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【種類別】ナデシコの育て方|種/苗/プランター/切り戻し

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種類別ナデシコの育て方

ナデシコはたくさんの種類があります。どの種類も基本的な育て方は同じですが、少しづつ育て方のコツや育て方の違いがあります。ナデシコの仲間であるダイアンサス属は世界に約300種類あると言われています。母の日のプレゼントとして有名なカーネーションもナデシコの仲間ですが、ダイアンサス属には含まないことが多いです。

日本で有名なナデシコの種類はカワラナデシコやヒメナデシコが有名です。カワラナデシコは日本に自生しています。基本的には春のお花です。春になると可憐な花をたくさん咲かせます。日本だけでなくヨーロッパや北アメリカなどでもよく見かけられるお花です。

四季咲き

ナデシコには四季咲きの種類があります。四季咲きではないナデシコは春から夏にかけてお花を咲かせますが、四季咲きのナデシコは春と秋に花を咲かせます。四季咲きではないナデシコとの育て方の違いは、夏場に切り戻して半日陰などの涼しいところに移動させてあげることです。ナデシコは基本的に暑さに弱いため梅雨入り前に切り戻しを行っても、夏を越せない事が多いです。

普通のナデシコであれば買い直した方が早いですが、四季咲きであればその後も花を咲かせるのでもったいなです。そのため、暑さに負けて枯れないように、なるべく半日陰の涼しい風通しの良いところで蒸れない育て方が望ましいです。蒸れてしまうと一気にカビが発生し、腐ってしまうので注意してください。

多年草

ナデシコはほとんどの種類が多年草と言われていますが、高温多湿に弱いため日本の気候に合わず、夏に枯れてしまうことが多いです。しかし、基本的には多年草なので夏を越すことも可能です。夏を越して多年草として楽しむ育て方のコツは、なるべく涼しく、風通しの良いところで管理する必要があります。

ナデシコは雨にも弱く、長雨にさらされると元気がなくなり、雨が上がった時に蒸れて枯れてしまいます。そのため、雨に当たらない半日陰の場所で蒸れない育て方が大切です。夏を越して、冬の凍結などに気をつければ春に新しい花を咲かせてくれます。

宿根草

宿根草とは多年草と同じで一年限りではなく、何年も咲き続ける草花を指します。多年草と違うところは、地上部が残るか残らないかです。多年草は一般的に花が終わり、枯れても地上部が残ります。宿根草は多年草と違い、花が終わり、生育に適さない時期は地上部が枯れて無くなります。しかし、根っこは生きていますので、温度が上がったり、春になったりすると発芽します。

ナデシコは基本的に多年草が多いですが、なかには宿根草のものもあります。多年草とおもっていても宿根草の場合がありますので、枯れたと思って放っていて春に発芽したなどということもあります。育て方はどちらも同じですが、宿根草は地上部がないときは手をかけなくて良いので多年草より少しだけ手間が減ります。

テルスター

テルスターとはナデシコの品種の一種です。テルスターは四季咲きのナデシコです。デリケートなナデシコの中でも暑さや寒さに強い品種で育て方も簡単です。また、コンパクトなので少し植えたい方や隙間を埋めるだけなど用途に合った植え方ができるのもテルスターの良いところです。

種から育てることもでき、種をいつまいても大丈夫です。育て方で気をつけたいところは、秋に種まきをした時は風通しを良くして徒長するのを防ぎましょう。間延びしてしまうとひょろひょろとした株になってしまうので注意しましょう。

ラプソディー

ラプソディーはナデシコの中の品種の一つで、1〜2年草になります。スプレー状にたくさんの花を咲かせるので一株からでも楽しめます。ピンクの可愛らしいお花を咲かせます。寒さに強く−10度まで耐えることができます。

しかし、凍結すると痛んでしまうので注意してください。育て方で気をつけたいのが、春に開花するので、梅雨入り前に切り戻しを行いましょう。ラプソディーはスプレー状にたくさんのお花が付きますので、そのままにしておくと、葉っぱや茎が増えすぎてしまって蒸れて、カビや病気の原因になってしまいます。このため、切り戻しを行い風通しを良くしておきましょう。

ナデシコの種からの育て方

ナデシコは種から育てることができます。育て方も難しくなく発芽しやすいので、種から育てる方も多いです。ナデシコは春に花を咲かせるので種まきは9月〜10月に行うことが多いです。種をまいたら、直射日光の当たらない風通しの良いところで管理しましょう。

ナデシコは宿根草でない場合は、1〜2年程で株の状態が悪くなってしまうので、種を作って株の更新を行います。株の状態が悪くなると生育や花つきも悪くなってしまうので、株の更新を行い、新しく育てることで長く楽しむことができます。

種からの育て方で注意したいのが、深植えにならないようにすることです。深植えになってしまうと発芽を妨げる原因になってしまいます。種をまいたらふんわりと土をかぶせるようにしましょう。

ナデシコの苗からの育て方

ナデシコの苗はお花やさんやホームセンターなどで購入することができます。ナデシコはメジャーな植物なのです手に入りやすいです。苗からの育て方は種からの育て方のように発芽させる手間がないので簡単です。ナデシコの苗を購入してきたら、できるだけ早く植え替えた方が良いです。

苗はポットに植えられていることが多いので、そのままにしているとナデシコには窮屈になってしまいます。ですので、植えれる日に買いに行くのをします。植え付けれたら水を与えましょう。その後の育て方で注意したいことは害虫です。順調に育って花が咲く頃になると虫が出やすくなるので、新芽を食べられないように殺虫剤を撒いておくなどの予防をしておきましょう。

ナデシコの鉢植えやプランターでの育て方

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ナデシコは鉢植えやプランターで育てることができます。大きくならない植物なので、広い場所がいらないため、ベランダなど小スペースでも育てることが可能です。ナデシコは草丈が20cmくらいのものが多いので小さな鉢でも育てることが可能です。育て方はどれに植えてもほとんど変わりません。

育て方の中で気をつけたいことは、基本的に雨に弱いので、長雨に当たらないところに置いたり、蒸れてカビやすいので風通しを良くしたり、終わったお花は早めに摘み取ることなどです。

ナデシコはお花が終わるとシワシワになって、そこが群れるとカビが発生するので、終わったお花はできるだけ早く摘み取ると良いです。お花が咲いている時は水やりの際に水が当たらないように注意すると綺麗に長持ちします。

ナデシコの育て方に必要な切り戻しの方法

ナデシコは蒸れやすいので切り戻しをする必要があります。時期としては梅雨入り前に行うのがです。

梅雨に入って長雨にさらされると株が傷みやすくなったり、カビが発生しやすくなってしまいます。そうならないために、お花が終わった梅雨入り前に切り戻しを行います。一年草タイプであれば、お花が咲けば後は枯れるだけなので切り戻しは必要ないですが、宿根草タイプや2年草タイプは切り戻しを忘れないように注意しましょう。

切り戻しはカビなどを防ぐ他に、株がひょろひょろになるのを防ぐこともできます。切り戻しを行わないと伸びきってひょろひょろになって倒れてきてしまったりするので、切り戻しを忘れないようにしましょう。切り戻した後の育て方で気をつけたいのは肥料を施すことです。切り戻した株は成長するため栄養を欲するので、肥料を施してあげてください。

季節別ナデシコの育て方

ナデシコのお花が咲くのは春ですが、そのほかの季節はどのように育てるのか。夏の暑い時はどうするのか。秋に咲くタイプもあるのか。冬はどう越したら良いのか。など育て方の違いがでてきます。それぞれの季節の育て方の違いについてご説明します。

春はナデシコにとって、花を一生懸命咲かせる時期です。春は気候も温暖で、生育に適している季節です。春のナデシコの育て方で気をつけたいのは、花がらつみを怠らないことです。ナデシコの花は、綺麗に咲いた後、徐々にしわしわになって枯れていきます。そのため、終わったお花を早めに摘み取ることが大切です。

花がらをそのままにしておくと、無駄に栄養を取られるだけではなく、枯れたお花にカビが発生したりします。そうすると、綺麗に咲いているお花などにうつったりするなどの悪影響がでてきます。

そのため、終わったお花は早めに摘み取りましょう。手間のかかる作業ですが、花がらつみをする育て方としない育て方では、見た目の綺麗さはもちろん、花数にも違いがでてくるのでこまめに取り組みましょう。

夏のナデシコの育て方で注意したいのは、なんといっても暑さと雨です。ナデシコは基本的に暑さに弱いです。暑いとふにゃふにゃになって枯れてしまうことも多いです。1年草タイプであれば夏を越すことはなく、枯れるのが通常なので気にすることはありませんが、宿根草タイプや2年草タイプは夏を越して秋に花をつけるため、夏越しは大切になってきます。

暑い夏の時期は半日陰などの風通しの良い日陰で育ててあげることをします。秋になって日差しのキツさなどが和らいできたら、柔らかい日が当たるところなどで管理しましょう。また、夏に入る前に梅雨がありますが、梅雨時期になる前に切り戻しを行います。切り戻しを行う事で、風通しが良くなるので夏も越しやすくなります。

秋は四季咲きのナデシコなどは花を咲かせる季節になります。2年草や宿根草タイプは咲くものもあれば咲かないものもあります。咲けばラッキーと思うといいでしょう。四季咲きタイプは秋の涼しくなってきた頃に花を咲かせるのでその前に肥料を施しておくと花つきが良くなったりします。

育て方のポイントは温度が下がりすぎると枯れたり、休眠期間に入ったりするので、急激に気温が下がるような日は暖かいところに移動させておくと株が傷みにくいです。気温が下がっていくと宿根草は休眠状態に入っていきます。地上部が枯れていきますが、根は生きているので間違えて捨てないように注意しましょう。

冬のナデシコの育て方のポイントは、凍結や雪に気をつける事です。多年草タイプは地上部も残っているので雪に当たると傷んでしまうので注意しましょう。また、多年草タイプでも宿根草タイプでも根が凍ってしまうと枯れることが多いので注意が必要です。土が凍るほど気温が下がる時は室内の風通しの良いところに移動させてあげるといいでしょう。

寒さに強い品種もあるので、花壇などに植える場合はそちらを植え付けるようにすると枯れずに済むでしょう。なかには−10度まで耐えられるようなナデシコもあるのでそちらがです。寒いので室内ばかりで育てると徒長して花がつかなくなってしまうので、できる限り外で管理できるように霜よけなどを用意しておくと良いです。

ナデシコの地植えでの育て方

ナデシコは地植えにすることもできます。地植えにする場合は種まきを行うか苗を購入して植え付けるか、どちらでも可能です。地植えにする場合の育て方のポイントは霜が当たるようなところは避けることと、排水性の良い土に植えることです。ナデシコは蒸れやすいので乾燥気味に育てることをします。

ナデシコは日本に自生しているくらいなので育て方も簡単で、育て方を間違わなければ誰でも簡単に花を咲かせることができます。ですので、最初に植える場所が合っていればたくさんの花を咲かせてくれるでしょう。しかし、最初から間違った水分が多い土などに植えてしまうとうまく育たなくなってしまうので、場所選びはナデシコの育て方の中でとても重要です。

ナデシコは育てやすいお花!

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ナデシコは古くから日本で愛されている植物です。たくさん自生もしているので見かけることも多いでしょう。平安時代には特に愛されたお花で、大和撫子という言葉もできたくらいです。

ヤマトナデシコは清楚でおしとやかな女性という意味があります。ナデシコの可憐さや、愛らしさなどを女性に例えられています。ナデシコは可愛さなどもの理由の一つですが、育て方が簡単なのもの理由の一つです。

基本的な育て方さえ覚えていれば、たくさんの種類を育てることができます。ナデシコを育て方ことがない人も、たくさん育てた方も、この機会にぜひナデシコを育ててみてください。ナデシコの魅力をたくさん知ることができるでしょう。
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