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【種類別】カランコエの育て方|テッサ/ウェンディ/白銀の舞

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カランコエは多肉植物?

カランコエはベンケイソウ科カランコエ属の多肉植物です。肉厚の葉と多くの小さな花をつけるカランコエは、開花時期が12月~6月と花の少ない冬に咲き始めるため、室内の鉢植えとしてです。育て方は簡単で、乾燥に強く多少水やりを忘れたくらいでは枯れることがないため、初心者にも向いています。

しかし、寒さには弱くだいたいが5度くらいまでしか耐えられません。寒くなってきたら家の中に入れる必要があるため、地植えは向かない品種です。鉢植えで管理するようにしましょう。

種類別カランコエの育て方は?

カランコエには非常に多くの種類があります。育て方も簡単なため、店頭でよく花の咲いたカランコエを見掛けます。花の形も多種多様で、一般的な4枚の花弁で構成された花の他に、ベル型や八重咲きでバラのように見える花など多岐にわたります。しかし、育て方はだいたい同じで、種類によって耐寒性などに多少差があります。

テッサ

ベル型の可愛い花が咲くカランコエのテッサは、育て方も簡単です。多くの多肉植物と同じく、水は土の表面が渇いたらたっぷりあげましょう。しかし根腐れを起こしやすいため、水はけの良い環境にすることが大切です。

テッサは短日植物で、日の光が短い方が花芽がつきやすくなる植物です。春から秋にかけては軒下などの雨が当たらぬ日当たりの良い、西日の差し込まない場所に置くと、花芽が多くつきやすくなります。また湿度が苦手なので、年中室内の日当たりが良く西日の差し込まない場所に置くのも良いです。西日が差し込んだり夜遅くまで電気を付けている部屋に置く場合は、夕方以降段ボールなどで周りを覆ってしまうのも良いでしょう。

ウェンディ

ベル型の花が可愛い、カランコエにしては耐寒性に優れた種類です。育て方は優しく、初心者にも育てやすいことから花屋でよく見掛ける鉢植えです。日当たりの良い場所に置くと元気に育ちます。比較的耐寒性に優れていますが、冬は室内に入れて育てましょう。

多肉植物は高温多湿が苦手です。1年を通して風通しが良く、水はけの良い状態を保ちましょう。水は多いよりは少ない方が根腐れを起こさずにすみます。土の表面が乾いたら葉にはかけないように水を与えましょう。冬は表面が乾いて2日ほど経ってから水をやる方が良いです。

白銀の舞

よく見るカランコエとは葉の形が違う白銀の舞はカランコエ・プミラとも呼ばれます。白い産毛のようなもので覆われた葉は水分をよく蓄え、乾燥に強い種類です。白銀の舞の水やりは、夏の間も冬と同じように水は控え気味にした方が良いでしょう。あまり湿った状態が続くと根腐れを起こしてしまいます。土の表面が渇いて2日後くらいに、たっぷりと水を与えましょう。

冬は室内に取り込んだ方が良いですが、日中は陽の光に当てるようにしましょう。夏は直射日光が当たると日焼けしてしまうことがあるので、長時間直射日光が当たらない日向に置いてください。

ミラベラ

カランコエのミラベラは比較的寒さに強い種類です。0度まで耐えられると言われていますが、冬は室内に入れた方が安全です。育て方は他の多肉植物とあまり変わりがありませんが、風通しと日当たりの良い場所で育てましょう。

表土が渇いてから水を鉢底から滴るくらい与えますが、水はけが良い状態にしておきましょう。水が留まったままでは根腐れを起こします。

釣り鐘状の花をたくさん咲かせますが、花を多く咲かせるためには日照管理を行う必要があります。花をきれいに咲かせたい場合は、夕方になったら鉢に段ボールなどをかぶせ、1ヶ月ほど短日処理を施しましょう。

カランコエの間延びしたものの育て方は?

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茎が長く伸び細く間延びしたものを徒長(とちょう)と言います。その状態は、日照不足や水のあげすぎ、水はけの悪さ、肥料の与え過ぎなどが原因です。この状態になってしまうと見映えも悪く、害虫や病気に対する抵抗力も弱くなってしまいます。

徒長してしまったら?

この状態から脱するためには、太陽光をたっぷりと当て風通しの良い場所で育てることが重要です。1度徒長してしまったものは直らないので、その後の育て方としては挿し木や切り戻す必要があります。美しく健康な育て方で一番重要なのは、日照管理と水はけの良さです。

カランコエは挿し木で増えるので、伸びてしまったところを切って下部の葉を取り除き3、4日切り口を乾燥させます。それから新しい土に挿し、風通しの良い場所で育てましょう。水はすぐに与えず、10日後付近であげるのが良いです。

カランコエの冬の育て方は?

冬のカランコエの育て方で重要なことは、夜は霜が降りると枯れる可能性があるので屋内に取り込むことです。耐寒性の強いカランコエの種類でも0度が限界です。種類によっては5度以下で枯れてしまいます。日中は陽の光に当てるために外に出しても構いませんが、必ず夜は屋内に取り込むようにしましょう。

また、冬でも日光に当てないと弱ってしまうため、できるだけ日向に置くようにしてください。窓からあまりにも近いと冷気で弱る可能性もあります。エアコンの風が直接当たるような場所も好ましくありません。

冬の水やりは表土が渇いてから2、3日経ってからたっぷりあげるようにしましょう。水を上げる頻度は控えめの方が良いです。

カランコエの状況別育て方って?

カランコエの育て方で花が終わったらどうすればいいのか、花が咲かなかったらどうしようという悩みはありませんか。状況別の育て方をご紹介します。

八重咲き

カランコエの育て方で重要なのは花の管理です。1本の茎に何個も花を咲かせますが、その花が三割枯れてきたら付け根から切ります。そうすることで、新しい花茎が出てきます。この作業をするかしないかで、花を長く楽しめるかが決まります

全体の花が咲ききったら、5~6月の間に花茎を取り除いて1/2程度の高さで切り戻すのが上手な育て方のポイントです。切り戻しを行うことで、冬に今までと同じように美しく咲いてくれるでしょう。他の種類のカランコエも、同じようなお手入れできれいに咲いてくれます。

花が咲かない時は?

カランコエは短日植物です。一定の日照時間以下になると花芽がつきます。育て方は簡単ですが、花を咲かせるのには手間がかかります。カランコエを育てていて花が咲かないのは、短日処理をしていないからでしょう。

花を咲かせたい場合は冬の日照時間に合わせると良いので、夕方5時~翌朝7時頃まで段ボールなどをかぶせて短日処理を施します。これを約1ヶ月ほど続けると花芽が出てきます。夜に蛍光灯などの人工照明を使用していても花芽がつきにくくなるので気をつけてください。

また、温度も重要で10度以下になると花芽がつきにくくなります。5度以下で成長も止まってしまうので育て方には気をつけましょう。

カランコエの室内での育て方は?

日当たりの良い場所に置く

カランコエは日の光を好む植物なので、育て方で重視したいのは日照管理です。室内でも日当たりの良い場所で育てましょう。しかし、直射日光は日焼けしてしまうことがあるので、長時間当てるのはあまり良くありません。程よく日の当たる場所に置くと、健康に育ちます。

水やりはほどほどに

多肉植物の育て方で難しいのは水やりではないでしょうか。多肉植物は水をあまりやらなくてもよいと良く言われますが、どの頻度で与えれば良いか分かりづらいことがあげられます。表面の土が渇いてから鉢底から滴るほどに水をあげ、また表土が渇くまでそのままで良いです。

ただし、注意しなければならないのが水はけの良さです。多肉植物用の土であれば水はけ良く配合されていますが、通常の草花用の土を使用すると保湿できる状態のものもあります。水分が留まったままだとカランコエは根腐れを起こしやすくなるので、植え替えの際は土にも注意するのが育て方のポイントです。

毎年カランコエを咲かせるために

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カランコエの育て方は比較的簡単です。ただ咲かせるだけではなく、毎年同じように美しく咲かせるためにお手入れは欠かせません。花を美しく咲かせるためにも少しだけ手間がかかりますが、冬でも部屋の中できれいな花を眺められるのは幸せな時間です。ぜひ、きれいな可愛らしい花を毎年咲かせて楽しみましょう。
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