【場所別】虫除けに植物｜庭/ベランダ/玄関/室内

心を込めて育てたガーデンは、家の人や、家の前を通る近所の人の心を穏やかにします。愛情を込めたガーデンは、とても愛着がわきますが、そんなガーデンの植物に虫がつき、みるみるうちに花は葉がダメになってしまうのをみるのは悲しいことです。

虫がわかないために、害虫よけの農薬を撒くことがありますが、せっかく自分で育てているガーデンなので、オーガニックのものにしたいです。そんな時に、虫除けに植物を一緒に植えるという方法があります。

今回は、虫除けに植物をご紹介します。植物を上手に組み合わせ、見栄えも良く、虫除け効果もある一石二鳥の方法です。

植物の中には虫が嫌う香りを発するものもあります。人間にとっては香り豊かで、美しく感じるものハーブなどがその一例です。ハーブは比較的育てやすく、寄せ植えもしやすい植物なので、虫除け効果にそのような植物を組み合わせるのがです。

アイスクリームに添えたり、ジュースを作ったりと、何かと利用価値の高いミントです。特に夏の暑い時期にミントの入った水を飲むだけでもリフレッシュできます。スッキリとした味わいがのミントですが、スッキリとした味わいだけでなく、虫除け効果もあります。

ミントを一緒に植えることで、虫が来にくくなります。殺菌効果や防臭効果もありますので、とても役立つ植物です。

ゼラニウムのはピンクや赤の可愛らしい花が咲く植物です。比較的育てやすく、簡単に増やすことができるのもガーデニング初心者にとっては嬉しいポイントです。ゼラニウムはアロマオイルにもなっています。それほどに人間には好まれやすい香りです。

しかし虫にとっては嫌いな香りを発するため、虫除け効果があります。ゼラニウムを植えていると虫が入ってくるのを防ぐことができます。鉢植えでも育てることができるので、マンションに住んでいる人もベランダで育てやすい植物です。

キク科の花です。マーガレットのような白くて小さく可愛らしい花が咲きます。除虫菊は蚊取り線香を作る時に使われます。昔から、虫除け効果がある植物として知られていました。

除虫菊そのものは、蚊取り線香ほど強力な、虫除け効果はありませんが、それでも虫除け効果を期待することはできます。可愛らしい花が庭に咲いていても可愛らしく、庭を賑わせてくれます。

最近、虫除け効果のある植物として、にわかにが出ている植物です。ニームは生えているだけでは、虫除け効果があるわけではありません。ニームの葉や実からオイルを抽出し、そのオイルを使ったスプレーに虫除け効果があります。

ニームオイルのスプレーは、蚊除け効果や、ゴキブリ避け効果があります。またニームは昔から、薬効が高い植物としてインドで重宝されていました。

日本ではまだ、ニームの育て方が確立されていないので、ニームの育て方の情報が少ないのが事実です。これからどんどんと情報が多くなってくることを期待できます。

タイ料理のトムヤムクンに使われたり、タイカレーに使われたりとのハーブとして知られるのがレモングラスです。レモングラスティーは香りが高くリラックス効果もあるので、多くの人にです。

レモングラスのリラックス効果は、疲れた時や足のむくみにも効果があると言われています。
またレモングラスは殺菌効果もあるため、虫除けだけでなく、空気洗浄効果も期待することができます。

実際にオーガニックのものを使用した蚊除けスプレーにはレモングラスオイルが使用されています。ただ、レモングラスは、子宮伸縮作用もあります。妊娠中の人がレモングラスを摂取することはできないので、気をつけましょう。

マリーゴールドは小さく綺麗な花で、比較的育てやすいため，多くの人にの花です。そんなマリーゴールド香りによる虫除け効果は，確立されているわけではありませんが、それでも昔から虫除けのために好んで使われる花です。

一つはマリーゴールドに好んで近づいてくるヒメカメムシ効果です。ヒメカメムシは、ミナミキイロアザミウマという害虫の天敵です。特にミナミキイロアザミウマはナスの天敵です。ナスを育てるときにマリーゴールドを一緒に植えることで害虫効果を期待できます。

またアブラムシやコナジラミなどの害虫効果もあると言われています。ナスだけでなくトマトやバジル、根菜類との相性が良いと言われています。マリーゴールドを畑に寄せ植えすると、畑が肥える効果もありますので，一石二鳥です。

先ほどは虫除け効果がある植物をご紹介しました。植物を一緒に寄せ植えする方法も方法です。しかし、ベランダなど、場所が限られている場合、寄せ植えができないこともあります。そんな時に別の方法で、植物の虫除け対策をすることができます。

酢を使って虫除け対策スプレーを作ることができます。材料も家庭にある自然のものを利用していますので、小さなお子さんがおられる家でも安心して使用できます。

米酢500ml
にんにく1から3片
唐辛子（ない場合は鷹の爪）10本

まずガラス容器に米酢を注ぎ込みます。その中にとうがらし、にんにくを入れます。唐辛子はタネを全部取り除いて入れるようにしましょう。スプレーを使用するときに、タネが原因で詰まらせてしまう可能性があります。

にんにくは皮を向き、包丁で押し潰して米酢の中に入れましょう。これを30日から60日の間寝かせておきます。そうすると虫除け対策スプレーの原液が完成します。

100円均一などで買ったスプレーに水を入れます。その中に、先ほど作った、お酢スプレーの原液をスポイドで一滴入れます。これで、お酢スプレーの完成です。これを、植物に直接振りかけます。

害虫の被害に合わせてお酢の量を２，3倍に増やすことができますが、原液をれすぎないように注意しましょう。これで100%確実な虫除け効果を期待するのは難しいですが，ある程度の効果を期待することはできます。

何より自然のものなので、野菜など，口に入る植物に直接ふりかけるときにも安心です。安全な虫除けスプレーだということができます。

米酢は殺菌作用や防虫作用があります。またそれだけでなく，うどん粉病に対する対策としても期待できます。

唐辛子も昔から虫除け効果があるとして、知られています。虫除け対策のために米びつに入れる人もいます。唐辛子は水には溶けませんがお酢には溶けます。それで、お酢の中に唐辛子を入れ溶かして使用することで、虫除け効果をさらに期待することができます。

にんにくも、虫除け効果があるものとして知られてきました。特に、にんにくと唐辛子は一緒に使うことによって相乗効果が増します。にんにくも唐辛子と同様、お酢に溶ける特徴があります。にんにくを潰すことにより、にんにくエキスをお酢に染み込みやすくしています。

一言に虫除けといっても、場所によって、植物や植物の置き方は違います。ここでは庭、ベランダ、玄関，室内など場所別の植物を紹介します。

比較的，自由になりやすいスペースがあるのが庭です。しかし、虫が来やすいのも庭です。庭の虫除け対策に一番良いのは，ミント，ゼラニウム、マリーゴールドなど比較的育ちやすいハーブを一緒に寄せ植えとして植えることです。

もちろん寄せ植えに向いているものと向いていないものがありますので一緒の場所に植えておくという意味ではありません。寄せ植えに向いているかどうか、確認した後なら一緒の場所に植えることができます。

また寄せ植えに向いていない植物の近くに虫除け効果のある植物を植えたい場合は、イングリッシュガーデンのように、ところどころに、植えておくのがです。見た目も綺麗ですし，実際に虫除け効果にもなります。

ベランダのスペースは限られているため、植物の寄せ植えをして虫除け対策をするのは難しい傾向にあります。しかし，ミントのプランターやゼラニウムの鉢植えを窓際に置くなど少し工夫することで虫が室内に入って来にくくなります。

ベランダや窓辺に植物があると見た目も美しく、リフレッシュした気分になりますので、気分の上でもです。

玄関の虫除け対策は、ベランダと基本的に変わりません。ミントやゼラニウムなどの植物をちょっと置くだけで、虫除け効果を発揮することができます。

寄せ植えが可能な植物を一緒に寄せ植えし，豪華なプランターを一つ玄関に置いて置くとイメージもよくなりますので、虫除け効果も兼ねた一石二鳥です。

室内に鉢植えを置くのは難しいこともありますが、植物を利用した虫除け対策をすることは可能です。例えばミントやレモングラスなど，虫除け効果のある植物を乾燥させ、タンスの中に置くことができます。

また、ミントやゼラニウム、レモングラスなどは精油もあります。アロマオイルを室内に炊くことによって虫除け対策をすることもできます。アロマキャンドルを飾って置くのもお洒落です。そして、夜にオレンジ色の光を焚いて置くことで、精神的にもリラックス効果があります。

乾燥させた虫除け効果のある植物をまとめてリーフを作ることもできます。得意ハーブなどの植物は見た目も可愛らしいのでリーフにするととてもお洒落に仕上がります。手作りリーフを室内に飾ることでインテリアと虫除け効果と両方の効果があります。

植物には、本当に素晴らしいパワーがあります。人間にとっては、素敵な香りでも虫にとっては嫌う香りも多く存在します。またハーブや花などの植物は見た目にも可愛らしく、一緒に植えていると見た目にも癒されます。

自然のものを利用しているので、体の害について考える必要もありません。地球は、お互いに助け合って生存するように造られている、素晴らしい場所です。植物についての知識を知ることにより、植物パワーを活用し，虫除け対策をすることができます。