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【種類別】オリーブの育て方・鉢植え・地植え|室内/屋外

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種類別オリーブの育て方

オリーブオイルやオイル漬けなどで有名なオリーブですが、食用だけではなくオリーブの木は美しい葉っぱがキレイで観葉植物としても自宅で気軽に育て方を楽しむことができる植物でもあります。

オリーブの育て方には地植えの他に鉢植えなどがあります。育て方を知って、自分でオリーブの木を育ててみましょう。玄関先などに鉢植えとして出迎えてくれるように配置してみたり、洋風の庭づくりをしたい方などにはオリーブの木はです。

育て方の紹介とともに、オリーブにはどのような種類があるのか、また屋外での育て方と室内での育て方の違いと育て方のポイントや注意点をご紹介します。

オリーブの種類

モクセイ科のオリーブは常緑樹で、冬でも緑色の葉っぱをつけまま楽しむことができる植物です。インテリアなどにもの高い植物で、きちんとした育て方をすれば大きな木にも成長する植物でもあります。

原産地として地中海地方の国々「イタリア」「スペイン」「ギリシャ」「トルコ」などがありますが、その他にパレスチナでも樹齢週百年を超える大きなオリーブの木があり、大切に育てられています。

オリーブは品種などによっても香りなどが違いますし、世界中で育てられているオリーブの木は1,300種類以上もあり、その地方の気候に合った育て方ができるオリーブが栽培されています。

日本で主に育てられているオリーブの種類にはどのようなものがあるのかご紹介しましょう。

ミッション

スペイン系のオリーブの品種であるミッションは、明治41年に日本へやってきました。すらっと伸びた直立型の木は美しく銀葉系の細長くとがった葉っぱをしています。果実の重さは2.5グラムほどでオリーブオイルなどに加工される品種です。耐寒性があるため育て方が楽で、自家結実性もあるため一種類でも果実をつけることができます。

マンザニロ

ミッションと相性の良いマンザニロは、ミッションと同じくスペイン産のオリーブであり、世界中で栽培されています。ミッションは縦にすらっと伸びる品種ですが、マンザニロは横に広がってゆく樹形をしており、りんごのような形をしている小さい果実はおよそ3グラム程です。

硬い葉っぱを持つためオイルの量は少なめなため、主にピクルスなどに加工されます。小型で育て方が楽な品種でもありますが、炭疽病などにかかることもあるので注意が必要です。

ルッカ

アメリカから日本へと渡ってきたルッカは、オリーブの中でもオイルがとても多い種類になり、横に広がってゆく開帳型と呼ばれる樹形をしています。枝は伸びてくるにつれ、捻じれていくので剪定方法なども育て方のポイントです。

幅が広く丸みを帯びた葉っぱに、2グラムほどの小ぶりのオリーブの果実をつけるのでが高い品種でもあります。炭疽病などにも強い品種で果実からはフルーティな香りのするオイルが採取できます。

シルベストリス

オリーブの新品種であるシルベストリスは鮮やかなグリーンの葉っぱで、オリーブの果実がならない観賞用のオリーブです。多肉植物などと一緒に寄せ植えをすることでインテリアとして楽しむことができます。

エルグレコ

銀葉系のきれいな葉っぱが特徴的なオリーブ・エルグレコはギリシャが原産のオリーブで、オリーブの果実は小さいので加工には向かない品種になります。花粉が多いので授粉用のオリーブの木として育てると良いでしょう。自家結実性のオリーブではないので、果実を育てたい場合は、他の品種のオリーブの木と一緒に育てなければいけません。

観賞用としてもの高いオリーブで大きくなると7メートルから10メートルまで伸びることもあります。

コロネイキ

ギリシャ系のオリーブの品種でギリシャで育てられているオリーブの半数がコロネイキになります。葉っぱは小さくとがっていて果実も小さめの2グラムほどしかありません。しかし、抽出されるオイルは高い品質を誇り、高級なオリーブオイルとして有名です。

暑さに強いのですが、寒さには弱く3度以上の暖かい場所での育て方が良いといわれています。自家受粉できるほどの花粉量を持っているので一本だけの育て方でも果実がつきやすいです。

チプレッシーノ

イタリアのシチリア島で栽培されている品種であるチプレッシーノは直立型の樹形をしており、美しい色合いをみせてくれるチプレッシーノは育て方が楽な品種であるため、授粉用のオリーブの木としてがあります。

他の種類のオリーブと近い場所で育てることで、オリーブの果実がつきやすくなります。
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ネバディロ・ブランコ

半直立型で横に広がってゆく樹形のネバディロ・ブランコは、他のオリーブの木の葉っぱに比べると葉っぱの色が緑色で青々としています。やや縦長の果実は柔らかく小さめなので主にオリーブオイル用として育てられている品種になり、他の種類よりも早めに実がつきます。

花粉の量が多く咲いている期間も長いので授粉用のオリーブの木として育てている場合もあります。

場所別オリーブの育て方

オリーブの育て方には2種類あり、室内でも屋外でも育てることが可能です。育て方の難易度は植物を育てたことがある方であれば簡単です。初心者でも育て方のポイントさえ押さえていればきちんと育てることができます。

オリーブの室内での育て方と屋外での育て方をご紹介します。オリーブの育て方を知って楽しくガーデニングやインテリアを楽しみましょう。

室内

オリーブを室内で育てる場合、鉢植えをおこないますが、その際どのような種類のオリーブの木なのか確認することが大切です。横に広がってゆくタイプなのか縦に伸びていくタイプなのか、大きさはどのくらいまで伸びるのか、などきちんと確認してから苗を用意するようにしましょう。

オリーブの室内での育て方のポイントは、日当たりの良い場所に置くという事です。日陰などは好まないのでなるべく室内の暖かい場所に置くようにするとオリーブの木は元気に育ちます。寒い地方に住んでいる方はなるべく室内での育て方をします。

屋外

オリーブを庭に植えて大きく育てたい場合、日当たりの良い場所を選んで植えるようにしてください。オリーブの品種によって葉っぱの色や伸び方を確認して苗を用意すると良いでしょう。地植えの場合管理も簡単です。大きく育つような品種のオリーブであれば、家の目印や室内の目隠しなどにです。

オリーブの鉢植えでの育て方

小さい鉢植えに育てることもできるオリーブは、乾燥に強いので、同じように乾燥に強い多肉植物などと一緒に寄せ植えすることができ、かわいらしくインテリアを彩ることができます。

室内での育て方のポイントは、水やりをする場合は水切れに気をつけなければいけないと言う部分です。乾いた時にたくさん与えるようにし、受け皿に水を残さないようにしましょう。これは受け皿の部分に水が残っていた場合根腐れをおこしてしまう可能性があるからです。夏に水を与える場合は朝の早い時間か夕方に行うようにしましょう。

ベランダなどでの育て方もですが、冬に3度以下になるような地域で育てる場合は、寒くなったら枯れないように室内に入れておくことも必要です。

肥料の与え方

緩効性の置くタイプの肥料を使うようにし、花が咲く前の3月までと咲いた後に鉢植えの際に囲うようにいくつか置いて一回ずつ与え、果実ができた後の10月にも一度与えることが生育の良いオリーブになる育て方のポイントです。

オリーブの果実を付けたい

オリーブの果実をつける育て方ですが、自家結実性を持つオリーブの種類を選んだとしても、同じ時期に開花する他の品種のオリーブの木を一緒に育てる方が確実にオリーブの果実をつけてくれます。花粉の量が多い品種のオリーブの木を授粉用として一緒に育ててみましょう。

オリーブの地植えでの育て方

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鉢植えでの育て方がわかったら地植えはもっと簡単に育てることができます。オリーブの地植えでの育て方のポイントは土づくりです。土はホームセンターなどでオリーブ用の土が購入できますが、水はけのよいアルカリ性の土を自分で作って育てることもできます。苦土石灰や腐葉土などを土に混ぜて耕してください。

オリーブの苗サイズに穴をあけ、苗を置いたら堆肥なども混ぜた土をかぶせます。オリーブの木は強風などに弱いので支柱などをたてておくと固定できます。

水やりは植えた時に一度たっぷりと与えるだけで大丈夫です。自然に雨が当たる場所であれば水やりをする必要はありませんが、日照りが続くような場合は、涼しい時間に水を与えるようにしましょう。

肥料の与え方

地植えの場合は追肥の必要はなく、逆に追肥をしてしまう事によってオリーブの木が栄養過多に陥ってしまいます。しかし、冬などの寒い時期には寒くなりはじめた頃に1回だけ緩効性の置き肥を与えてあげると寒い冬も乗り越えることができます。

剪定

地植えの場合、3年以上経過したオリーブの木は剪定する必要があります。新芽が出る前やグングン育つ時期には見栄えを整えるために剪定をおこないましょう。根元から伸びるような枝は養分を吸い取ってしまうので早めに切っておくと良いのですが、切った部分が大きくなるような場合は癒合剤を塗るようにする事をします。

オリーブの育て方のコツ

オリーブの室内での育て方と屋外での育て方をご紹介しました。育て方のコツにはどのようなものがあるのかご紹介します。

水やり

鉢植えと地植えでは水やりの仕方が違いました。室内の場合は乾燥しないように、乾燥している時だけ水を与えること、他には水の受け皿に水を残さないようにすることが大切です。

地植えの場合は特に水やりの必要はありませんが、雨が降らない日が続いたりした場合や、真夏の暑い日などには、涼しい時間を見計らって水を与えるようにしましょう。

肥料

鉢植えの場合も地植えの場合も肥料を使う場合は緩効性の置き肥を使うようにします。鉢植えの場合は植えた後と花が咲くまえと後、他には冬の前に一回ずつ与えます。地植えの場合は寒くなりはじめた頃に一度だけ与えましょう。

オリーブを育ててみよう

いかがでしたでしょうか。育て方のポイントを抑えていけばオリーブの木を育てるのは難しくはありません。自身で育てたオリーブを観葉植物として楽しむことはもちろんですが、育てて果実を収穫する楽しみ方もあります。楽しくオリーブを育ててみましょう。
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