cms-import-kajikko-wp

【場所別】重曹でのカビ取り方法・壁|スプレー/水/酢

[allpage_toc]

重曹でのカビ取り方法

湿気の多い日本では、掃除の際にカビに悩まされている方は大変多いことでしょう。浴室やお手洗いなどの水回りは一年中湿気がこもってカビが繁殖しやすくなりますが、それだけではなく、冬場は結露が発生して湿った窓のサッシや壁、床などにもカビが繁殖しやすくなります。

そこで、お掃除の万能アイテムである重曹を使ったカビ取り方法を、場所別、方法別にご紹介していきましょう。

カビ取りに重曹にあわせるもの

お掃除の万能アイテム重曹ですが、重曹だけで使うよりも水や酢、クエン酸を加えることでよりカビ取り効果がアップします。それぞれの効能を見ていきましょう。

重曹+水スプレー

重曹にぬるま湯を加えた重曹水は弱アルカリ性で、皮脂汚れや油汚れなど酸性の汚れを落とすのに最適です。使うときは、汚れに吹きかけ、水でぬらした布でこすり落とします。家具などを痛めることがないので、家庭内で幅広くお掃除に使用できます。

【重曹水スプレーの作り方】

・用意するもの
スプレーボトル1個
42℃前後のぬるま湯100cc (65℃以上のお湯を使うと強アルカリ性になってしまうので注意してください)
重曹 小さじ1

・作り方
スプレーボトルに重曹を入れ、ぬるま湯を注いでよくかきまぜる。
重曹が溶けたら完成。

重曹水の水は腐るので、保存期限は1週間~10日程度が目安です。また重曹水は、キッチン周り、冷蔵庫内、コーティングされた家具、お風呂場の排水口周り、プラスチック製品、などに使えます。重曹水スプレーで掃除をした箇所は重曹が白く残るため、スプレーした後は必ず水拭きしましょう。

重曹+酢スプレー

重曹がアルカリ性なのに対し、酢は酸性です。酢が雑菌の繁殖を防止し、汚れを溶かして剥がす働きをしてくれます。一方で、重曹は汚れを中和して分解する働きをしてくれます。重曹に酢を混ぜると起こる発泡作用を掃除に利用することもできます。キッチンの水回りのカビやお風呂場の排水溝、トイレの頑固な汚れなどに効果があります。

【酢水スプレーの作り方】

用意するもの
スプレーボトル 1つ
酢50ml
水100ml

・作り方
酢と水をスプレーボトルに入れて、軽く振って混ざれば完成

・使い方
酢水スプレーをした後に重曹をふりかけて、再度その上から酢水スプレーをして約一時間待ち、汚れを洗い流すか拭き取ります。汚れがひどい場合は歯ブラシなどで擦りましょう。

重曹+クエン酸スプレー

重曹とクエン酸を混ぜると炭酸となり、炭酸の発泡はお掃除の効果を発揮してくれます。特に毎日使う浴室の汚れ。浴槽の汚れは皮脂や汗が流れたもので酸性の汚れになるので、浴槽掃除にはアルカリ性の重曹でお掃除すると効果があります。洗い場の汚れは石けんやシャンプーのアルカリ性の汚れになるので、酸性のクエン酸が効果的です。というわけで浴室掃除には重曹とクエン酸が大活躍です。

【重曹クエン酸スプレーの作り方】

・用意するもの
水100ml
クエン酸を小さじ1~2杯
重曹 適量

・作り方
クエン酸と水を混ぜてクエン酸水を作る。

・使い方
1.退治したいカビや汚れに重曹を振りかける。
2.しばらく置いてから、再度振りかけた重曹にクエン酸をかける。
3.炭酸シュワシュワっとが発生し汚れが落ちるのを待つ
4.水で洗い流す。

重曹クエン酸スプレーは、浴室以外にキッチンの排水口やトイレ掃除などにも使用できます。

壁の種類別重曹でのカビ取り方法

部屋の壁に突如現れるのがカビです。湿気の少ない時期でも気がつくと、壁にカビができていることってありませんか。壁にできたカビですが、壁の種類によって掃除方法が多少異なってきます。では、壁の種類別によるカビ取り方法をご紹介していきましょう。

タイル目地のカビ取り

毎日使う浴室やトイレのお掃除。部屋一面に貼られたタイルの掃除は大変です。スポンジで表面の汚れは落ちても、タイルの目地にできたカビを取るのは一苦労です。そんなときに便利なのが重曹と水を合わせた重曹ペーストです。

・重曹ペーストの作り方
重曹と水の体積比を水2:1でよく混ぜる


・タイル目地のカビ取り方法
1.使い古した歯ブラシや専用のタイル目地ブラシに重曹ペーストをつけ、タイルの目地をこする
2.スポンジなどでタイル全体をこすって汚れを落とす
3.水で汚れをよく洗い流す(お湯を使うとカビ発生の原因になります)
4.換気をして、浴室内を乾燥させましょう。

壁紙のカビ取り

[no_toc]
模様替えや引っ越しなどで家具を移動させると、壁に黒い斑点のようなものが付いているのを見たことはありませんか?黒い斑点の正体はカビです。一度壁紙にカビが発生すると、どんどん繁殖してしまうので、放っておくと大変なことになってしまいます。

壁紙のカビ取りには、重曹と酢が効果的です。酢特有のツーンとした匂いが気になりますが、数時間で消えるので問題ありません。また重曹はカビの餌となる汚れを分解してくれ、カビの発生予防効果もあるのでです。ただし木材の壁には使えません。

・カビ取り方法
1.酢を含ませた古布などでカビを拭き取る
2.重曹スプレーを吹きかける
3.きれいな布で拭き取る

小さなお子さんのいる家庭でも、酢や重曹などナチュラル素材のもので掃除すると安心なので、です。

場所別 重曹でのカビ取り方法

お掃除の万能アイテムである重曹は、おうちのありとあらゆる場所のお掃除に大活躍です。ですが、掃除する場所によっては、重曹の使い方を用途に合わせて変えるとさらに効果的になります。では、場所別の重曹でのカビ取り方法をご紹介していきましょう。

トイレタンクのカビ取り方法

普段はあまり掃除しないトイレタンクですが、常に水が溜まっている箇所なので、定期的に掃除をしないとカビが発生してしまいます。トイレタンクのフタが外せるようであれば、タンク内のお掃除も重曹でできます。

・用意するもの
重曹
トイレ用中性洗剤(酸性や中性の洗剤はタンクを傷めるので使用できません)
ゴム手袋(手荒れ防止のため)
スポンジ
使い古しの歯ブラシ

・カビ取り方法
1.掃除前に水栓を止める
2.タンクのフタを外す
3.水栓した状態でレバーを回してタンク内の水を抜く
4.タンク内部に中性洗剤をかけて、スポンジで汚れを落とす
5.水をかけて汚れを流し落とす
6.汚れが落ちたらフタを戻し、水栓を開けて水を入れる
7.タンク内にカップ1杯ほどの重曹を入れておく

定期的にトイレタンクの掃除をし、月に1度はタンク内を重曹で掃除するとトイレタンクをきれいな状態に保つことができます。

浴室のカビ取り方法

重曹での浴室のカビ取りは、専用の洗剤に比べると時間がかかりますが、安全にきれいにカビを取り除くことができます。

・カビ取り方法
1.酢:水が1:10の酢水スプレーをつくる
2.カビの箇所にスプレーする
3.重曹の粉末をふりかけて発泡させる
4.再度上から酢水をスプレーする
5.古い歯ブラシですりこむようになじませ、ラップをかけて3~4時間ほど放置する
6.汚れを洗い流したあと、よく乾燥させる

頑固なカビでも、重曹と酢の天然成分で十分に取り除くことができるので、ぜひお試しください。

窓のゴムパッキンのカビ取り方法

窓枠のゴムパッキンは結露になると、どうしてもカビが発生してしまいます。結露を防ぐのが一番ですが、完全に防ぐことはできません。窓枠にカビを見つけたら、重曹を使ってできるだけ簡単にカビ取りできる方法をご紹介していきましょう。

・窓ゴムパッキンのカビ取り方法
1.重曹とクエン酸を1:1の分量で混ぜ合わせる
2.混ぜ合わせた粉をカビの上に振りかける
3.その上から発泡するまでスプレーボトルで水を吹きかけ、30分ほど放置する
4.古布などでカビを拭き取る

この方法は、窓サッシのゴムパッキンだけでなく、浴室のゴムパッキンのカビ取りにも効果的です。

カビ取りには重曹と酢とクエン酸

いかがでしたでしょうか。今回は、掃除の大敵であるカビ取り方法をご紹介していきました。市販のカビ取り用洗剤もありますが、重曹や酢、クエン酸といったお家にあるものを使えば安価で、用途に応じた洗剤を手作りすることができます。また重曹は天然素材なので、誤って子供やペットが口にしても健康を害することはありません。

いままで気になっていても手を付けられずにいた家のカビがあれば、ぜひ重曹を使ってカビ取りしてみませんか。
モバイルバージョンを終了