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フェイクグリーンテラリウムの材料と作り方|アレンジ3つ

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テラリウムとは

テラリウムとは、ガラス容器の中で陸上の生き物を飼育・栽培する方法のことです。水槽や金魚鉢などでもできます。

テラは土地や陸地、地球のことなので、小さな地球を育ててインテリアとして飾れる方法とも言えるでしょう。手のひらサイズでも楽しめますし、インテリアとしてが高まっています。ミニチュアが好きな方もきっとハマることでしょう。小さなお庭の感覚で作れます。

テラリウムの歴史

テラリウムは、イギリス発祥であると言われており、200年ほどの歴史があります。植物を単体で置くのではなく、土や昆虫などとともに置くことで育てやすくなるということが発見されたのがきっかけです。ガラス容器の中に置かれていたのが現在の形にも残っています。

現在では、インテリアなどとしての美的価値も見出され、さまざまなテラリウムが作られています。手のひらサイズから温室規模のものまで幅広くあります。

テラリウムは自然の縮図

テラリウムは自然の縮図と言えます。植物単体ではないので、テラリウムの中には生態系が作られています。

生態系があるということはそれぞれに関係性があるということです。その関係性は、人工物ばかりで作られたものにはなかなかない関係性です。また、生態系があるということは、物質が循環しているということでもあります。フェイクテラリウムには物質の循環はありません。

テラリウムの種類

テラリウムには、いくつか種類があります。以下にて、置型、ハンギング型、アクアテラリウム型の3つをご紹介します。

それぞれの特徴をつかんでテラリウムを作るときの参考にしましょう。フェイクで作りやすいのは、置き型とハンギング型です。アクアテラリウムは水換えなどが必要ですし、水陸両方を表現する方法なので、それなりの大きさが必要になります。

種類1:置き型

1つ目はテラリウムの中で最もベーシックなものと言える置き型のテラリウムです。容器を工夫して、形にこだわると良いでしょう。

手のひらサイズのものが多いですが、それよりももっと大きなものも作れます。中に入れる植物によって雰囲気を変えられるので、ご自分の好みで入れる植物を考えましょう。注意点は、湿気が好きな植物や動物もいれば、湿気が苦手な生物もいるので、それらを混在させないようにすることです。

種類2:ハンギング型

2つ目はハンギング型のテラリウムです。フックでカーテンレールに取り付けたり、あるいはハンギングツリーで吊るして好きなところに置いたりできます。

吊るせることで、置き場所に広がりが出ます。手のひらサイズか、それよりも小さな物が多いです。エアープランツや多肉植物、サボテンなどが使われることが多いです。中には、容器の中にツリーハウスなどを入れたりする人もいます。

種類3:アクアテラリウム型

アクアリウムとテラリウムの合体版がアクアテラリウム型です。水陸両方のようすを再現できます。

アクアテラリウムは手のひらサイズというよりは、水槽で作られることが多いので、大型です。小さなものでも金魚鉢程度の大きさは必要でしょう。アクアテラリウムの中で、両生類や爬虫類を飼う人もいます。小エビなども飼えるでしょう。

コケリウムとの違い

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コケリウム(苔テラリウムの略称)は、名前のとおり苔をメインの植物として入れるのに対し、テラリウムは苔のみならず、多肉植物やシダなどさまざまな植物を入れます。つまり、コケリウムとテラリウムの違いは中身の違いです。

コケリウムは苔庭のような風情が楽しめます。テラリウムは小さな観葉植物などが混じっているので、小さな森のような風情を楽しめます。

アクアテラリウムとの違い

アクアテラリウムはアクア(水)とテラ(陸)の要素を併せ持つテラリウムのことでした。テラリウムは陸の要素のみです。つまり、アクアテラリウムとテラリウムは別のもので、中身を構成する要素が違います。

アクアテラリウムは水生動物(両生類や小魚、エビなどの節足動物)も生態系の一分になっています。その分管理が大変な場合もあります。

テラリウムがの理由

テラリウムがな理由は、単なる飼育ケースとしてだけの役割ではなく、美的価値もあることであると言えます。インテリアに取り入れると、中の植物の四季の移り変わりなども感じられます。普通のインテリアにはない要素です。

きちんとした手入れをすれば数年間は見ることができます。庭のないマンションなどでも手軽にグリーンを取り入れられるのも魅力のひとつでしょう。

100均で作るフェイクグリーンのテラリウム

これまでは実際に生きている生物を使ったテラリウムについてご紹介してきました。実際に生きているということは、世話をしなければならない、責任を持たなければならないということです。

初めて作るから自信がない方や、忙しくて毎日世話や手入れをする暇がないという方は、フェイクグリーンを使ったテラリウムを作ってみてはいかがでしょうか。フェイクグリーンは四季の移り変わりがない代わりに、枯れる心配がありません。

テラリウムの材料

フェイクグリーンのテラリウムは100円ショップに売られている物で作ることができます。以下にて、フェイクグリーンを使ったテラリウムを作る際の材料をご紹介します。

今回はハンギング型の材料をご紹介します。ハンギング型なので、ハンギングツリーを用意せずに、カーテンレールなどにひっかけることもできます。その場合は、S字フックなどを用意しましょう。

材料1:メイソンジャーなど透明の容器

材料1つ目はメイソンジャーなどの透明の容器です。100円ショップで買ってもいいですし、お気に入りの空き瓶、ペットボトルの口を切ったものなどを使ってもいいです。

ただし、この透明な容器は口が広いほうが作りやすいので、口の狭い容器は避けましょう。口の広さは、フェイクグリーンを入れられる程度の広さがあれば十分です。また、透明でないと中身を見て楽しめないので、必ず透明度のある容器にしましょう。

材料2:ハンギングツリー

材料2つ目はハンギングツリーです。100円ショップで売られているもので十分です。丈夫な針金を使ってご自分の好きな形のハンギングツリーを作ってもいいでしょう。

容器を吊るすので、容器よりも背の高いハンギングツリーを選びましょう。ない場合は自分で作ることになります。自分で針金を用いて作る際は、針金の先端で怪我をしないように気をつけましょう。針金アートやワイヤークラフトなどで検索するとやり方がわかります。

材料3:フェイクグリーン

材料3つ目はテラリウムの主役になるフェイクグリーンです。フェイクグリーンは、多肉植物や蔦のような植物などさまざまなものが売られています。お好きなものをチョイスしましょう。

蔦のようなフェイクグリーンはハンギングツリーに絡めたりしても良いでしょう。もちろん、容器の中に入れてもいいです。フェイクグリーン単体で買わずとも、気に入ったフェイクグリーンの入った容器やマグネットから取り外して使うこともできます。
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材料4:流木や貝殻

材料4つ目は流木や貝殻などの装飾品です。自然界に存在するものを一緒に入れるとテラリウムらしくなるでしょう。

流木や貝殻は100円ショップで買ってきてもいいですし、拾ったものでもいいです。ただし、虫の卵などがついていると孵化する可能性があるので、拾ったものを使う場合はよく確認しましょう。卵やカビなどがついていた場合は、使うのをやめるか、消毒などをしましょう。

材料5:カラーストーン

材料5つ目はカラーストーンです。テラリウムの土壌の代わりになるものです。カラーストーンの粒の大きさや色はお好みに合わせて選んでください。入れる量が少なすぎると、フェイクグリーンがぐらつきやすく、多すぎると空間が狭くなるのでバランスを見ましょう。

2色以上のカラーストーンを混ぜたり、層状に入れたりしても良いです。ハイドロカルチャーに使われるゼオライトもです。

材料6:麻ひもなどのひも

材料6つ目は麻ひもなどのひもです。ハンギングツリーに容器をひっかけるのに使います。麻ひも以外にもタコ糸などでもいいでしょう。

容器にカラーストーンや装飾品、フェイクグリーンを入れたものを吊るすので、重みに耐えられるよう丈夫なひもが適しています。可愛らしい雰囲気にしたければリボンを使っても良いでしょう。

テラリウムの作り方

上記ではフェイクのテラリウムを作るための材料をご紹介しました。以下にてフェイクテラリウムの作り方をご紹介します。

この作り方は、フェイクグリーンを使ったものですが、フェイクでない植物を使ったものでも応用できる基礎的な方法なので、後からフェイクでない植物のテラリウムを作るときにも頭の隅に置いておくといいでしょう。

手順1:透明の容器に掛ける用のひもをつける

手順1は、透明の容器に、ハンギングツリーにかけるためのひもをつけることです。このとき、ひもは長めにとっておきましょう。短いと、後ほど結ぶときに難しくなってしまうためです。

容器のくびれ部分にひもを結んで固定しましょう。ゆるいと容器がすり抜けて落ちてしまう原因になるので、しっかりとくくりましょう。

手順2:中にテラリウムの材料を配置する

手順2は、容器の中にテラリウムの材料を配置することです。下になるものから順に入れていきます。

カラーストーン、装飾品、フェイクグリーンの順に入れると良いでしょう。フェイクグリーンは、植えられているように見えるよう、少し根元部分をカラーストーンに沈めるとそれらしくなります。フェイクグリーンは、メインとなる大きめのものから入れて、バランスを見ましょう。

手順3:ハンギングツリーに掛けて完成

手順3は、フェイクグリーンなどを入れ終わった容器を、ハンギングツリーにかけることです。これにて完成です。

容器にくくりつけたひもの端と端を合わせて蝶々結びして、ハンギングツリーの引っ掛ける部分にひっかけます。ひもに飾りをつけたりしても良いでしょう。

フェイクテラリウムを作りたいあなたに

フェイクテラリウムを手軽に始めてみたいあなたになのが「テラリウムパーク手作りキット ライオン」です。ビン、カラーサンド、フィギュア、フェイクグリーンなどと作り方の説明書が付属しているので、細々としたものを揃えずとも届いたらすぐに作ることができます。

ちなみにこのキットは置き型のフェイクテラリウムです。ライオンのリアルなフィギュアがポイントです。

フェイクテラリウムのアレンジ

普通のフェイクテラリウムを作ってみて、他にも変化をつけて作ってみたいという方もいらっしゃるでしょう。以下にて、3つのアレンジ方法をご紹介します。

普通のフェイクテラリウムに飽きた方や、雰囲気を変えたくなった方はチャレンジしてみましょう。もちろん、この他にもアイデア次第でアレンジできるでしょう。
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アレンジ1:ガラス容器を変える

アイデア1つ目は、ガラス容器を変える方法です。メイソンジャーなどの容器から、電球のガラス容器や形の違うガラス容器に変えるだけでも雰囲気が変わります。

角ばったガラス容器から丸っこいガラス容器にするなど、形そのものが変わったほうが、別の雰囲気を楽しめます。試験管やビーカーなどの容器にすると研究室風になります。電球のガラス容器とキャンドルホルダーを組み合わせるとランタン風になります。

アレンジ2:LEDキャンドルを組み合わせる

アイデア2つ目はLEDキャンドルと組み合わせる方法です。LEDキャンドルなら火事の心配がありません。

LEDキャンドルと組み合わせることで、夜の部屋などの暗い空間でもフェイクテラリウムを楽しめます。ろうそくのようなあたたかみのある明かりに照らされたフェイクテラリウムも素敵です。

アレンジ3:カラフルなガラスの砂を使う

アイデア3つ目はカラーストーンの代わりにカラフルなガラスの砂を使う方法です。ガラスの砂は100円ショップでも売られています。

土壌代わりに全てをガラスの砂にしてもよいのですが、カラーストーンとガラスの砂を組み合わせても素敵な仕上がりになります。層状に組み合わせたり、敷いた土壌部分の一番上にパラパラと撒いたりしてもいいでしょう。特にきれいな層にできると達成感もひとしおです。

フェイクテラリウムでグリーンを楽しもう

いかがでしたか。今回は、テラリウムとはなにか、100均で作るフェイクグリーンのテラリウムの材料と作り方、フェイクテラリウムのアレンジ方法をご紹介しました。

本物のテラリウムを維持する自信のない方は、まずはフェイクテラリウムでグリーンを楽しんでみましょう。フェイクテラリウムで自信がついたら、苔テラリウムやエアープランツを使ったテラリウム、本物のテラリウムに挑戦してみましょう。

テラリウムで運気を良くしよう

テラリウムを飾ることでお部屋に緑が増えて和むことでしょう。特に庭がないマンションでグリーンを取り入れるのは難しいので、テラリウムはマンションにお住まいの方にも便利なアイテムになるでしょう。テラリウムで運気も良くできると一石二鳥です。

以下の関連記事にて、水槽の風水的意味や置き場所、コケリウムを作る際に参考にしたい苔の種類と種類別の育て方が紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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