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花咲くサボテンの種類・時期・咲いた後どうなるか・花屋

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魅力溢れるサボテンの世界を知ろう!

サボテンと聞くと、チクチクとした棘と乾燥に強いというイメージを持つ人が多く、意外にも、サボテンの花は小ぶりで可憐なものから、鮮やかで美しい大輪の花とサボテン自体の姿からは想像できないでしょう。さらに、そのさまざまな姿や色の花にも花言葉があります。そこで、魅力溢れるサボテンの世界を紹介していきますので、参考にしてください。

サボテンとは?

サボテンとは、南北アメリカとその周辺に自生する多肉植物の1種であり、サボテン科に属する植物の総称です。サボテンは、刺座(棘の生え際につく綿毛のようなもの)やアレオーレを持っているのが特徴となります。

サボテンは、乾燥した地域に自生し、2,000を超える種類が存在しその見た目はユニークなものが数多くあります。たとえばサボテンの代名詞ともいえる棘が無いもの、姿が柱のように細長いものや団扇のように平たいものなどがあります。

花咲くサボテンの種類

花を咲かせるサボテンを「花サボテン」と呼び、その種類もさまざまあります。ここでは、姿や色合いが特に美しい種類を紹介していきます。

コリファンタ属

「コリファンタ属」は、凸凹とした岩山のような姿をし、が真っ白な綿毛で覆われているものが多く、また特徴ともなっています。コリファンタ属のサボテンの花は、いずれも大きな整った形の美しい花を咲かせます。

代表的な品種に、「象牙丸」や「楊貴妃」があります。大輪の花を咲かせ、美しい姿をしているため、中には高価なもので数万円程度するものもあります。

テロカクタス属&テフロカクタス属

「テロカクタス属」と「テフロカクタス属」は、平たい姿や長細い楕円のような姿をしています。その扁平さとは対照的に、印象深い鮮やかな大輪の花を咲かせる種類が多くあります。代表的な種類に、「紅鷹」や「緋冠竜」、「大統領」などがあります。

エキノケレウス属

「エキノケレウス属」は蝦サボテンとも呼ばれることもあり、特徴的な緑色の雌しべから大きく美しい花を咲かせます。

「エキノケレウス属」は、小さな筒状のものから球状のものなどさまざまな姿をし、その刺は長く鋭いものから、逆にほとんどないものまであります。代表的な種類に、「美花角」や「大仏殿」があります。

花咲くのは奇跡?サボテンの種類

花を咲かせる花サボテンですが、中にはその花が咲けば奇跡といわれるものがあります。ここでは、数多くある種類の1つである「セレウス属」に分類される、「フェアリーキャッスル」をみていきます。

セレウス(フェアリーキャッスル)

「セレウス」属の1種である「フェアリーキャッスル」は、一般では電磁波吸収サボテンとして販売されていますが、この効果は科学的根拠はなく商業目的から呼ばれているといわれています。

「フェアリーキャッスル」の原種は不明であり、幼形のまま盛んに子吹きする石化種(成長点の異常により至るところから子吹きし現れることで、石のように見える状態)となります。

幼形のままで成長するため花を咲かせることはなく、花をつけるのは奇跡的に先祖返りしたときだといわれています。
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サボテンの花が咲く時期

多くの植物が花を咲かせるのは子孫を残すためであり、サボテンも同じになります。サボテンがその花を咲かす時期は、乾燥した砂漠の恵となる雨季です。

サボテンは砂漠のように水と栄養の乏しい場所で育ちます。そして、雨季に向けて休眠し、厳しい環境を乗り越えます。恵の雨を齎す時期になると休眠状態をやめ、水分を補給し生長します。この生長に大切な雨季を逃すまいと、サボテンはさまざまな美しい花を咲かせ、結実します。

サボテンの花を見かけにくいのは、夜に花を咲かせるものが多いためです。サボテンの花の受粉を手伝う存在であるコウモリや虫が夜行性のため、サボテン自体も夜に花を咲かせます。

特徴別!花咲くサボテン

サボテンには約2000種あり数多くある種類の中で、先に触れた4つの種類「コリファンタ属」、「テロカクタス属&テフロカクタス属」、「エキノケレウス属」の代表品種の特徴をみていきます。

コリファンタ属:象牙丸(花:黄色)

コリファンタ属の「象牙丸」は、サボテンの棘の見た目とその柔らかさにギャップがあり、があります。

象牙丸は、メキシコ原産のサボテンでモコモコの茎に鋭いトゲを生やています。この棘の見た目は鋭く硬そうですが、意外にも触ると柔らかいのが印象的です。また、夏の終わりごろに、モコモコの茎と同じくらいの大輪の花をに咲かせます。

テロカクタス属&テフロカクタス属:大統領(花:ピンク、深紅色)

「テロカクタス属」と「テフロカクタス属」の代表品種である「大統領」は、その名に恥じない直径9cm近くにもなる立派な大輪の花を咲かせます。

この花の中心部は深紅に染まり、とても目にも鮮やかで美しいでしょう。また、サボテンの高さが約7~8cmで花を付けるようになります。

また、「大統領」の性質は丈夫で、真夏の強い日差しに当てても問題ありません。さらに、冬の日差しが少ないときでも花をつけますので、室内の窓辺でも大丈夫です。

冬の窓辺は結露を起こすほど冷たいものですが、「大統領」は耐寒性があり、マイナス2度でも問題なく成長できます。

エキノケレウス属:美花角(花:濃いピンク色)

「エキノケレウス属」の「美花角」はその名のとおり、他のサボテンの花と一線を画す大輪で鮮やかな美しい花を咲かせます。その花の直径は10cm近くにもおよび、色濃くハッキリとしたピンク色の姿をしています。

さらに、一般的にサボテンの花は2~3日で萎れますが、「美花角」は1週間近く咲き、私たちの目を楽しませてくれます。

性質も強く、耐寒性もあります。ただ、 冬場にサボテンの胴体が黒紫色(あるいは褐色)になり、枯れたような姿になってしまいます。問題はなく、アレオーレの上が膨らみ、濃いピンク色の蕾が出ます。

サボテンの花が咲かない原因

サボテン自体は一般的には育てやすいといわれますが、その花を咲かせる際には失敗してしまうこともあります。

サボテンが花を咲かせない原因には、5つほど挙げることができます。ここでは、その原因を具体的に解説していきますので、育てるときの参考にしてみてください。

原因1:日光の過不足

先に触れたようにサボテンの花は、「夜」に咲きます。つまり、昼と夜の区別がきちんと必要になります。そのため、夜も割と明るくなってしまう街灯近くのベランダや窓辺は避けることが大切になります。

一方で、日差しが足りないのも成長の妨げになってしまいます。特に室内で育てている場合、1日に最低でも3~4時間は、日光に当てるようにしましょう。

原因2:水分の過不足

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サボテンは乾いた砂漠の地域に自生するため、体の内側に水分を溜めることができます。そのため、活動を抑える休眠期には、ほとんど水を必要としません。

ただし、全く水を必要としない訳ではないので注意してください。雨季の生育期には生長し花を咲かせたりするのに水分を必要とします。そのため、土の状態をチェックすることが大切となります。

原因3:株が未熟

サボテンの種類は約2000種近くに上りますが、その中には年を重ね大きく成長しないと花を咲かせないものもあります。たとえば、「月下美人」は5年ほど、「金鯱」はさらに約20年ほど育て続けないと花を咲かせません。

日常使いにしたい場合は短期間でよく開花する種類を選び、記念使いしたい場合には花を咲かせるのに長い年月を必要とするものなどとシーンに合わせて、購入してみてください。

原因4:根詰まり

サボテンは他の植物と比べて成長が比較的ゆっくりとしています。けれども、根を生やして大きくなっていくのは他の植物と変わらないので、鉢植えの場合は根詰まりを起こしやすくなります。

そのため、1~2年に1度の割合で新しい土に植え替えてあげましょう。

原因5:暖房による休眠不足

サボテンは、乾燥と昼夜の温度差が激しい砂漠地域で自生しているため、常に温かい場所だと花をつけるのには向いていません。

花を咲かせたい場合は寒さにあて、休眠させることが必要となります。室内に置いている場合は、風通しの良い暖房の風が直接当たらない場所で育てましょう。

サボテンは花が咲いた後どうなるのか

美しい花を咲かせるサボテンの花は、咲いた後には結実せずに花殻を散っていきます。多くのサボテンは、同じ親木から芽吹いた花と受精することはできません。

ただし、例外もあります。同じ親木から芽吹いた花の花粉を雌しべにつけるtことで、結実するサボテンがあります。それが、「雪晃」と呼ばれるサボテンです。

また、サボテンの種類には、自然に受精できるものと媒介なしで受精することはできないものとがあります。

サボテンの花言葉

岩のように凸凹とした姿、白い綿毛が丸まったような可愛らしいフォルムとさまざまな形のサボテンがあります。その姿とのコントラストにより、咲く花はより一層引き立ちます。

サボテンとその花にも花言葉があり、少し意外と感じる意味のものもあります。そこで、サボテン全般の花言葉、サボテンの種類や部位別の花言葉をみていきます。

サボテン全般

サボテンにもさまざまな花言葉があり、サボテン全般の花言葉もいくつかあります。その花言葉には、「燃えるような愛」、「枯れない愛」、「温かい心」、「偉大」、そして「内気な乙女」があり、見た目からのイメージとは少し異なる意味を持った言葉が多いです。

最初の3つの花言葉に由来するエピソードとして、1600年代のトルコにおいて、愛の告白にサボテンが用いられ、さらにプロポーズのときに男性から女性へサボテンを贈る習慣がありました。

また、巨大な威風堂々とした姿のサボテンもあることから「偉大」という花言葉もあり、会社の尊敬する上司や先輩への贈り物にもです。

そして、サボテンの花の開花条件に由来する「内気な乙女」という花言葉は、サボテンの育てやすいところとは逆に、花を咲かせるには一定の条件や長い年月を要するものがあることからきています。

サボテン種類別

サボテンの花言葉には、サボテン全般と種類や部位別があります。ここでは、種類と部位別の花言葉を5つほどみていきます。
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サボテン種類花言葉
柱サボテン情熱
シャコバサボテンひとときの美
ウチワサボテン偉大
玉サボテン儚い夢
イースターカクタス熱情

サボテンを買うスポット

インテリアに合わせて植物を考えたときに、サボテンがその選択肢に挙がることもあります。けれども、いざサボテンを買おうと考えた際に、意外とフラワーショップで見つけるのは難しいでしょう。雑貨店やインテリアショップで購入する人もいます。

そこで、サボテンを購入するのにお店やガーデンセンターを関東と関西で、それぞれ紹介していきます。

関東編

鶴仙園 in 東京都豊島区駒込&南池袋

創業85年を誇る「鶴仙園」は、都内屈指のサボテンと多肉植物の専門店となっています。創業当時より高い品質の商品を提供していることで、多くのお客さまに親しまれてきました。取り扱う商品は南米、南アフリカ、メキシコ、ブラジル、そしてペルー原産などになっています。

鶴仙園は、駒込本店と西武店があります。駒込本店は、東京都豊島区駒込の住宅街に軒を構えて営んでいます。駒込本店屋上の温室には、多岐に渡るサボテンと多肉植物の高い品質の商品を取り揃えています。

また、南池袋の西武店は、百貨店の中でも珍しく品数としては国内随一ともいえ、さまざまな種類のサボテンを購入することができます。

そのため、「サボテンと多肉植物の聖地」と評されるほどです。さらに、西武店でしか見かけることができない珍しい品種もあります。また、空高い屋上で日常から解放され、サボテンや多肉植物に癒されながら購入してみてください。

SOLSO FARM in 神奈川県川崎市

植物をはじめ、ランドスケープデザインと施工のプロフェッショナル集団である「SOLSO」が土日のみでオープンしました。

神奈川県の郊外に、サボテンや多肉植物好きには嬉しいちょっとしたテーマパークのような空間があります。非日常的な世界観に、初めての来園の人は圧倒されることもあるでしょう。

また、さまざまな植物と触れ合える仕掛けもたくさんあるので目で見るだけでなく、触って体感できます。

関西編

the Farm UBIVERSAL OSAKA in大阪府茨木市

大阪府茨木市に、植物を楽しめるガーデンセンター「the Farm UNIVERSAL」があります。ここには、緑に囲まれた寛ぎのカフェ、サボテンをはじめとした迫力ある植物や珍しい多肉植物など数多くの種類があります。

ガーデンセンターでは、用途やシーンに合った植物との出会いだけでなく、 植物を楽しむための道具なども見つけることができます。また、何を購入するか迷ってしまったら、ガーデンセンタースタッフに相談すればピッタリの商品を選んでくれます。

色鮮やかな花を持つサボテンで日常に新しい彩りを

サボテン自体が持つ、ゴツゴツとした岩のような形、白く丸いキュートなフォルムなどといった姿に、鮮やかな色合いの花でまさに”花を添える”のが花咲くサボテンです。

いつもの日常に、花サボテンで新しい彩りを加えてみてください。
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