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種類別さくらんぼの育て方
さくらんぼといえば初夏にのある果実ですが、値段が高いものがほとんどで育て方も難しいのではないかと思われがちです。そのようなさくらんぼの種類にはどのようなものがあるのでしょうか。さくらんぼの種類によって育て方は変わってくるのか、時期や育て方にはどのようなものがあるのかご紹介します。
さくらんぼの知識を深め、自分でさくらんぼを育てることの楽しみや収穫する楽しみを見つけてみましょう。
さくらんぼの知識を深め、自分でさくらんぼを育てることの楽しみや収穫する楽しみを見つけてみましょう。
佐藤錦
山形県東根市の佐藤栄助さんが育てたさくらんぼの品種になります。やわらかめの果肉は口当たりもよく、最近では大きい粒の佐藤錦も作られるようになりました。甘みと酸味のバランスが良く最高級のさくらんぼとしても有名な品種です。
ナポレオン
佐藤錦の交配元でもあるナポレオンは、ジューシーな肉質をしているため、加工品などによく使われる品種です。ナポレオンが完熟した時の紅色の美しさと味の濃さが魅力的なさくらんぼです。
紅秀峰
大きさが8グラムから9グラムと大きな部類に入る品種である紅秀峰は、日持ちが良く甘みの強いさくらんぼで、7月くらいから収穫できるようになります。糖度も20%前後と高く酸味の少ない事が特徴です。
紅さやか
佐藤錦とセネカの交雑によって生まれた品種の紅さやかは、極早生のさくらんぼで収穫時期が6月上旬となっています。
紅てまり
佐藤錦とビッグという品種のさくらんぼを交配して育てた品種で、大粒で鮮やかな濃紅色をしています。10グラムという大粒の果実は糖度も高く、17度から20度もあり濃厚な味が魅力のさくらんぼです。収穫時期は7月上旬と晩生種になります。
南陽
ナポレオンの自然交雑によって選抜された品種である南陽は山形県天童市で発見されました。大粒の部類のさくらんぼで、実は黄みがかった赤で果肉は硬めになり、酸味が少なく味は良好な品種です。
高砂
明治5年に北海道の開拓にともない導入された品種です。大粒にはなりませんが糖度は13度から15度と高く、やわらかい肉質で種の大きいさくらんぼです。
月山錦
中国から導入されたさくらんぼの品種で、果肉は硬くやわらかくなりにくいのが特徴です。他のさくらんぼと違い、皮部分が鮮やかな黄色になります。糖度も16度から18度にもなり、大きな粒の魅力的なさくらんぼです。
さくらんぼの種類には時期や日持ちなど気をつけよう
[no_toc]さくらんぼの種類はたくさんありますが、さくらんぼ農園などでしか味わえないような日持ちせずにスーパーなどには出回らないタイプのさくらんぼもあります。美味しいものは劣化が早いのでさくらんぼを育てた時は早めに収穫し味を楽しみましょう。
さくらんぼの育て方に必要な剪定のやり方
さくらんぼの剪定は植え付けの時期からはじまります。苗木として育ったさくらんぼの木を未熟な部分である枝先を切ります。上の部分を曲げてみてグイグイと曲がる部分は切ってしまった方がさくらんぼの枝が成長しやすくなります。
植え付けてから1年目の秋ごろにもう一度剪定をします。真っすぐに伸びた主枝の先端部分は切り落とし、主枝に生えていた元気がある側枝も切り落とします。この時、残された他の側枝は40度から45度までの角度になるように地面から紐などで引っ張ります。
枝の残し方は下向きに枝が来るように上に生えている枝は間引きしてしまいます。枝先も短くつめることで枝の育て方が変わり、元気になります。
上から見た時に放射状になるように主枝を調整しましょう。これは日当たりをよくすることにもつながります。
植え付けてから1年目の秋ごろにもう一度剪定をします。真っすぐに伸びた主枝の先端部分は切り落とし、主枝に生えていた元気がある側枝も切り落とします。この時、残された他の側枝は40度から45度までの角度になるように地面から紐などで引っ張ります。
枝の残し方は下向きに枝が来るように上に生えている枝は間引きしてしまいます。枝先も短くつめることで枝の育て方が変わり、元気になります。
上から見た時に放射状になるように主枝を調整しましょう。これは日当たりをよくすることにもつながります。
剪定の注意点
若い木の内は枝を残しておくこともさくらんぼの木の育て方にとって大切な事です。なるべくたくさんの実がなるように枝を残しておきたいものですが、枝のバランスや強さを考えて極端に伸びているものは間引くことも育て方のポイントになります。
養分の行き渡りをバランスよくするために枝の大きさや太さは一定にすると枝の育て方にも違いが出てきます。バランスをとりたいからといって、急に太い枝を切ってしまうと枯れてしまう原因にもなりますので気を付けてください。
養分の行き渡りをバランスよくするために枝の大きさや太さは一定にすると枝の育て方にも違いが出てきます。バランスをとりたいからといって、急に太い枝を切ってしまうと枯れてしまう原因にもなりますので気を付けてください。
さくらんぼの種からの育て方
さくらんぼを種から育てる育て方もありますが、花に飛んできた別の花粉との交配で実ができるためどのような品種になるのかわからずすることはできません。さくらんぼの種から育てる実験によれば、1000粒植えて芽が出たのは1つだけという結果になりました。なかなか発芽しないため、さくらんぼは苗木での育て方をします。
どうしても種からさくらんぼを育てたい場合
種からの育て方ですが、さくらんぼの種は食べた後キレイに洗います。その際水の中で浮いてくる種は発芽しない種ですので捨てましょう。種を選別したら5度以下の湿った土の中に3ヶ月くらいねかせます。これは冬の寒さを種に覚えさせることで、暖かくなり発芽をしやすくするためです。
2月くらいには種を取り出し、植えたい場所へ植えます。春先ごろに一度硬い種を割ってみることもです。種の中が液状になっているとその種は芽を出しませんので捨てましょう。
さくらんぼは芽を出しても一つの木だけでは受粉しません。同じくらいの開花時期にあるさくらんぼを一緒に植えることで実ができる確率が上がります。
さくらんぼの種が発芽しても、きちんとした実をつけるまでには数年かかります。気長に待つしかありませんが、さくらんぼを育てることの楽しみのひとつでもあります。
2月くらいには種を取り出し、植えたい場所へ植えます。春先ごろに一度硬い種を割ってみることもです。種の中が液状になっているとその種は芽を出しませんので捨てましょう。
さくらんぼは芽を出しても一つの木だけでは受粉しません。同じくらいの開花時期にあるさくらんぼを一緒に植えることで実ができる確率が上がります。
さくらんぼの種が発芽しても、きちんとした実をつけるまでには数年かかります。気長に待つしかありませんが、さくらんぼを育てることの楽しみのひとつでもあります。
さくらんぼの苗木からの育て方
さくらんぼは種よりも苗木の方が育て方が簡単です。秋に植える「秋植え」と春に植える「春植え」がありますが、落葉の時期でもある秋植えの方が生育もよく育て方が楽になります。さくらんぼの根の育て方には空気が必要になります。なるべく空気を取り入れるためにも水はけのよい土に植えることが必要です。
さくらんぼの育て方で注意することは植える土地や気候です。風が多い場所も花が散ってしまう事もありますので気をつけなければいけません。雪が多い地域ですと野ネズミなどに襲われる可能性もありますので、苗木の周りの草などを短く刈るなどして野ネズミを寄せ付けないような対策が必要になります。
地面が凍るような土地であれば秋植えではなく、雪が解けた後の春植えにするとよいでしょう。
さくらんぼの育て方で注意することは植える土地や気候です。風が多い場所も花が散ってしまう事もありますので気をつけなければいけません。雪が多い地域ですと野ネズミなどに襲われる可能性もありますので、苗木の周りの草などを短く刈るなどして野ネズミを寄せ付けないような対策が必要になります。
地面が凍るような土地であれば秋植えではなく、雪が解けた後の春植えにするとよいでしょう。
植え方
植えるための穴は直径が80センチ、深さ60センチから80センチぐらいの大きな穴を掘ります。穴の底に腐葉土と水はけのよい土を混ぜたものを敷き、深くなり過ぎないようにさくらんぼの苗木を植えます。
苗木の育て方のポイントとして、植えた根の隙間にも細かい土を入れてやり、隙間が空きすぎないようにします。これは空気の隙間がありすぎるとさくらんぼの苗木が枯れてしまうためです。
生育をよくするためにリン酸肥料とカルシウム肥料をいれてあげると育ち方が良くなります。他にもさくらんぼの根が乾燥し過ぎるのを防ぐためにワラを敷いたり黒マルチを敷くなどをするとよいでしょう。
苗木の育て方のポイントとして、植えた根の隙間にも細かい土を入れてやり、隙間が空きすぎないようにします。これは空気の隙間がありすぎるとさくらんぼの苗木が枯れてしまうためです。
生育をよくするためにリン酸肥料とカルシウム肥料をいれてあげると育ち方が良くなります。他にもさくらんぼの根が乾燥し過ぎるのを防ぐためにワラを敷いたり黒マルチを敷くなどをするとよいでしょう。
植える間隔と実がなるまでの年数
植える間隔は、木が大きく成長することも考えて4メートルから5メートル間隔で植える事をします。育て方にもよりますが、大きくなってきてもすぐにはさくらんぼの実をつけてくれるわけではありません。上はじめて4年ぐらいで花が咲き実がなりますが、大きな成木になるのには10年も年数がかかってしまいます。
実をつけるためには
苗木の育て方で実をつけるのに一番大切な事とは、さくらんぼは自家結実受粉しにくい性質があるという事を知ることです。同じ時期に開花するさくらんぼの品種と一緒に植えることで、受粉しやすい環境を作ることも育て方のポイントになります。
人工授粉などの手間もかけてあげると植えた後の育て方に違いがでます。一工夫をすることで、さくらんぼに愛着もわきますし大切に育てることにもつながります。
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人工授粉などの手間もかけてあげると植えた後の育て方に違いがでます。一工夫をすることで、さくらんぼに愛着もわきますし大切に育てることにもつながります。
さくらんぼの鉢植え・プランターでの育て方
さくらんぼの鉢植えでの育て方のポイントは、さくらんぼの苗木の大きさよりも二回りくらい大きくて底が深い鉢を用意することと水はけのよい土を用意することです。小粒の赤玉土と腐葉土を7対3くらいの割合で混ぜて用意しておきましょう。
植え方
植え方、育て方のポイントですが、鉢の底にネットと軽石を敷いておきましょう。こうすることで水はけがよくなり根が腐ったり枯れたりすることを防ぐことができます。
次に鉢の底から半分ほどの高さまで水はけのよい土をいれ、苗木の根についている土をもみほぐした後に中心に立てるように置きます。苗木の周りに土をかぶせ、根の周りにもきちんと土を振り入れましょう。
鉢のふちを2センチほど残して土を入れた後には水をたくさん与えます。土と根をなじませ、苗木が固定されたら完了です。
苗木が細く不安定な時には支柱をたててあげると良いでしょう。
次に鉢の底から半分ほどの高さまで水はけのよい土をいれ、苗木の根についている土をもみほぐした後に中心に立てるように置きます。苗木の周りに土をかぶせ、根の周りにもきちんと土を振り入れましょう。
鉢のふちを2センチほど残して土を入れた後には水をたくさん与えます。土と根をなじませ、苗木が固定されたら完了です。
苗木が細く不安定な時には支柱をたててあげると良いでしょう。
肥料
鉢植えのさくらんぼの育て方のポイントは肥料の与える時期です。5月ごろに有機肥料やリン酸肥料やカルシウム肥料などを与えると苗木の生育が良くなります。
さくらんぼを害虫から守る育て方
桜の仲間であるさくらんぼの木は害虫などに狙われやすく、育て方に注意が必要です。カイガラムシやアブラムシなどといった虫もいますし、幹に入り込み木の成長をとめてしまうダニのような虫類は農薬などが効きにくいため駆除することが難しくなってしまいます。
害虫は年中発生するので、害虫に合った薬をまくことが必要になってきます。他にも見つけたらすぐに駆除できるようにしなければいけません。育て方も大切なことですが害虫の駆除もさくらんぼの苗木にとって枯れないようにするために大切な事になります。
害虫は年中発生するので、害虫に合った薬をまくことが必要になってきます。他にも見つけたらすぐに駆除できるようにしなければいけません。育て方も大切なことですが害虫の駆除もさくらんぼの苗木にとって枯れないようにするために大切な事になります。
病気知らずのさくらんぼの育て方
さくらんぼの病気には炭疽病のように幹が黒くなってしまうものや灰星病のように果実に感染する病気などさまざまあります。根に感染するような病気は見つけにくいので気をつけなければいけません。
病気の場合もきちんと薬を散布することで防ぐことができるものもありますが、被害を最小限に抑えるためにも定期的にチェックすることが大切です。
病気の場合もきちんと薬を散布することで防ぐことができるものもありますが、被害を最小限に抑えるためにも定期的にチェックすることが大切です。
さくらんぼの肥料を使った育て方
さくらんぼの育て方で大切な肥料は、カルシウム肥料やリン酸肥料などがありますが、他にも発酵油かすのような有機肥料も生育が良くなりますので与えると良いでしょう。
地植えの場合、水やりは乾燥した日が続いたときや、日照りが続くときなどに与えるだけで大丈夫ですが、肥料は2月と10月の2回程与えましょう。鉢植えの場合、水やりは土の表面が乾いていたらたくさん与え、肥料は5月ごろに一度与えましょう。
地植えの場合、水やりは乾燥した日が続いたときや、日照りが続くときなどに与えるだけで大丈夫ですが、肥料は2月と10月の2回程与えましょう。鉢植えの場合、水やりは土の表面が乾いていたらたくさん与え、肥料は5月ごろに一度与えましょう。
さくらんぼを育てて収穫まで楽しもう
さくらんぼの育て方は、定期的に生育状況を確認することが大切です。自分で育てたさくらんぼの苗木が実をつけるまでには長い年数がかかりますが、大切に育てたさくらんぼを収穫できるようになった時には喜びもひとしおです。さくらんぼの毎日の手入れが日課になるように楽しく栽培しましょう。