cms-import-kajikko-wp

【種類別】ラナンキュラスの育て方|種/苗/初心者/プランター

[allpage_toc]

ラナンキュラスはどんな花?

葉の形がカエルの足に似ていることや、この属の大半が湿った場所に生えることから、ラテン語の「rana(カエル)」を使い、ラナンキュラスという言葉になりました。

原産国は中近東からヨーロッパ南部東です。多年草で、草丈は30~50センチになります。花の色は黄色・白色・赤色・ピンク色・褐色・紫色・緑色・オレンジ色です。耐寒性は普通ですが、耐暑性は弱く、暑くなると休眠します。

八重咲で、バラの花に似た咲き方をします。切り花にしてお部屋に飾ってもとっても綺麗です。ラナンキュラスを自分で育ててみせんか。育て方は難しくありません。いろんな育て方があるのでご紹介します。

ラナンキュラスの花言葉は?

ラナンキュラスの花言葉は、「とても魅力的」・「名声」・「名誉」・「合格」です。他にも、色によっても意味があります。赤色は「あなたは自信に満ちている」。白色は「純潔」。黄色は「優しい心」。ピンク色は「飾らない美しさ」。オレンジ色は「秘密主義」。紫色は「幸福」です。

白のラナンキュラスは「清らか」の意味を持つことから、結婚式のブーケや花嫁さんの髪飾りによく使われます。

ラナンキュラスの品種

ラナンキュラス・ラックス

キンポウゲ科キンポウゲ属のラナンキュラス・ラックス。一重咲きで、光が当たるとピカピカと輝いているような、光沢感のあるツヤツヤした花びらが特徴です。比較的耐寒性もあり丈夫です。

ピカピカしてワックスのように見えるので、ラナンキュラスとワックスを足して、ラナンキュラス・ラックスになりました。

ラナンキュラス・ゴールドコイン

ラナンキュラス・レペンスの園芸品種で、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草です。キク科にも「ゴールドコイン」という名前の花がありますが、別物です。

直径1センチほどの小さな黄色い八重の花びらが特徴です。光沢があり美しいです。耐寒性があり丈夫です。水はけがよくて日当たりのいい場所なら、ランナーを伸ばして増えていきます。

どんどん増えていくので、鉢植えよりも地植えでの育て方がおススメです。

初心者に育て方とは?

ラナンキュラスを初めて育てるという方には、鉢植えでの育て方がおススメです。ホームセンターなどで鉢植えで売られているラナンキュラスを買ってくるのも良いですし、苗だけ買って、お気に入りの鉢植えでラナンキュラスを苗から育てるのも良いでしょう。

ラナンキュラスには、球根からの育て方、種からの育て方、そして地植えでの育て方もありますが、球根からの育て方は「吸水処理」、種からの育て方には「乾燥」の手間がかかります。地植えでの育て方は、鉢植えのように簡単に移動できないので、管理が少し難しいです。

最初は、比較的簡単な鉢植えでラナンキュラスを育ててみましょう。立派な花を咲かせて自信がついてから、違う育て方にチャレンジしてみてはいかかでしょうか。

ラナンキュラスの鉢植え・プランターでの育て方は?

ラナンキュラスの鉢植え・プランターでの育て方を見ていきましょう。初心者の方に、おススメの育て方です。

鉢植えやプランターは、風通しが良く、日の当たる場所に置いて管理します。気温が0℃を下回る時や、雨風が強い時は室内に入れてあげましょう。

土の表面が乾いたら、株元に水をたっぷり与えます。冬の水やりは、1週間に1度を目安に、暖かい午前中に行います。2週間に1度くらいのペースで肥料をあげると、ラナンキュラスの花が大きく咲くでしょう。

ラナンキュラスを室内で育てるには?

ラナンキュラスの室内での育て方を見ていきましょう。室内でラナンキュラスの花を咲かせるためには、まず温度管理が大切です。ラナンキュラスが育つ適温、10℃~15℃を保つようにしましょう。15℃以上になると、間延びするので注意します。次に、エアコンの風が当たらない日当たりのいい窓際に置くことが大切になります。

室温を保った室内で育てると、長く花を楽しめます。突然の雨などで、痛むこともないので安心です。ラナンキュラスには適度な寒さも必要なので、ときどき換気して、外の空気を当ててあげると良いでしょう。

室内での育て方は難しいと言われますが、コツさえつかめばうまく育てることができます。うまくいかない場合は、可能であれば午前中は日の当たる屋外に出してあげて、日が当たらなくなったら、室内の温度を保てる場所に移動して、ラナンキュラスを楽しむ方法もいいでしょう。
[no_toc]

ラナンキュラスの苗からの育て方は?

ラナンキュラスの苗からの育て方を見ていきましょう。ラナンキュラスの苗は、2月~3月になると出回ります。開花する直前のものや、すでに花が咲き始めているものもありますが、ほとんどの苗はたくさん花をつけた状態で販売されています。

葉っぱが黄色くなっていないか、痛んでいないかに注意して選びましょう。黄色くなっているのは根づまりをおこしている可能性があります。葉が緑で、活き活きとして大きいもの、そして、株が大きくつぼみがたくさんついているものが、元気に育ちやすいでしょう。

育てたい色がある場合は、つぼみの色で判断せずに、きちんと咲いた状態の花の色を見て決めます。つぼみの時の色と開花した花の色が違うことがあるからです。

ラナンキュラスの苗は、寄せ植えにしてもきれいです。草丈などを考えて、色んなお花と一緒に楽しめます。

苗を植えてみよう

苗はビニールポットに入っているので、鉢と土を準備しておきます。土は腐葉土などが入った根張りの良い培養土がいいでしょう。準備した土に水をかけて湿らせておきます。根鉢を崩さないように植え付けます。深さ5~10センチのところに球根がくるように苗を置き、土をまわりに入れて安定させます。

ラナンキュラスの球根からの育て方は?

ラナンキュラスの球根からの育て方を見ていきましょう。ラナンキュラスの球根は、ホームセンターなどで比較的簡単に手に入ります。

ホームセンターなどで買った球根は、カサカサに乾燥しています。そのまま土に植えると、急激に水を吸収してしまい、球根が腐る可能性が高いでしょう。植え付ける前に吸水処理をすることが大切です。

気温が15℃以下になった10月頃に、吸水処理と植え付けを行いましょう。

吸水処理をしよう

湿らせたバーミキュライトの中に球根を埋め、7日間ほど冷蔵庫で管理します。時々、乾いていないか確かめましょう。乾いていたら、霧吹きなどで水分を足してあげます。水をあげすぎると、球根が腐ったりカビが生える原因になるので気をつけましょう。

または、ティッシュペーパーやキッチンペーパーを軽く濡らして球根を包み込み、ラップやビニール袋に入れます。こちらも冷蔵庫で管理するのがいいでしょう。

黒くなって腐ってしまった球根は残念ですが捨てましょう。吸水して大きく膨らんだら、冷蔵庫から出して発芽を待つのもいいですし、待たずに植え付けをすることも可能です。

植え付けよう

吸水処理をしてしっかりと膨らんだ球根は、発芽を待たなくても植えることができます。水はけが良く、有機物に富んだ用土を使いましょう。

鉢植えなら、4号~5号の大きさに1つ植えます。プランターなら、球根がギュウギュウにならないように、余裕をもって植えます。大きい花を咲かせたい場合、間隔は15センチくらいが理想です。

球根は、とがっている方(トゲトゲしている方)を下にして、深さ3センチ程度に浅く植え付けます。植えてすぐの水やりはせず、2~3日経ってから土の表面が湿るくらいに水をあげましょう。

ラナンキュラスの種からの育て方

ラナンキュラスの種からの育て方を見ていきましょう。ラナンキュラスが開花して1~2ヶ月経つと、鞘が茶色くなります。種が入っている鞘を切り取り、風が吹いていない日に天日干しします。乾燥したら鞘から種を取り出します。紙袋に入れ、乾燥材を入れた密閉容器で常温もしくは冷蔵庫で保存します。

10月頃、気温が20℃以下になって涼しくなったころに種まきします。少量であればポット播きにして、種が重ならないように播きます。1つのポットに10粒ほどが目安になります。覆土は、種が隠れる程度にしましょう。

2週間ほど経つと、ポツポツと発芽しはじめます。3週間少し経てば発芽が揃うでしょう。芽が出て2~3センチの丈になり、本葉が3~4枚になれば、ポットあげします。

ラナンキュラスの地植え

ラナンキュラスの地植えでの育て方を見ていきましょう。気温が20℃以下になった10月頃に地植えをします。水はが良く、日当たりのいい場所を選びます。15センチ間隔をあけて、土の表面から3センチの深さに球根を植えます。

あらかじめ球根をポットで育てて、芽があふれるように出てきてから、地植えする育て方もあります。ホームセンターなどで苗を買ってきて地植えをする育て方も良いでしょう。

土が乾いたてから、たっぷりの水をあげましょう。株が大きくなってきた頃には肥料もあげます。10日に1度が目安です。株が小さく、茎が細い場合は、肥料が足りていません。

ラナンキュラスは比較的耐寒性が強いのですが、霜には弱いです。鉢植えなら簡単に移動できますが、地植えは移動させることができません。霜対策に「不織布」を使いましょう。「不織布」をかけて、霜がラナンキュラスに当たらないようにしてあげましょう。

ラナンキュラスを北海道で育てるには

[no_toc]
北海道では11月頃から霜があるので、屋外で育てると球根が壊死してしまうでしょう。屋内の10℃~15℃を保つことができる窓際に置いて管理します。窓際に置くのは、日の光をしっかり当ててあげることが大切だからです。

北海道でのラナンキュラスの育て方、成功のコツは「温度管理」と「しっかり日光を当てること」です。水はあげすぎないように週1回、肥料は1ヶ月に2~3回与えると良いでしょう。

北海道で元気なラナンキュラスの花を咲かせるのは難しいとされていますが、管理を徹底して綺麗な花を咲かせてみませんか。周りの人に自慢してまわりたくなりますよ。

ラナンキュラスの切り花

ラナンキュラスの切り花が出回るのは、12月~3月です。

水に浸かった部分の茎は腐って折れてしまうので、花瓶に入れる水はたっぷりとは入れず、少なめにしましょう。水は毎日交換して清潔に保ちます。生け花を長持ちさせましょう。

ラナンキュラスの花は大きいので、花の重さで茎が折れることもあります。開花したら、少しずつ茎を切って短くしていきます。満開間際は短く生けましょう。

ラナンキュラスには魅力がたくさん!

ラナンキュラスには育て方がいくつもあります。最初は、鉢植えやプランターでの育て方で立派な花を咲かせ、花が咲き終わったら種や球根を採取する楽しみもあります。

次の植え付け期には、種の育て方と、球根の育て方も楽しめます。咲いた花は、切り花にして自宅に飾るのも素敵です。大切な人に、花束にしてプレゼントしても喜ばれるでしょう。

たくさんの楽しみがあるラナンキュラスを、自分に合った育て方で咲かせてみませんか。
モバイルバージョンを終了