[allpage_toc]
あさがおを種から育てるには?
あさがおは一般的に夏をイメージする花ですが、1年草か多年草かによって育て方が違うことをご存知でしょうか。この記事では、一般的な1年草あさがおの育て方を中心にご紹介します。
あさがおは種をまいてから30〜60日で花を咲かせます。種の発芽率も高いので、多くの種が芽を出してくれることから、小学生の夏休みの植物生育の課題としても選ばれています。種ではなく、苗から育てるとより早くあさがおの開花姿を楽しめるので、種からの栽培を楽しむのか、早く花を咲かせることを楽しむのか、好みに合わせて選ぶことをお勧めします。
あさがおの育て方の流れ
基本的なあさがおの育て方
①種を蒔くための土を作る
②種に少しの傷を付けて、発芽しやすい処置をする
③種を蒔く
④約1週間で種から発芽する
⑤2〜3枚の本葉が出たら植え替えをする(苗植えの場合はここから行う)
⑥軽石、土の順番に鉢に入れて④の苗を植える
⑦約4週間で摘芯をする
⑧花が咲く
⑨花が枯れたら種を回収する
①種を蒔くための土を作る
②種に少しの傷を付けて、発芽しやすい処置をする
③種を蒔く
④約1週間で種から発芽する
⑤2〜3枚の本葉が出たら植え替えをする(苗植えの場合はここから行う)
⑥軽石、土の順番に鉢に入れて④の苗を植える
⑦約4週間で摘芯をする
⑧花が咲く
⑨花が枯れたら種を回収する
あさがおの球根からの育て方
あさがおの球根からの育て方は基本的にありません。それは、あさがおは種または苗からの育て方が一般的で、球根は食用として用いられている場合がほとんどのためです。
あさがおを苗からの育てる時のポイントは?
苗の選び方
健康で元気な苗を選びます。あまりに大きく育っている苗は、定植する際に根を傷めてしまうことがありますので、植替え後の生育に影響することがありますのでご注意ください。
植え場所(栽培環境)
日当たりが良く、風通しの良い場所を選びます。あさがおは夏の暑さに強い植物なので、できる限り日当たりの良い場所での育て方をお勧めします。
あさがおは昼と夜の明るさ(日照)の時間の長さを基準に花を咲かせる植物なので、少なくとも午前中いっぱいは日の当たる場所を選びます。また、夜間も外灯が灯っていて明るい場所などで育てると、花を咲かせないこともあります。
あさがおを鉢植えやプランターで育てる場合はどんなコツがある?
鉢を選ぶ基準は?
5号~6号(直径15~18cm)の鉢に1株を植えることを目安に育てていきます。ある程度の深さがある鉢を用意し、鉢底に大きな穴があいている場合は、鉢底ネットを張ります。鉢底ネットの上から鉢底が隠れる程度の鉢底石を入れ、市販の草花用培養土を、縁から2cm~3cmほど下まで入れます。
植え付けはどうする?
[no_toc]鉢に種を蒔く場合には、培養土を入れた状態で指で穴をあけ、その穴に種を蒔きます。1cm~1.5cmほどの厚さの土で覆い、たっぷりの水を与えます。
また、苗を植え付ける場合には、培養土を入れてから植え穴をあけて苗を植え付けます。この際、苗の根鉢が崩れないようご注意ください。苗をポットから抜く前に、ポットの土をある程度水で湿らせておくと、根鉢が崩れるのを防ぐことができますので、お試しください。
苗の根鉢と鉢の培養土の高さが同じくらいになるよう土で覆い植え付けます。植え付けが終わったら、たっぷりと水を与えます。
また、苗を植え付ける場合には、培養土を入れてから植え穴をあけて苗を植え付けます。この際、苗の根鉢が崩れないようご注意ください。苗をポットから抜く前に、ポットの土をある程度水で湿らせておくと、根鉢が崩れるのを防ぐことができますので、お試しください。
苗の根鉢と鉢の培養土の高さが同じくらいになるよう土で覆い植え付けます。植え付けが終わったら、たっぷりと水を与えます。
種・苗共通のあさがおの育て方のポイント
土作り
元気なあさがおの育て方のファーストステップは、土作りにあります。あさがおは、中性〜アルカリ性の土を好むので、鉢植えやプランターで育てる場合は、草花用の培養土を使った育て方が簡単だと言えます。
鉢植えやプランター用の土を自分で作る場合には、赤玉土5:腐葉土4:川砂や牛糞堆肥1の割合で混ぜた土を約2週間寝かせてから使用します。種から育てる場合は、市販されている種まき用土を使った育て方がお勧めです。
鉢植えやプランター用の土を自分で作る場合には、赤玉土5:腐葉土4:川砂や牛糞堆肥1の割合で混ぜた土を約2週間寝かせてから使用します。種から育てる場合は、市販されている種まき用土を使った育て方がお勧めです。
20〜25℃の気温で種育てを
あさがおの種が芽発芽するためには、一定の気温を保つことが元気なあさがおの育て方に大事な条件です。12℃よりも気温が低いと発芽しなかったり、発芽するまでに長い時間を要します。そのため、春〜夏の期間に種を蒔くのがお勧めです。
水やりは土の乾燥具合を確認してから
あさがおは過剰な湿度や保水を嫌いますが、乾燥のさせすぎる育て方は生長の遅れに繋がります。鉢植えであれば、朝方と夕方の2回、土の乾燥具合を確認してから水やりをしてください。
ツルが伸びたら支柱立てが大切!誘引はどうする?
何もせずに鉢植えやプランターであさがおを育てると、たった1本の細長い茎が地を這うように伸びるだけです。縦に伸ばすためには、支柱を立てツルが折れないよう誘引する必要があります。葉が2〜3枚育ってきたら支柱を立てます。誘引はツルを手で持って支柱に巻きつけるか、ビニールテープなどでツルと支柱を固定すれば完成です。
鉢植えの場合は支柱を3~4本挿し、3~4箇所支柱同士を紐で結びます。その後、螺旋状にツルを支柱に絡ませれば「あんどん仕立て」という支柱立てと誘引を合わせた形が完成します。プランターの場合は、市販されているメッシュ支柱などを挿し込むのがお勧めの育て方です。
鉢植えの場合は支柱を3~4本挿し、3~4箇所支柱同士を紐で結びます。その後、螺旋状にツルを支柱に絡ませれば「あんどん仕立て」という支柱立てと誘引を合わせた形が完成します。プランターの場合は、市販されているメッシュ支柱などを挿し込むのがお勧めの育て方です。
ツルを横に広げるための摘心のコツは?
ボリューム感のあるあさがおの育て方に欠かせないのが「摘芯」です。あさがおは太い茎の先端を摘み取ると、太い茎の横から他の芽が育ちます。この作業のことを摘芯と言い、摘芯を繰り返すと横にも伸びるので、ボリューム感あるあさがおが育ちます。
あさがおは、5~8月頃に摘芯すると、横向きにもツルが伸びます。本葉が8~10枚まで育ったら、ツルの先にある芽を取ります。この摘心により発芽していない本葉の付け根から、わき芽という新しい芽が育ち始めます。わき芽の数が多ければ多いほど、ツルや花の数が多くなるので、できる限りわき芽を増やすことがボリューム感のあるあさがおの育て方のポイントです。
あさがおは、5~8月頃に摘芯すると、横向きにもツルが伸びます。本葉が8~10枚まで育ったら、ツルの先にある芽を取ります。この摘心により発芽していない本葉の付け根から、わき芽という新しい芽が育ち始めます。わき芽の数が多ければ多いほど、ツルや花の数が多くなるので、できる限りわき芽を増やすことがボリューム感のあるあさがおの育て方のポイントです。
大輪のあさがおの育て方は?
大輪のあさがおの育て方のポイントは大きくは2つです。
大輪のあさがおの育て方①朝方と夕方の2回は水やりの確認を
1日の水やりの目安は、春と秋は1回、夏は土の乾燥が早いので朝夕の2回が目安です。水やりのポイントは、気温が高くなる時間を避けることです。水温の高い水は根を傷つけ、蒸れや根腐れの原因になります。また、あさがおは夜にツルが伸びるので、夕方の水やりは大切ですが夜の水やりは避けるようにします。
大輪のあさがおの育て方②追加の肥料は必要?
2~3回/月は水で薄めた液体肥料を与えるとより生育が良くなります。土の栄養不足になると花が咲かなくなるので、土作りの段階で腐葉土や有機肥料を混ぜ込むことが重要です。
[no_toc]
あさがおでグリーンカーテンを作る!育て方のポイントは?
多年草のあさがおには、ノアサガオ(宿根アサガオ/琉球朝顔)と呼ばれる種類があり、1年草あさがおと比べると開花期間が長く、ツルを切るタイミングが異なります。このノアサガオは、ツルを壁一面に生長させて作る「グリーンカーテン」によく利用される品種です。
あさがおのグリーンカーテンは、ベランダや窓の外側にネットやワイヤーを土台に、絡ませたツルや葉が一面に広がった状態のことで、約−3℃の遮熱効果があると言われています。グリーンカーテンを作るためにはプランター、ワイヤー、ネットなどが必要となり、最初にネットを張ってから少しずつ誘引させるのが育て方のポイントです。
あさがおのグリーンカーテンは、ベランダや窓の外側にネットやワイヤーを土台に、絡ませたツルや葉が一面に広がった状態のことで、約−3℃の遮熱効果があると言われています。グリーンカーテンを作るためにはプランター、ワイヤー、ネットなどが必要となり、最初にネットを張ってから少しずつ誘引させるのが育て方のポイントです。
摘心のコツや時期は?
摘心の項でも少し触れましたが、あさがおでグリーンカーテンを作る際に大切なのが「摘心」です。本葉が8~9枚になったら摘心を行うタイミングです。この時、先端から2節目の上で茎を切り取りますが、わき芽を一緒に取り除かないようご注意ください。
また、摘心を早いタイミングで行ってしまうと、あさがおに負担がかかり、育ちにくくなってしまいます。
また、摘心を早いタイミングで行ってしまうと、あさがおに負担がかかり、育ちにくくなってしまいます。
ネットを張ってツルを誘引!綺麗なグリーンカーテンに
あさがおのツルが伸び始めたら、丈夫なサッシやベランダに固定できる紐やワイヤーでネットを固定します。ワイヤーやネットの代わりに、支柱を壁に立てかけ、ネットを張っても問題ありません。この時、ネットをプランターに少しかかる程度に伸ばし、あさがおのツルが絡みやすいように張るのがポイントです。
ツルが約50cmまで生長したら、ネットにツルを這わせます。その際、ツルの一部を園芸用テープなどで固定し、誘引すると他のツルと絡まずに横にも縦にも伸ばすことができます。
ツルが約50cmまで生長したら、ネットにツルを這わせます。その際、ツルの一部を園芸用テープなどで固定し、誘引すると他のツルと絡まずに横にも縦にも伸ばすことができます。
ガーデニングが初心者の方でも簡単なあさがおのグリーンカーテン
あさがおは種からでも苗からでも育てやすく、夏になるとグングン生長して綺麗な花を咲かせてくれるので、ガーデニングが初心者の方でも比較的簡単に育てることができる植物の1つだということがわかりました。
今回はあさがおの育て方のコツをご紹介しましたが、グリーンカーテンも簡単に作ることができますので、この機会にあさがおのガーデニングに挑戦してみてはいかがでしょうか。
今回はあさがおの育て方のコツをご紹介しましたが、グリーンカーテンも簡単に作ることができますので、この機会にあさがおのガーデニングに挑戦してみてはいかがでしょうか。