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【種類別】ハイビスカスの育て方|種・苗から/鉢植え

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綺麗な花を咲かせるためのハイビスカスの育て方

華やかで美しい花が魅力の熱帯花木としてのあるハイビスカスの開花期は5月~10月です。10~25℃の日当たりが良い環境を好み、水をたっぷりと与えることが美しい花を咲かせるポイントです。日本では鉢植えで楽しむのが一般的とされていますが、沖縄などの霜が降りない暖地では、庭木でも花を咲かせてくれます。

寒い季節は室内へ、暑い時期は西日の当たらな場所へ移動するなど、季節ごとに環境を整え、水不足で枯れることのないよう注意しましょう。

枯らさないための大切な水やり

ハイビスカスの育て方のポイントは水やりにあると言えます。水分がなくなると蕾のまま花を咲かせずに落ちてしまうことがあるので、春から秋の暑さが際立ってくる時期は、回数を決めずに土が乾いたらたっぷりの水をこまめにあげましょう。ただし、冬の水やりについては、土が乾いたらあげるという程度で大丈夫です。

ハイビスカスが大好きな肥料を

ハイビスカスは肥料が大好きです。春~秋はゆっくりと効き目を発揮する緩効性の肥料を適量あげてください。花がたくさん咲いてくれている時期は、薄めの倍率にした液体肥料も併用するとより一層効果的です。また、猛暑が続いている時や真冬に肥料をあげるのは控えましょう。これが、肥料をあげながら美しく花を咲かせる育て方のポイントです。

ハイビスカスを増やすための挿し木と時期と方法

ハイビスカスは挿し木や接ぎ木をする育て方をすると、その手間に応えて増えてくれます。オールドタイプとコーラタイプのハイビスカスは挿し木を、ハワイアンタイプのハイビスカスは接ぎ木で増やすことができます。

挿し木での育て方を選ぶ方が多く、5~7月上旬が適正時期とされています。どんなに遅くて8月末までには行います

【挿し木の手順】
①葉をたくさん付けている「元気な枝」を切り取る
②枝に葉を1~2枚付けた茎を数本切り取る
③葉が大きいものは半分切り取る
④植物活力液などを薄めた水に半日以上浸す
⑤切り口に発根促進剤を塗る
⑥小さなポットに土を入れで湿らせる
⑦挿し木を植え、水を絶やさないよう日陰で管理する
⑧根を生やしたら苗として地植えするか大きな鉢へ植え替える

ハイビスカスの剪定をするための花摘みの時期と方法

【花がら摘み】
ハイビスカスは、花が咲いたらその日のうちにしぼんでしまう1日花です。咲き終えた花をすぐに摘み取るのが、ハイビスカスを長く美しく楽しむための育て方です。特に5~10月の生育期は、毎日花摘みを欠かさないことが育て方のポイントです。

この摘み取りを行うことで、次の花や翌年の花に養分を与えることができ、元気で美しい花を咲かせやすくなります。ただし、種がを採取したい時には、咲き終えた花をいくつか残しておくようにします。また、冬~春先は葉が枯れて落ち始めるので、落ち葉や枯れた葉は早めに取りましょう。

【剪定】
剪定は花が咲き終えた10~11月に行います。全体を1/2~1/3まで切り詰めるのが良いハイビスカスの育て方とされる剪定です。親枝から生える小枝を選び、外芽の数mm上で切り落とします。切り取った枝の切り口が茶色の枝は枯れおり、切り口が緑色の枝は元気がある証です。

ハイビスカスの種まきや苗木の植え方に時期や方法は?

ハイビスカスは、苗からでも種からでも育てることができますが、苗を鉢植えて花を咲かせる育て方が一般的です。4~5月に鉢花としての販売されることがほとんどで、暖かくなり始める5月に購入するのがです。

次項から具体的な種まきや苗木をする時期や育て方についてご紹介していきます。

種まきをするのに適した時期と育て方

ハイビスカスの種まきをする時には、苗よりも少し早い4~5月に植え付けます。その際、ポットにパーライトやパーミキュライトを合わせた土や、種まき用の土を使ってください。土は事前に湿らせ、一晩水に浸しておくのが丈夫なハイビスカスの育て方のポイントです。

植え付けた後は土が乾燥しないよう水やりを行い、本葉が3~4枚出るまで日陰で育てます。本葉が育った後は、育苗ポットか鉢に植え替えてください。

苗木に適した時期と育て方

ポット苗木は4~5月に市場に出回るので、購入後はできるだけ早く鉢への植え替えを行います。市場に出回っているの苗木の根は、かなり成長している状態なので、そのまま放置してしまうと根詰まりや根腐れを起こしてしまいます。
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ハイビスカスの土作りと水やりと肥料の注意点は?

【土作り】
元気なハイビスカスの育て方に欠かせない土作りですが、ハイビスカスは水はけの良い土質を好むので、地植えも鉢植えも赤玉土(中粒)6:腐葉土4を目安に混ぜた土などがです。

【肥料】
ハイビスカスは肥料が大好物ですが、5~10月の生育期間だけに与えます。緩効性化成肥料などゆっくり効き目を発揮する肥料を施すのが基本的な育て方ですが、元気がない時にはやや薄めた液体肥料を与えてもかまいません。

【水やり】
土が乾いたら水をたっぷりと与えるのが基本的な育て方ですが、花を咲かせる時期の水の過不足は影響を受けやすいので注意が必要です。

暑い時期は、気温上昇とハイビスカスの吸い上げにより水不足に陥りやすいので、置く場所や関東よりも西で育てる人は、朝夕2回水やりをします。

寒い時期は根腐れを起こす可能性があるので、土の乾燥状態を確認してから水やりをします。室内では、暖房の風が直接当たらないようにし、時折霧吹きで葉水を与えると良いです。

鉢植えで元気にハイビスカスを育てるには?

ハイビスカスは根の成長スピードが早いので、鉢が小さいと根詰まりを起こし、成長が衰えて花つきが悪くなる場合があります。そのため、購入したハイビスカスの苗木は、すぐに大きな鉢に植え替えます。また、1~2年ごとに植え替えるのが、いつまでもハイビスカスを楽しむための育て方です。

生育が盛んなハイビスカスの植え替え時期と方法は?

ハイビスカスは生育が旺盛なので、根詰まりを起こしやすいのが特徴です。そのため、毎年5~6月に植え替えをして、根詰まりを防ぐことが基本的な育て方です。ただし、鉢底から根が出ている、水の吸い上げが悪い、水持ちが悪いなどの根詰まりの症状が見られた時は、生育が衰え花付きが悪くなるので、すぐに植え替えの必要があります。

【植え替え方法】
①根に付いた土を1/3ほど手で取り、ハサミで根を切り落とす
②1~2回り大きな鉢底に軽石を入れ、鉢に約8割の土を入れる
③苗木を植え付け、株と鉢の隙間を突きながら土を足す
④たっぷりと水を与え、1週間は日陰で管理する
⑤根付いたら、直射日光が当たる場所に移動する

冬のハイビスカスはどう育てる?

熱帯花木であるハイビスカスに寒い冬を越させるには、育て方のコツが必要です。ハイビスカスは寒さに弱いので、冬を迎える前の10月末頃までには、室内の日当たりの良い窓辺に取り込む準備を整えます。

室内に取り込む前に、全体の1/2~1/3の丈に強剪定をします。ただし、室内が最低温度を12℃以上に保つことができ、日光も十分に当てられる場合には、冬の間も花を咲かせることができるので、剪定の必要はありません。

真冬の窓辺の寒さが厳しい時には、夜間は窓辺に厚手のカーテンを引く、室内の中央部に移動させるなど、寒さから守ってあげてください。また、直接暖房が当たる場所は避けます。

庭植えした株の鉢上げも10月には行います。地上部を1/2~1/4を残して切り、株を掘り上げ、鉢の大きさに合わせて根を切り落とし鉢に植え付けます。

室内でハイビスカスを育てる場合の注意点

ハイビスカスは日光を好む植物なので、室内の育て方にはいくつかのポイントがあります。

ポイント①実は猛暑に弱いのです

ハイビスカスには猛暑に弱い品種も多くあります。そのため、35℃以上の室温が続く場合は、花数が少なくなる、花が小さくなるということもあります。暑い室内での育て方としては、午前中だけに日が当たる場所、明るい半日陰などを選んで置くようにします。

ポイント②水の過不足や日光不足は成長を妨げます

葉の表面が全体的に黄色く変色してきたら、それは水を与え過ぎているサインです。蕾の茎の辺りにシワが寄り蕾がポロリと落ちてしまう場合は、水が不足しているサインです。また、蕾が固いうちにポロっと落ち、葉色が黄色く変色している場合は日照不足のサインです。物言わぬ植物だからこそ、状態や育て方に注意をしてあげてください。

ポイント③冷房も暖房も直風が当たらないように

エアコンや扇風機の風による乾燥は、花や葉の表面の水分が奪われるので、土が湿っていてても蕾はシワシワということが多々あります。風が直接当たらない場所を選んで置くかあげましょう。また、どうしても風があたってしまう場合は、霧吹きで水をかけて乾燥を防ぐようにします。
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ポイント④病害虫に気を付けて

ハイビスカスは病害虫が着きにくい植物ですが、室内での育て方にはカイガラムシやハダニに注意が必要です。カイガラムシは湿度が高く空気の流れが悪くなると付きやすく、ハダニは極端な水の過不足を繰り返すと出てきます。病害虫を見つけた時は、古い歯ブラシなどで落とすことをします。

ハイビスカスの種類別育て方の違いとは?

ローゼルの場合

ローゼルは短日植物なので、日が短くなるにつれ花芽が作られますが、日照不足が続くと花付きが悪くなります。また、夜も明るさが続く場所へ植え付けは避け、日中は日当たりの良い場所を選んであげることがローゼルの育て方のポイントです。

【水やり】
土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。水分が足りないと葉が黄色く変色し枯れ落ちてしまいます。

【肥料】
植え付けから枯れるまで肥料を与え続けることが育て方のポイントです。5月~12月までは1~2ヶ月に1度は緩効性化成肥料を株元に施します。また、2週間に1度のペースで液体肥料を水やり代わりに与えても問題ありません。

フラミンゴの場合

フラミンゴは非耐寒性の常緑低木なので、日当たりが良く暖かい所に植え付けることが元気なフラミンゴの育て方のポイントです。日照光不足になると蕾が落ちますが、真夏の暑さにも弱いので、風通しのよい所を選ぶことをします。

【水やり】
土が乾いてきたらたっぷりと水やりをしますが、与えすぎると花が咲かずに葉ばかりになるので、ご注意ください。

【肥料】
花芽がついたら、1~2ヶ月に1度を目安に緩効性化成肥料を与えてください。

サマーブリーズの場合

とても丈夫で育てやすいと言われるサマーブリーズは花付も良く、直射日光がよく差し込む日向で、風通しの良い所に置くことが育て方のポイントです。

【水やり】
土が乾ききる前にたっぷりと水やりをしますが、与えすぎには注意が必要です。

【肥料】
新芽から新枝を伸ばし、次々に花を咲かせる性質なので、肥料をこまめに与えることします。

いつでもハイビスカスが美しい花をさかせられるために

ハイビスカスは南国の雰囲気を纏う上品な花ですが、実は真夏の暑さや真冬の寒さに弱いことがわかりました。育て方には工夫が必要ですが、いつでも美しい花を咲かせられるよう、育てる場所や管理について考えながら育ててあげてください。

初心者の方には育て方が少し難しく感じますが、大きく花開いたハイビスカスにはたくさんのエネルギーをもらえるので、この機会にぜひチャレンジしてください。
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