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プルメリアの室内での育て方
プルメリアと言えば、ハワイに行った時の歓迎のレイに使われる花といった印象が強いのですが、実は東南アジア、メキシコ、中南米が原産地です。東南アジアのラオスの国花にもなっています。プルメリアの特長は、その芳香にあります。やさしく甘い香りは、気持ちを落ち着かせ、癒しの香りとしてがあります。
鉢のサイズ
室内での育て方で大切なのは、鉢のサイズです。購入したときのサイズよりも、二回りほど大きな鉢がいいでしょう。鉢のサイズとプルメリアの株の大きさが合わないと、水やりのペースが難しくなって、根腐れを起こしたり、根が張るための栄養が取られて花が咲かなくなります。
室内の置き場所
プルメリアの育て方で室内の置き場所は重要なポイントです。プルメリアは、とても日光を好む植物です。室内にばかり置いておくと日光不足となって、葉が落ちたり、花が咲かなかったりするので、初夏~盛夏にかけては、屋外に出してたっぷり日光浴をさせましょう。
室内で越冬させるプルメリアの育て方では、温度管理が重要です。プルメリアは、冬の寒さが苦手で、温度は10℃以上が必要です。冬の日差しは弱いので、日当たりの良い南の窓際に置いてあげましょう。ただし、夜間は窓際の温度が下がるので、30㎝以上は離しておきましょう。
室内で越冬させるプルメリアの育て方では、温度管理が重要です。プルメリアは、冬の寒さが苦手で、温度は10℃以上が必要です。冬の日差しは弱いので、日当たりの良い南の窓際に置いてあげましょう。ただし、夜間は窓際の温度が下がるので、30㎝以上は離しておきましょう。
季節別プルメリアの育て方
プルメリアは、熱帯植物です。そのため、四季のある日本で育てるためには、それぞれの季節に合わせた育て方があります。
春
春になって、暖かくなると枝先に新芽が出始めます。春のプルメリアの育て方では、室内の日当たりのいい場所に移動して、乾燥気味だった土にたっぷりと水やりをしてあげましょう。戸外の最低気温が10℃以上になったら、外に出して太陽の光を浴びさせるようにします。
夏
プルメリアは、暑い夏が大好きです。ぐんぐん育つ季節ですから、夏のプルメリアの育て方としては、初夏の5月中旬から下旬にかけて、鉢を大きくして植え替えをしてあげます。
プルメリアは直射日光をたっぷりと浴びることで花付きがよくなります。ただし、日本の梅雨の時期は苦手です。乾燥を好むので、多湿になると根腐れを起こしてしまいます。夏の育て方のポイントは、雨が当たらない軒下などに移動させ、風通しのよい場所を選ぶことです。
また、戸外に置く場合は、エアコンの室外機の熱風を避けた場所に置くようにしましょう。熱帯地方の植物ですが、極度の乾燥と熱風は枯れる原因になります。
プルメリアは直射日光をたっぷりと浴びることで花付きがよくなります。ただし、日本の梅雨の時期は苦手です。乾燥を好むので、多湿になると根腐れを起こしてしまいます。夏の育て方のポイントは、雨が当たらない軒下などに移動させ、風通しのよい場所を選ぶことです。
また、戸外に置く場合は、エアコンの室外機の熱風を避けた場所に置くようにしましょう。熱帯地方の植物ですが、極度の乾燥と熱風は枯れる原因になります。
秋
11月くらいになると、気温が15℃を下回る日が続きます。そうすると、プルメリアは休眠状態に入り、葉を落とします。秋のプルメリアの育て方は、葉が全部落ちたところで、水やりをストップします。そして、暖かい室内に入れて来年に備えます。
自然に葉が落ちるのを待っていてもいいのですが、それ以前に気温が下がって霜などが降りると枯れてしまうこともあるので、様子を見て、残っている葉をカットして、茎だけの状態にしてから室内で管理しましょう。半強制的に茎だけにして休眠状態にしてあげたほうが、プルメリアにとって、ストレスがなくなり、これから迎える冬に備えることができます。
自然に葉が落ちるのを待っていてもいいのですが、それ以前に気温が下がって霜などが降りると枯れてしまうこともあるので、様子を見て、残っている葉をカットして、茎だけの状態にしてから室内で管理しましょう。半強制的に茎だけにして休眠状態にしてあげたほうが、プルメリアにとって、ストレスがなくなり、これから迎える冬に備えることができます。
冬
上手に冬越えをさせることが、来年の春以降のプルメリアの育て方に影響します。熱帯植物であるプルメリアは、寒さに弱い植物です。そのため、理想としては10℃以上、最低でも5℃をキープしておけば負担をかけません。
ただし、冬の時期に暖房の効いた部屋にプルメリアを置いておくと、暖かいので休眠状態になりません。春と勘違いして新芽が出ることもあります。きちんと休眠させることは、翌春から夏にかけての成長期に大切なことです。部屋が暖かい場合には、暖房の届かない玄関などに置いて、凍らない程度の温度で管理するのもプルメリアの冬の育て方のポイントになります。
ただし、冬の時期に暖房の効いた部屋にプルメリアを置いておくと、暖かいので休眠状態になりません。春と勘違いして新芽が出ることもあります。きちんと休眠させることは、翌春から夏にかけての成長期に大切なことです。部屋が暖かい場合には、暖房の届かない玄関などに置いて、凍らない程度の温度で管理するのもプルメリアの冬の育て方のポイントになります。
プルメリアの種からの育て方
[no_toc]プルメリアの育て方として、種から育てるという方法があります。種から育てる場合、親木と同じ花が咲くとは限りません。花が咲くまでどんなプルメリアが咲くのかわからないというところもプルメリアの育て方の魅力です。
種を蒔くタイミング
プルメリアの種からの育て方で大切なのは、蒔くタイミングです。プルメリアの種は気温が20℃以上で発芽するので5月以降に蒔くようにします。5月下旬には発芽するので、6月中旬には植え付けするというスケジュールになります。プルメリアの花ですが、残念ながら今年種を蒔いても花は咲きません。花を咲かせるまでは2~3年かかります。気長に待ちましょう。
種を蒔く方法
プルメリアの種からの育て方では2つの種の蒔き方があります。ひとつは、いきなり土に蒔く方法です。薄いヒラヒラの羽の部分を上に出して、残りは土の中に埋めます。
もうひとつは、発根をさせてから土に植える方法です。お皿に水を入れ、そこにコットンやキッチンペーパーを敷き、種を並べます。水が蒸発して無くならないようにこまめに足してあげましょう。根が出ているのが確認できたら、土に植えてやります。
両方とも発芽するまでは、土が乾燥しないように注意しながら、水やりをするのが、失敗せずに発芽させる育て方のコツです。
もうひとつは、発根をさせてから土に植える方法です。お皿に水を入れ、そこにコットンやキッチンペーパーを敷き、種を並べます。水が蒸発して無くならないようにこまめに足してあげましょう。根が出ているのが確認できたら、土に植えてやります。
両方とも発芽するまでは、土が乾燥しないように注意しながら、水やりをするのが、失敗せずに発芽させる育て方のコツです。
プルメリアの苗からの育て方
プルメリアの育て方としては、苗から育てるのが一般的です。苗を市販で購入するときには、葉を注意深く観察しましょう。大きな葉が3枚以上あって、色が濃くて元気そうなものを選びましょう。苗の植え付け時は、気温が15℃以上になってからにします。
苗木の植え付け方法
苗木は、植え付ける前に必ず半日~3日くらい水に浸けて「水揚げ」を行います。これをすることで発根しやすくなります。鉢底に軽石などの底石を5㎝くらい敷き、水はけのいい土を入れます。そこにプルメリアの苗木を4分の1ほど挿します。
水やりは、鉢の底から水が出るくらいたっぷりと与えます。根が出るまでは直射日光や雨が当たらない風通しの良い場所に置いておきましょう。加湿に弱いので、鉢底皿には水がたまらないように注意します。また、鉢の下にブロックなどを置いて風通しを良くすると根腐れを起こしません。
葉が5枚以上になったら、根が出てきたというサインですから、日当たりのよい場所に移します。
水やりは、鉢の底から水が出るくらいたっぷりと与えます。根が出るまでは直射日光や雨が当たらない風通しの良い場所に置いておきましょう。加湿に弱いので、鉢底皿には水がたまらないように注意します。また、鉢の下にブロックなどを置いて風通しを良くすると根腐れを起こしません。
葉が5枚以上になったら、根が出てきたというサインですから、日当たりのよい場所に移します。
プルメリアの鉢植えでの育て方
プルメリアの育て方として、鉢植えが一般的です。鉢植えにしておくと、冬場になっても、室内に取り込みやすく、寒さで枯れてしまうことも避けられます。
土
プルメリアの鉢植えでの育て方において、土選びは重要です。プルメリアは、日当たりを好む熱帯植物ですから、ジメジメとした湿度を嫌います。そのため土の環境としては、水はけのよいものを選びましょう。赤玉土の小粒を7割、腐葉土を3割程度混ぜてください。初心者は、観葉植物用や草花用に培養土を使うといいでしょう。
肥料
プルメリアの鉢植えでの育て方で、花をたくさんつけるには肥料の配合が重要となります。単に成長だけなら肥料は必要ありませんが、花を咲かせるには「リン酸」を多く含む肥料が欠かせません。
植物の成長に欠かせない肥料は「窒素(N)」「リン酸(P)」「カリウム(K)」の三大要素です。その中でもリン酸は花を咲かせやすくする効果があるので、肥料のパッケージに書かれた成分比率をよく確かめてリン酸の比率の高い肥料を選ぶようにしましょう。
肥料は、5月~10月の成育期に与えるようにしましょう。11月以降は休眠期に入るので、肥料は与えません。置き肥も取り除いておきましょう。
植物の成長に欠かせない肥料は「窒素(N)」「リン酸(P)」「カリウム(K)」の三大要素です。その中でもリン酸は花を咲かせやすくする効果があるので、肥料のパッケージに書かれた成分比率をよく確かめてリン酸の比率の高い肥料を選ぶようにしましょう。
肥料は、5月~10月の成育期に与えるようにしましょう。11月以降は休眠期に入るので、肥料は与えません。置き肥も取り除いておきましょう。
肥料を与えるときの注意点
プルメリアの育て方として、花を多く付けるためには肥料が欠かせません。だからといって「花を早く見たい」「もっとたくさん咲かせたい」と考えて、規定量以上の肥料を与えてしまうと、肥料やけを起こして株が弱り、やがて枯れてしまいます。注意しましょう。
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挿し木
プルメリアの挿し木からの育て方で、最適な季節は6月です。プルメリアは、成長が早く、上に上にと枝を伸ばしていきます。
長くなると頭でっかちになって、鉢とのバランスが悪くなり、少しの風でひっくり返ったり、樹形も悪くなったりするので、育て方として、途中で切り戻しをしてやります。切り戻しをしたときの枝を捨てずに、挿し木にすれば、簡単に増やすことができます。
長くなると頭でっかちになって、鉢とのバランスが悪くなり、少しの風でひっくり返ったり、樹形も悪くなったりするので、育て方として、途中で切り戻しをしてやります。切り戻しをしたときの枝を捨てずに、挿し木にすれば、簡単に増やすことができます。
挿し木の方法
切り戻しをするときに、枝先10~20㎝のところを斜めに切るようにします。この時注意しなくてはならないのが樹液です。
プルメリアは、キョウチクトウの仲間で樹液には毒が含まれています。切り落とす際に樹液が手について、その手で目を拭いたりすると危険なので、必ず軍手をして作業をしましょう。また、切るときに使うハサミは、熱湯消毒をしておくと雑菌が入りません。
挿し木の育て方として、樹液を落とすため、ひと晩水に浸けておきましょう。そして断面を拭いたら、日陰で1週間くらいかけて切り口を乾燥させます。完全に切り口が乾いたところで、鉢に植えます。茎が10㎝ほど埋まるように植えましょう。発根するまで、風通しの良い明るい日陰で様子を見ます。土が乾いたら水やりを繰り返します。新芽が出れば挿し木は成功です。
プルメリアは、キョウチクトウの仲間で樹液には毒が含まれています。切り落とす際に樹液が手について、その手で目を拭いたりすると危険なので、必ず軍手をして作業をしましょう。また、切るときに使うハサミは、熱湯消毒をしておくと雑菌が入りません。
挿し木の育て方として、樹液を落とすため、ひと晩水に浸けておきましょう。そして断面を拭いたら、日陰で1週間くらいかけて切り口を乾燥させます。完全に切り口が乾いたところで、鉢に植えます。茎が10㎝ほど埋まるように植えましょう。発根するまで、風通しの良い明るい日陰で様子を見ます。土が乾いたら水やりを繰り返します。新芽が出れば挿し木は成功です。
プルメリアの地植えでの育て方
プルメリアは、日本のような気候でも地植えができるのでしょうか。プルメリアは、寒さに弱い植物です。冬でも最低気温が20℃を下回らない地域では地植えすることもできますが、霜が降りるような地域では、枯れてしまいます。鉢に植えて室内で管理する育て方の方が確実と言えます。
しかし、プルメリアは成長の早い植物です。あっという間に大きくなってしまうので、地植えにしたいときもあります。大きくなったプルメリアは、多少寒さには強くなっているので、地植えにして、冬対策を施しておきましょう。
冬対策をした育て方としては、木の幹をムシロなどで囲ったり、根元に藁などを置いたりすると寒さ対策になります。植える場所も日当たりのよい場所を選ぶようにしましょう。
しかし、プルメリアは成長の早い植物です。あっという間に大きくなってしまうので、地植えにしたいときもあります。大きくなったプルメリアは、多少寒さには強くなっているので、地植えにして、冬対策を施しておきましょう。
冬対策をした育て方としては、木の幹をムシロなどで囲ったり、根元に藁などを置いたりすると寒さ対策になります。植える場所も日当たりのよい場所を選ぶようにしましょう。
プルメリアはとっても気まぐれ
いかかでしたでしょうか。プルメリアの育て方を間違えていなくても、その年によって咲いたり咲かなかったりします。お花を楽しみにしていたのに、何が原因だろうと頭を抱えてしまう人も多いのですが、元気にしているようであれば、諦めずに冬の管理をしっかり行ってください。次の年の夏には、立派な花を咲かせてくれるでしょう。