[allpage_toc]
レモンバームの種からの育て方
レモンバームは強く育てやすい植物ですから、種からの育て方も簡単で比較的失敗の少ないハーブです。基本の育て方でマンションベランダでのプランター栽培もできます。
種からの栽培は、特に初心者にはハードルが高いように感じますが、レモンバームなら基本的な育て方さえマスターできればちゃんと育てることができます。
種からの栽培は、特に初心者にはハードルが高いように感じますが、レモンバームなら基本的な育て方さえマスターできればちゃんと育てることができます。
1.種まき
レモンバームの種は、園芸店で入手するのが一番手っ取り早いですが、最近は100円ショップでも扱っている店があります。種の大きさはとても小さく、見た目は小さめの黒ゴマ粒に似ています。
レモンバームの種は「条まき」または「ばら撒き」で種まきします。条まきは土に掘った細い溝に沿って種をまいていく方法で、ばら撒きは土の上にまんべんなくパラパラと撒く種まき方法です。どちらもレモンバームのように小さく一つ一つを植えるのが難しい種に使う方法です。
用土は特に神経質になる必要はありませんが、園芸店にある種まき用の土を使うと簡単です。
種まきに適した時期は、3月中旬~5月頃が最適です。種まき後は、上に土をかぶせずに、霧吹きでたっぷりと水やりをします。20℃前後の日の当たらない暗い場所に置いておき、土の表面が乾かないようこまめに霧吹きで水やりをします。新聞紙をかけておくと乾燥防止と遮光ができます。
レモンバームの種は「条まき」または「ばら撒き」で種まきします。条まきは土に掘った細い溝に沿って種をまいていく方法で、ばら撒きは土の上にまんべんなくパラパラと撒く種まき方法です。どちらもレモンバームのように小さく一つ一つを植えるのが難しい種に使う方法です。
用土は特に神経質になる必要はありませんが、園芸店にある種まき用の土を使うと簡単です。
種まきに適した時期は、3月中旬~5月頃が最適です。種まき後は、上に土をかぶせずに、霧吹きでたっぷりと水やりをします。20℃前後の日の当たらない暗い場所に置いておき、土の表面が乾かないようこまめに霧吹きで水やりをします。新聞紙をかけておくと乾燥防止と遮光ができます。
2.発芽~間引き
レモンバームの種は、気温にもよりますが20℃前後の気温で種まきから1週間~10日間ほどで発芽します。発芽後から定植するまでは若芽で弱いため、丁寧に管理していきます。発芽したら新聞紙を外し、半日蔭の風通しの良い場所に移します。
芽が2、3センチくらいに育ち、葉と葉が重なり合うようになってきたら1回目の間引きをします。間引く間隔は、「隣同士の葉がぶつからないくらいの間隔」と覚えておいて大丈夫です。元気な芽を残し、ひょろひょろとした小さい芽や弱々しい芽を選んで間引いていきます。
間引くときにはピンセットを使うと引き抜く作業が楽です。園芸用のピンセットがなければ普通のピンセットでも構いません。また、引き抜くのが難しいときにははさみを使って根元からチョンチョンと切ってしまう方法もあります。生育して葉がぶつかる状態になったら、再度間引きをして株間を調整していきます。
芽が2、3センチくらいに育ち、葉と葉が重なり合うようになってきたら1回目の間引きをします。間引く間隔は、「隣同士の葉がぶつからないくらいの間隔」と覚えておいて大丈夫です。元気な芽を残し、ひょろひょろとした小さい芽や弱々しい芽を選んで間引いていきます。
間引くときにはピンセットを使うと引き抜く作業が楽です。園芸用のピンセットがなければ普通のピンセットでも構いません。また、引き抜くのが難しいときにははさみを使って根元からチョンチョンと切ってしまう方法もあります。生育して葉がぶつかる状態になったら、再度間引きをして株間を調整していきます。
3.植え替え
生育が進み、株の葉が増えて高さ10センチ程度まで育ったら植え替えをします。レモンバームは地中に深く根を張り旺盛に生育していきますから、大きめのプランターか鉢を用意し、植え替えした方がよく育ちます。
用意した植え替え用のプランターに土を入れ、苗を植えます。複数株を同じプランターに植える場合は、株間を20センチ程度離して植え付けていきます。
植えたら根元に土を寄せてなじませますが、強くぎゅっと押し付けずに軽くかけた土を軽く押さえる程度にします。強く押し付けてしまうと土が蒸れてしまうためです。
植え替え後はたっぷりの水をやり、根が落ち着くまでは乾燥に気をつけます。地植えの場合や、種まきしたプランターでそのまま育てる場合は植え替えは必要ありません。
用意した植え替え用のプランターに土を入れ、苗を植えます。複数株を同じプランターに植える場合は、株間を20センチ程度離して植え付けていきます。
植えたら根元に土を寄せてなじませますが、強くぎゅっと押し付けずに軽くかけた土を軽く押さえる程度にします。強く押し付けてしまうと土が蒸れてしまうためです。
植え替え後はたっぷりの水をやり、根が落ち着くまでは乾燥に気をつけます。地植えの場合や、種まきしたプランターでそのまま育てる場合は植え替えは必要ありません。
レモンバームの鉢植え・プランターでの育て方
レモンバームは鉢植えやプランターでも簡単に育てることできます。苗を園芸店やホームセンターで買ってきてプランター栽培する方法が手軽で初心者向けです。
レモンバームの鉢植えやプランターでの育て方で注意することは、①「蒸れ」に注意する②水きれ・肥料きれに注意する、この2つです。地植えの場合は「植えっぱなしでも勝手にどんどん育つ」というくらいの丈夫さをもつ植物ですが、プランターでの育て方は少し手をかける必要があります。
レモンバームの鉢植えやプランターでの育て方で注意することは、①「蒸れ」に注意する②水きれ・肥料きれに注意する、この2つです。地植えの場合は「植えっぱなしでも勝手にどんどん育つ」というくらいの丈夫さをもつ植物ですが、プランターでの育て方は少し手をかける必要があります。
用土の選び方
特別に神経質になる必要はありません。プランター・鉢植え用の一般的な用土でも充分育ちます。園芸店では「ハーブ用」とあらかじめブレンドされている土があり非常に便利なのでです。鉢に植え付ける場合は、水はけを良くして根腐れしないように鉢底石をひいてから用土を入れます。
置き場所・日当たり
レモンバームはやや湿り気のある土壌を好みます。また、直射日光に当たると葉が固く色つやが悪くなることから、育て方としては、日当たりの良すぎる場所を避け、半日蔭くらいの場所で育てるほうがです。半日蔭で育てレモンバームの葉は柔らかく、香りも非常によくなりますから、ハーブティーなど生のまま葉を使いたい場合は日当たりを意識して育てます。
日当たりの良い場所では丈夫に育ちますが、真夏の強い直射日光は葉が焼けてしまうことがありますので、日差しの強い時期は置き場所を変えるなど工夫をしましょう。
日当たりの良い場所では丈夫に育ちますが、真夏の強い直射日光は葉が焼けてしまうことがありますので、日差しの強い時期は置き場所を変えるなど工夫をしましょう。
肥料と水やり
レモンバームはやや湿った土地で良く育ちますから、水やりは育て方で一番気をつけなくてはいけない点です。土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをし、乾燥に気をつけます。水切れをするとすぐに葉が黄ばんでしまいます。葉が黄ばんでしまったという失敗はレモンバームの育て方で一番多い例です。
プランターや鉢で育てるときは、肥料も忘れずに与えます。植え付けのときに元肥を土に混ぜ込んでおきますが、植え付け後は定期的に追肥して肥料切れを起こさないようにします。生育が進み、夏に収穫したあとにも追肥をすると秋にかけて新芽がよく伸びて再度の収穫ができます。
レモンバームはハーブの中でも丈夫で育てやすい植物ですから、基本的にはその育て方にあまり神経質になる必要はありません。しかし水切れと肥料切れは葉が黄ばみ生育が悪くなりますので、注意が必要です。
[no_toc]
プランターや鉢で育てるときは、肥料も忘れずに与えます。植え付けのときに元肥を土に混ぜ込んでおきますが、植え付け後は定期的に追肥して肥料切れを起こさないようにします。生育が進み、夏に収穫したあとにも追肥をすると秋にかけて新芽がよく伸びて再度の収穫ができます。
レモンバームはハーブの中でも丈夫で育てやすい植物ですから、基本的にはその育て方にあまり神経質になる必要はありません。しかし水切れと肥料切れは葉が黄ばみ生育が悪くなりますので、注意が必要です。
剪定と収穫
こまめな剪定は上手な育て方のコツです。こまめな剪定で丈夫で良い葉の収穫を目指します。
初夏の頃がもっとも葉の香りが強まり、収穫に向いている時期です。剪定を兼ねて葉の収穫をします。夏に収穫し、追肥をしておくと秋にもう一度収穫することができます。夏の剪定は株元から刈り取ってしまっても大丈夫ですが、追肥を忘れないようにします。
レモンバームの育て方のコツにもなりますが、種を収穫したい場合を除き、基本的には花は咲かせることはしません。花を咲かせると株自体が弱り、硬く風味の弱い葉になってしまうためです。つぼみが開く前に上から3分の1ほどのところから剪定します。
常日頃のお手入れとして病気予防のためこまめな剪定をしましょう。枝葉が込み合って土が蒸れたり風通しが悪くなると「スス病」など病気にかかりやすくなります。
初夏の頃がもっとも葉の香りが強まり、収穫に向いている時期です。剪定を兼ねて葉の収穫をします。夏に収穫し、追肥をしておくと秋にもう一度収穫することができます。夏の剪定は株元から刈り取ってしまっても大丈夫ですが、追肥を忘れないようにします。
レモンバームの育て方のコツにもなりますが、種を収穫したい場合を除き、基本的には花は咲かせることはしません。花を咲かせると株自体が弱り、硬く風味の弱い葉になってしまうためです。つぼみが開く前に上から3分の1ほどのところから剪定します。
常日頃のお手入れとして病気予防のためこまめな剪定をしましょう。枝葉が込み合って土が蒸れたり風通しが悪くなると「スス病」など病気にかかりやすくなります。
レモンバームの室内での育て方
レモンバームの鉢植えやプランターを室内で育てる場合の育て方のポイントは、「乾燥」と「日当たり」です。室内は乾燥しがちですから乾燥の苦手なレモンバームは水切れで弱ってしまう心配があります。その他は基本的なレモンバームの育て方と変わりはありません。
日当たりの良い窓際に置き、レースのカーテン越しに日光を当てるくらいがちょうどよい置き場所です。水やりはこまめに、土の表面が乾いたなと感じたらあげるようにします。
また、適宜に追肥をすることで室内でも外で育てるのと同じように、柔らかく葉の色つやがしっかりとした、香りのよいレモンバームを作ることができます。レモンバームは室内での育て方も比較的手がかからず簡単です。
日当たりの良い窓際に置き、レースのカーテン越しに日光を当てるくらいがちょうどよい置き場所です。水やりはこまめに、土の表面が乾いたなと感じたらあげるようにします。
また、適宜に追肥をすることで室内でも外で育てるのと同じように、柔らかく葉の色つやがしっかりとした、香りのよいレモンバームを作ることができます。レモンバームは室内での育て方も比較的手がかからず簡単です。
レモンバームの挿し木をしての育て方
レモンバームの育て方がうまくいき、大きく育ったら挿し穂をとって挿し木で増やすことができます。苗をひとつ買ってきてその株をたくさん育てたいときには、挿し木で増やす育て方がです。
1.挿し芽を準備する
レモンバームの挿し穂には丈夫そうで葉の節が3つほど取れる部分を使います。挿し穂にする茎を選んだら、茎から切り離します。一番下の節のすぐ下あたりをカットします。
茎から切り離したら、一番上の節の葉を残して、節の少し上の部分で切り落とします。一番下の節は葉を取り除きます。準備ができたら水に入れて1時間程度水を吸わせます。
茎から切り離したら、一番上の節の葉を残して、節の少し上の部分で切り落とします。一番下の節は葉を取り除きます。準備ができたら水に入れて1時間程度水を吸わせます。
2.挿し木する
挿し穂が充分に水を吸ったら、挿し木用の土を入れた鉢に挿し木します。挿した後はたっぷりの水やりをしましょう。いくら丈夫なレモンバームでも、挿し木直後は非常に弱いですから育て方には注意します。挿し木後は根がしっかり張り、脇芽が育ってくるまでは日陰や暖かい室内で管理するとよいでしょう。
3.定植する
脇芽が育ち、10枚程度の葉が茂るようになれば植え替えのタイミングです。定植し、根が落ち着くまでは2.と同じように管理しますが、落ち着いたあとは通常のレモンバームの育て方と同じように管理します。
レモンバームの冬の育て方
レモンバームは寒さに強く、平地であればマイナス5℃くらいまでは耐えることができます。寒冷地の地植えのレモンバームの場合は放っておいても冬には葉を落とし、土から出ている部分が枯れて茶色っぽくなることもありますが、土の中に張っている根は生きており、暖かくなると再び元気に生育します。
通常の育て方としては、地植えもプランターに関わらず秋の収穫が終わり、寒くなる前には地際で切り戻しをしておき、翌年の春に備えます。
雪の積もる地域でも特別に防寒の必要はないため、切り戻した鉢やプランターは外に置きっぱなしにしても問題はありません。レモンバームのその他の育て方の注意点は、先ほどの「プランターでの育て方」で解説した内容と同じですが、肥料はお休みします。また、冬に挿し芽や株分け、種まきをしてもうまく育てることが難しいため避けるようにします。
通常の育て方としては、地植えもプランターに関わらず秋の収穫が終わり、寒くなる前には地際で切り戻しをしておき、翌年の春に備えます。
雪の積もる地域でも特別に防寒の必要はないため、切り戻した鉢やプランターは外に置きっぱなしにしても問題はありません。レモンバームのその他の育て方の注意点は、先ほどの「プランターでの育て方」で解説した内容と同じですが、肥料はお休みします。また、冬に挿し芽や株分け、種まきをしてもうまく育てることが難しいため避けるようにします。
レモンバームの育て方のポイント
レモンバームの育て方は「乾燥させない」「日に当てすぎない」この2つが上手に育てるコツです。レモンバームは多年草ですから4~5年は長持ちします。長く育てて楽しみたい人、上手に育てて増やしていきたい人は、この2つ以外にも知っておくべきいくつかの育て方のポイントがあります。
[no_toc]
レモンバームに適した土づくりをしよう
レモンバーム用の土は、基本的にさほど細かく考える必要はなく、一般的な園芸用の土であればよく育ちます。園芸店では「ハーブ用」としてハーブの生育に適した土質でブレンドされたものも売っていますので、それでもよいです。
もし自分で作る場合は「赤玉土4/腐葉土3/ピートモス1/パーミキュライト2」の割合で混ぜ込んで使います。株をたくさん増やしたい、丈夫な育て方をしたい、そのような場合は特にレモンバーム用の土には保水力が高く、肥えたものを使うことを意識します。
もし自分で作る場合は「赤玉土4/腐葉土3/ピートモス1/パーミキュライト2」の割合で混ぜ込んで使います。株をたくさん増やしたい、丈夫な育て方をしたい、そのような場合は特にレモンバーム用の土には保水力が高く、肥えたものを使うことを意識します。
夏は害虫に注意する
レモンバームによく発生する害虫は「オンシツコナジラミ」です。体色は白く、ごく小さい虫で羽が生えている虫で、真夏の気温の高い時期に発生します。葉の裏側につき、養分を吸うため生育が鈍りますから、もしもオンシツコナジラミを見つけたらすぐに駆除します。
他にも夏になると「ハダニ」「ハマキムシ」も発生しやすい害虫ですから定期的によく観察し、見つけたらすぐに駆除しましょう。
他にも夏になると「ハダニ」「ハマキムシ」も発生しやすい害虫ですから定期的によく観察し、見つけたらすぐに駆除しましょう。
こまめに摘心して大きく育てよう
レモンバームは旺盛な生命力をもった植物ですから、こまめに摘心して株の状態を整えます。適宜手入れをして摘心して上手な育て方をした株は、丈夫で大きな株に育ちます。
株が小さいうちは余分な若芽を摘み取りながら株の形を整えていきます。育った株は葉が茂りすぎると生育の妨げになり、また害虫や病気の原因にもなりますからこまめに摘心していきます。
夏の開花時期の前は葉の香りが一番強まる時期で、収穫となります。この時に一度株元から刈り取ってしまいます。追肥をしておけば秋にももう一度収穫が可能です。
株が小さいうちは余分な若芽を摘み取りながら株の形を整えていきます。育った株は葉が茂りすぎると生育の妨げになり、また害虫や病気の原因にもなりますからこまめに摘心していきます。
夏の開花時期の前は葉の香りが一番強まる時期で、収穫となります。この時に一度株元から刈り取ってしまいます。追肥をしておけば秋にももう一度収穫が可能です。
丈夫で育てやすいレモンバームはハーブ栽培の入門に
ちゃんとした育て方をしていなくても「こぼれ種からも勝手に芽吹く」「どんどん勝手に増えて困る」というくらいレモンバームは丈夫な植物です。鉢やプランターで育てる場合は大きくなることを想定して土を深くし、株間にゆとりをもって植え付けしましょう。
また、大きくなりすぎた株は株分けして株を若返らせる方が、香りのよい葉の収穫を長く楽しむことができます。
育て方が難しくなく、しかもぐんぐん大きくなるレモンバームは、育ててとても楽しい植物ですから、ハーブ栽培の入門としてです。
また、大きくなりすぎた株は株分けして株を若返らせる方が、香りのよい葉の収穫を長く楽しむことができます。
育て方が難しくなく、しかもぐんぐん大きくなるレモンバームは、育ててとても楽しい植物ですから、ハーブ栽培の入門としてです。