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雑草の名前を調べる方法・特徴別の雑草の名前|庭/道端

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雑草の名前を調べる方法・検索方法

雑草の名前を調べるのはとても難しいです。雑草の特徴や生えている場所を手掛かりにして、名前を調べられるサイトを利用すると見つけやすいでしょう。パソコンやスマホを使って検索してみましょう。

ここでは、代表的な雑草の名前や特徴を写真付きでご紹介します。

季節別によくある雑草の名前

春「オオバコ」

オオバコは公園や道端でよく見かける雑草です。日当たりの良い場所に生える多年草で、草刈りをしても翌年の春には芽を出す強い雑草です。春から秋にかけて発生します。葉が大きくて広い事からオオバコと名前が付けられました。

4~9月に高さ10~50cmの花茎を伸ばして、白色の花を咲かせます。種子は黒色で、表面を触ると粘液を含んでベタベタしています。靴の裏などに付きやすいので、人の歩いた場所によく育成しています。

ツボミオオバコやセイヨウオオバコがありますが、名前が似ていますが違う種類です。

夏「ヨモギ」

畑や土手など、幅広い場所に自生する多年草ヨモギは、早春の若葉はとても良い香りがして、草餅に使用され、食用としても親しまれている雑草です。モチグサの名前を持ち、葉の裏側の毛からモチグサを作ったり、傷口に葉を揉んでつけると、止血作用もある雑草です。

ヨモギは細く長い地下茎を持ち、野原などに群生します。草丈は50~100cm位で、葉の先が枝別れをして、秋になると褐色色の小さな花をたくさん咲かせます。

最も育成期になる夏は、葉を茂らせてグングン成長します。

秋「ヒメジョオン」

ヒメジョオンは、公園や畑で見ることのできる雑草です。北アメリカ原産の雑草で、ヤナギハヒメギクと言う名前でも呼ばれています。主に秋に発生して越冬をし、茎は直立型で30~100cm位に成長して夏には白い花を咲かせます。

似た名前のハルジョオンがありますが、春に花がついて開花時期が異なります。種子は綿毛になり風にのって飛ばされて繁殖していきます。

冬「ナズナ」

春の七草で親しまれている雑草で、平地や道端などで見かけることが多いです。アブラナ科の植物で、冬季の野草として昔から重宝された種類です。春から初夏にかけて種子が地面に落ち、しばらく休眠してから秋ごろに発芽して、冬になるとロゼット型に成長して越冬します。

春になると茎が生えてきて、10~50cm位に成長します。3~6月ごろ白くて小さな花を咲かせ、花は下から咲いていきます。結実した果実は、扁平のハート形をしています。

振ると音が鳴ることから、三味線に見立ててペンペン草の名前でも親しまれています。

多くの種子を付ける雑草なので、とてもよく増えあっという間に野原一面ナズナに覆われる事もあるでしょう。

特徴別の雑草の名前

背が高い「ヨウシュヤマゴボウ」

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西洋から入ってきた山ごぼうです。アメリカヤマゴボウの名前ももち、アメリカでは果汁を潰すと紫色の汁が出ることから、インクベリーとも呼ばれています。ヨウシュヤマゴボウは、道端や空き地などに生えており、赤みを帯びた茎を1~2m伸ばす大型の雑草です。

根はとても太く丈夫で、総状花序を斜上して出し5mmの花を付けます。淡い赤色帯びた白い花を咲かせます。有毒植物なので食用にはなりませんが、果実の果汁は染料として使われます。

明治時代に入ってきた雑草ですが、あらゆる所で増殖して野鳥のエサにもなっています。

ツタ「クズ」

クズは、秋の七草で知られているつる性の雑草です。クズのでんぷんは葛湯やくず粉として食べられ、根の部分は葛根湯として風邪薬に使用されています。クズはとても繁殖力が強く、つるを伸ばしてグングン成長します。

フェンスなどに絡まり成長して、10m以上に成長します。全体的に細かい毛を生やして、根元は木のようなたくましい形をしています。

地下茎の根は長芋のように太く、長さは1.5m位あります。

秋になると紫色の甘い香りのする美しい花を咲かせ、花が咲き終ると葉の部分が紅葉して枝豆のような実を付けます。

つる性「カラスノエンドウ」

庭や道端など、日当たりの良い所に生える雑草です。マメ科の雑草なので、エンドウ豆のような紫色の花を咲かせます。熟成したさやが、カラスのような色なので名前が付けられた説と、姿形がよく似たスズメノエンドウに比べて大きい事から、名前が付けられた説があります。

カラスノエンドウは種子で繁殖をして、細長い葉をたくさんつけて先頭には3つにわかれた巻きひげをつけます。茎は四角く根元で何本かに分れて、つるのように成長していきます。3~6月に紫色の花を付けて花が枯れるとサヤをつけます。

サヤは熟成すると破裂して、中から多くの種を飛ばします。似た種類で、スズメノエンドウやカズマグサの名前を付けた雑草があります。

綿毛「セイヨウタンポポ」

野原や道端などで、見ることのできるセイヨウタンポポは、多年草でヨーロッパ原産の雑草で、在来種のタンポポより多く見かけるようになりました。葉の部分は食用になり、草を乾燥させると薬用にもなる雑草です。

秋に発生してロゼット型で越冬し、地下の深い根から羽状の葉っぱを形成します。やがて4~5cmの黄色い花を咲かせ、綿毛部分の果実は2~4mm程度の冠毛が付き、風にのって飛ばされていき繁殖します。

日本在来のタンポポとの違いは、花の総包外片(ガク)が茎の時から反曲することで判別ができます。綿毛といったらタンポポをイメージする位、とても身近な雑草です。

イネ科の雑草の名前

エノコログサ

日当たりの良い空き地や、道端などで見ることのできる雑草です。一年草で、猫じゃらしの名前でも親しまれている雑草です。アワの原種として利用され、穂の形が子犬の尻尾に似ていたことからこのような名前になりました。

春から夏にかけて育成して、幼苗はメヒシバによく似ています。夏になると茎の先に円柱状の穂を出して、開花後には種子を結実させます。秋の夕日に照らされると、多く群生したエノコログサが美しく輝きます。

ススキ

名前の由来は、スクスク育つことからつけられました。日本各地に分布しており、8~10月に開花します。日当たりの良い所に群生し、空き地や土手などで多く見られます。

大きな株は1~2mにもなり、花序は長さ15~30cmで枝を放射状にします。

葉は緑色の細い形をして、長さ50~80cmもある大型雑草です。秋の七草でも親しまれ、お月見シーズンになると花瓶に飾って中秋の名月を鑑賞します。

場所別によくある雑草の名前

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庭「カタバミ」

庭に多くみられる多年草で、春から夏に発生します。中さ10~30cmのほふく根が枝分かれして、草取りをしても根が切れやすく、完全に除草するのは難しい種類です。繁殖力はとても強く、葉は複葉で長い葉柄の先にハート形の葉が三枚ついています。

春から秋にかけて、黄色い小花を咲かせ果実を付けます。果実は熟成すると破裂して、中から多くの種を弾き飛ばします。

葉の色が緑色のものをカタバミと呼び、紫色の葉を持つ種類を赤カタバミと呼びます。

道端「オランダミミナグサ」

道端なので見られるオランダミミナグサは、ヨーロッパ原産の雑草です。秋になると生えてきて、幼苗の葉は縁の広い楕円形をしています。葉はとても柔らかく、表裏に細かい白い毛が密生しています。

成長すると枝分かれをして、10~30cmの高さになります。茎は緑色か赤色になり、全体にけが密生しています。

茎を触るとベタベタとした感じで、3~5月ごろになると白花を咲かせます。

6月になると花は枯れて実を付けます。黄色い色の種子をもった果実が実り、5~10個の種をまき散らします。

雑草には名前がある

普段、雑草とひとくくりにして呼びますが、雑草には一種類ずつ名前がありました。雑草は海外から来た外来種が多く、どれも繁殖力がとても強かったです。ご紹介した雑草は、身近に見られる種類を厳選しました。

よく見かける雑草の名前を覚えて、庭に生えている雑草を観察してみましょう。
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