと温度変化を受け、生物にストレスを与えますから、鉢を置く台を用意します。専用台を購入すると安定感があり良いでしょう。
睡蓮鉢の底砂には赤玉土を使います。赤玉土は多孔質の土ですから、ろ過バクテリアが住み着きやすくフィルター代わりになります。そして、睡蓮を鉢に植え付け、沈めて水を張ります。1週間ほど日陰で放置して、ろ過バクテリアが繁殖したタイミングで生態を入れて完成です。
メダカの越冬
11月位になると、屋外で飼育しているメダカは冬眠状態に入ります。品種改良のメダカを飼育する場合は、越冬のリスクが上がり弱い個体は死んでしまうこともあります。
水温が10度以下になってくると、メダカはほとんど餌を食べなくなり活性が低下してきます。過度に餌を与えすぎると、水質悪化や消化不良を起こすので注意しましょう。メダカを越冬させるには、睡蓮鉢にたっぷり水を張る必要があります。すると、水底でじっとしていますから、水替えなどはせず刺激を与えないようにします。
日中の暖かい時は、水面に上がってくることがありますが、餌は少量でかまいません。静かに見守り、春を待つ育て方をします。寒い地域なら、簡易なビニールハウスを作って玄関に入れてあげましょう。発泡スチロールに入れてあげたり、保温性を高めると睡蓮にもメダカにも良いでしょう。水面を凍らせないようにするのがポイントです。
水温が10度以下になってくると、メダカはほとんど餌を食べなくなり活性が低下してきます。過度に餌を与えすぎると、水質悪化や消化不良を起こすので注意しましょう。メダカを越冬させるには、睡蓮鉢にたっぷり水を張る必要があります。すると、水底でじっとしていますから、水替えなどはせず刺激を与えないようにします。
日中の暖かい時は、水面に上がってくることがありますが、餌は少量でかまいません。静かに見守り、春を待つ育て方をします。寒い地域なら、簡易なビニールハウスを作って玄関に入れてあげましょう。発泡スチロールに入れてあげたり、保温性を高めると睡蓮にもメダカにも良いでしょう。水面を凍らせないようにするのがポイントです。
睡蓮の水槽での育て方
睡蓮を水槽に入れると、室内でも育てる事ができます。睡蓮鉢の要領で植木鉢に植えた睡蓮を水槽に沈める育て方です。1日中直射日光の当たる場所に置くか、上部から光を当てる方法で育てます。
室内で出来る睡蓮の育て方一覧
姫睡蓮
姫睡蓮は、温帯性睡蓮の中で小さいサイズの睡蓮です。ひとつの株から4~5輪の小さな花を咲かせて、1シーズンで4~5回花を楽しむ事ができる種類です。コンパクトなサイズの睡蓮ですから、場所を取らずお部屋でも育てられる種類です。
育て方は、日当たりのよい場所に置き、葉が黄色くなったら取り除きます。水が汚れてきたら、1週間に1度のペースで水を取り替えます。水を取り換える時は、全部交換せず半分くらい入れ替えます。メダカなどと一緒に飼育する場合は、カルキ抜きを使った水か2日以上汲み置きした水を使用する育て方をします。
睡蓮は水を張って育てるので、どうしてもボウフラがわきやすくなります。メダカやミナミヌマエビなどを入れると、水中に生えた苔などを食べてくれて水質悪化を防いでくれます。この場合減った分だけ水を継ぎ足すだけで水質管理ができますから、とてもラクでしょう。
育て方は、日当たりのよい場所に置き、葉が黄色くなったら取り除きます。水が汚れてきたら、1週間に1度のペースで水を取り替えます。水を取り換える時は、全部交換せず半分くらい入れ替えます。メダカなどと一緒に飼育する場合は、カルキ抜きを使った水か2日以上汲み置きした水を使用する育て方をします。
睡蓮は水を張って育てるので、どうしてもボウフラがわきやすくなります。メダカやミナミヌマエビなどを入れると、水中に生えた苔などを食べてくれて水質悪化を防いでくれます。この場合減った分だけ水を継ぎ足すだけで水質管理ができますから、とてもラクでしょう。
池での睡蓮の育て方
池での育て方は、終日日当たりの良い池を選びます。植えつけた池は常に水を張り、ボウフラがが発生したら金魚を入れても良いでしょう。池の場合底に土があれば、そのまま睡蓮を植え付けてもかまいません。土が無い場合は、睡蓮鉢と同じ要領で別の植木鉢に植えつけて沈めて育てます。
植木鉢に植えて池で育てる場合、水深が深いと睡蓮の根元に光が届きにくくなり、成長不良になります。その場合、下に鉢などを置いて高さを5~15cm程度に調節する育て方をします。池で育てる場合は、植え替えの頻度が下がります。地植えをしたほうが、自然な感じに楽しめてです。
植木鉢に植えて池で育てる場合、水深が深いと睡蓮の根元に光が届きにくくなり、成長不良になります。その場合、下に鉢などを置いて高さを5~15cm程度に調節する育て方をします。池で育てる場合は、植え替えの頻度が下がります。地植えをしたほうが、自然な感じに楽しめてです。
初心者向けの睡蓮の育て方
睡蓮はとても多くの種類が販売されていますが、日本で販売されている種類の多くが「温帯性睡蓮」です。寒さに強く丈夫で育てやすい事から、初心者向けの睡蓮と言えるでしょう。
日本に自生している睡蓮は「未草(ヒツジグサ)」のみで、比較的育てやすい種類です。温帯性の睡蓮は大きさもさまざまあり、小型の品種から大型の花を咲かせる品種まであります。睡蓮は成長期になるとグングン大きくなりますから、睡蓮鉢にあわせて種類を選ぶと良いでしょう。
育て方は日当たりのよい場所に置き、定期的に肥料を与え、越冬を成功させれば大きく育つでしょう。あまり手がかからず、難しい育て方ではありませんから初心者がチャレンジしやすい植物でしょう。
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日本に自生している睡蓮は「未草(ヒツジグサ)」のみで、比較的育てやすい種類です。温帯性の睡蓮は大きさもさまざまあり、小型の品種から大型の花を咲かせる品種まであります。睡蓮は成長期になるとグングン大きくなりますから、睡蓮鉢にあわせて種類を選ぶと良いでしょう。
育て方は日当たりのよい場所に置き、定期的に肥料を与え、越冬を成功させれば大きく育つでしょう。あまり手がかからず、難しい育て方ではありませんから初心者がチャレンジしやすい植物でしょう。
季節別睡蓮の育て方
春
春になったら越冬させた睡蓮を日当たりのよい場所へ移しましょう。植え替えは3~5月の間に行い新しい根以外は切り取ります。
開花にむけて黄色い葉っぱは定期的に取り除き、沈んでいる葉っぱも取ります。葉が多いと開花が遅くなりますから、脇芽はmある程度根元から間引いた方が花が咲きやすくなるでしょう。
開花にむけて黄色い葉っぱは定期的に取り除き、沈んでいる葉っぱも取ります。葉が多いと開花が遅くなりますから、脇芽はmある程度根元から間引いた方が花が咲きやすくなるでしょう。
夏
夏になると、夜が明けるころからゆっくり花が開いて開花の時期を迎えます。温帯睡蓮は、5月中旬から10月ごろまで開花し、花の大きさは3~20cmと種類によってさまざまです。幻想的な花を楽しめる、一年で最も良い季節です。
秋
開花が終わり、肌寒くなってきたら越冬の準備をします。亜熱帯睡蓮は水温が15度になると枯れてしまうので、早めに越冬させる育て方をしましょう。
冬
耐寒性の睡蓮なら水面が凍りつく程度なら、そのまま越冬する事ができます。熱帯性睡蓮は寒さに弱く、水温を10~15度に保って越冬させる育て方です。水温が低すぎると、休眠期から目覚めず翌年花を咲かせない可能性があります。
玄関や室内に入れて、水温が下がりすぎないようにヒーターなどを活用して、水温を保ちましょう。冬の間は鉢に雑菌が繁殖しないように管理して、3~5月ごろに植え替えをします。
玄関や室内に入れて、水温が下がりすぎないようにヒーターなどを活用して、水温を保ちましょう。冬の間は鉢に雑菌が繁殖しないように管理して、3~5月ごろに植え替えをします。
庭が無くても睡蓮は育てられる
睡蓮のイメージは大きな池に浮かぶ綺麗な花ですが、日当たりが良ければベランダでも睡蓮は育てられました。あまり手がかからない植物ですから、初心者でも育てやすく簡単でした。ご紹介した育て方で、睡蓮の幻想的な花を楽しんで下さい。