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レモングラスの育て方|種/苗/プランター/ベランダ/地植え

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レモングラスのプランター・鉢植えでの育て方

ハーブとして知られるレモングラスは、イネ科なので背丈が1メートルを超えるほど大きくなります。レモングラスの育て方でするのは地植えですが、地植えではなくプランターでの育て方を望む場合は野菜用の大型のものを、鉢での育て方なら直径30センチほどある10号鉢以上のものが良いとされています。かなり大きな株になりますので、場所の確保も必要になってきます。

レモングラスは、東南アジアの料理に良く使われています。蚊やハエがレモングラスの匂いを嫌うので虫よけにも効果があります。身近にあると重宝するレモングラスの育て方について紹介します。

季節別レモングラスの育て方

レモングラスは、ハーブティーや料理など幅広く使用されるハーブ系の植物です。主成分のネロール、ゲラにオールに防虫効果があるため虫よけにもなりますので、虫に悩まされる夏場はレモングラスが身近にあると非常に重宝します。

また、レモングラスはエッセンシャルオイルとしても有名で、空気の浄化などにも効果を発揮してくれます。

一般的にハーブの育て方は難しいと考えがちですが、レモングラスは多年草なので越冬させたものは成長度が高いと言われています。レモングラスの育て方は意外と簡単ですので季節ごとの育て方の違いを紹介します。

育て方のポイント

レモングラスは、東南アジアの熱帯地域が原産ですので日当たりの良い場所での育て方が重要と言われています。レモングラスは暑さに強いので、育て方としては夏場が特にです。

レモングラスは成長すると株の元の部分が蒸れやすくなります。なるべく蒸れを防ぎ、腐れを防ぐためには風通しの良い場所での育て方を心がけましょう。

春・夏・秋

レモングラスは株分けができる植物です。冬を越したレモングラスを春に株分けをする育て方をすると増えて行きます。しかしながら、東南アジア原産のレモングラスは寒さに弱いので、霜の心配がなくなる5月に入ってから日当たりの良い場所に定植させる事をします。


暖かくなり始めた5月頃にに植え付けたレモングラスは、6月になると元気に育ち7月には成長の勢いが増してきます。勢いよく成長したレモングラスを土壌際から15cmくらいの所で切ってあげるとすぐに葉が伸びてきます。この事からもわかるように夏になってからのレモングラス育て方が最も適しているのがわかります。

11月上旬までは屋外での育て方ができますが、冬の寒さが厳しくなる前に室内に移動させてあげる事をします。

屋外でのレモングラスの育て方で重要なのは、寒さに弱いレモングラスが冬を越せるように剪定してあげる事です。レモングラスの古い葉は硬くなりますので、年を越すと使いにくくなります。古くなった葉は根元から5~10cmを目安に切り、土壌にビニールで株元マルチを行います。

それ以外にお手軽で簡単な方法と言われているのが、発泡スチロールの箱を逆さまに被せる方法です。発泡スチロールでの防寒を行う際は軽いので上に重しを乗せてください。ただし、暖かい日などは取り外し霜や雪よけに使用する程度が好ましいでしょう。

比較的暖かい山陽地域では、防寒しなくても冬を越せる所も多いと言われています。暖かい地域では剪定せずに冬を越し春先になってから、冬の間に傷んでしまった葉を選定して新芽を出させる方法もあります。

寒い地域での冬対策

寒さの厳しい地域ではレモングラスを根元から掘り起こして大きな鉢に植え替えて室内で育てるのがベストです。地植えではなく鉢植えに切り替えてあげると、寒さが苦手なレモングラスも冬を乗り越えられるので重要なポイントになります。

ベランダでのレモングラスの育て方

レモングラスは地植えでの育て方が良いとされていますが、鉢やプランターでの育て方もできます。プランターや鉢に植えたレモングラスはベランダで育てるのが良いでしょう。ベランダで鉢植えにする場合はなるべく大きな鉢を選んでください。1株あたり6号サイズの鉢が最低でも必要で、直径18㎝ほどの鉢で育てる事ができればのびのび成長してくれるでしょう。

レモングラスを増やしたい人は、株分けをして増やします。レモングラスは大きく成長しますので、それに見合った鉢が見つからない時も株分けが必要になります。

株分け

株分けの方法は、成長したレモングラスの根元を掘り起こし土を少し落とします。根元の締まりが良いので園芸道具を使って生え際から株を小分けにします。それが済んだらさらに手で小分けにします。

根が分散されるように小分けにすると早く根付くので、根が分散されるように工夫して小分けを行ってください。鉢に合わせて株を分ける事ができたら、植え付けます。植え付けが完了したら根が伸びるように水やりをしっかりと行ってください。

レモングラスの種からの育て方

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レモングラスは花が咲きにくいので、種の収穫が難しいため種を手に入れるのは困難と言われています。しかし、種を手に入れた場合の育て方はそれほど難しくありません。

まず、種まき用土の赤玉土などを育苗ポットに入れて湿らせます。1cmほどの深さに掘った穴にレモングラスの種を2、3粒蒔き、その上から軽く土を被せて水を与え、土が乾かないように注意しながら直射日光の当たらない場所で管理します。

レモングラスが成長して5cmほどになったら間引きします。レモングラスが10cm以上に成長したら大きな鉢や庭などに植え替えてあげましょう。レモングラスは地植えの方が勢いよく育つので、育て方としては地植えをします。

レモングラスの地植えでの育て方

レモングラスは高さが1.5mになるほど成長しますので、レモングラスの育て方で最も適しているのが地植えです。根が深く伸びるので、地植えの育て方をする場合は土を良く耕しておきましょう。そうする事で、根も伸びやすく痩せた土壌でも育つ事ができます。

庭や畑などの土は、雑草やその他の植物の種が含まれている可能性が高いので、ホームセンターで販売している栽培用の土を使用すると便利です。レモングラスは、酸性が強い土壌を好まないと言われています。日本の土は酸性ですので、庭や畑に植える場合は石灰を混ぜて酸度の中和を行うと良く育ちます。

レモングラスが好むのは、前途でもお伝えしたように日当たりの良い場所です。水はけが良く、風通しの良い場所を選んで植え付けをしましょう。

水のやり方

地植えしたレモングラスの水やりの場合、土がからからに乾いてしまうほどの乾燥状態は避けたいですが、水のやり過ぎも良くありません。レモングラスを地植えた時に水やりをする程度でも立派に成長してくれますので、それほど水やりを気にしなくても大丈夫です。

レモングラスの苗からの育て方

苗からの育て方で重要なのは健康的な苗を選ぶ事です。まず、レモングラスの葉っぱの状態を確認します。穴が開いていたり、斑点が付いているものなどは健康的ではありません。その他、葉の色も確認しましょう。黄色くなっていたり黒ずんでいるものは健康的とは言えませんので、避けた方が良いでしょう。

根の張り方にも注意する必要があります。育苗ポットの中でぐらつきが無く根を張っているか確認してみましょう。ポットが揺れた時に苗が動くようでしたら、その苗は根の張りが良くありませんので、避けた方が良いでしょう。

健康そうな苗が見つかったら、地植えにするか鉢植えにするか決め前途でお伝えした育て方に従って育てて行きます。また、レモングラスには害虫はほとんど発生しないと言われていますが、ここでのレモングラスの育て方では注意が必要な害虫による被害も知っておくと便利なので付け加えておきます。

ナメクジ

ナメクジは真冬を除く1年中注意しなければなりません。ナメクジは夜行性でレモングラスの柔らかい部分を見つけて食べます。昼間は湿気のある暗い場所に隠れていますので、鉢での育て方を選んだ場合は鉢の下などを探して早めに駆除しましょう。

ハダニ

3月から10月頃に発生する小さなダニです。葉裏の汁を吸うので、ハダニの被害にあうと葉に白い斑点などの模様ができます。ハダニはレモングラスの生育に悪影響を及ぼすので、葉っぱの異常に気付いたらこちらも早めに駆除を行いましょう。

メイガ

4月から10月頃に発生する蛾で種類が多いです。葉の食害の仕方も色々で幼虫が植物を食害すると言われています。種類によっては葉だけではなく、茎の中に入り込んで食害します。

レモングラスの室内での育て方

レモングラスを室内で育てる場合は、風通しが良く日の当たる場所がです。寒くなる10月頃までは室外での育て方が適していますが、寒くなってくると霜などの影響もあり枯れてしまう場合もあります。そんな霜の被害にあわないようにするためにも、冬は室内での育て方をします。

レモングラスの収穫のタイミングと保存方法

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レモングラスのベストな収穫のタイミングは6月から10月頃と言われています。レモングラスの葉が15枚以上に増えたのを見計らって収穫しましょう。

収穫したレモングラスですが、早めに使い切れるようでしたら冷蔵庫で保存しましょう。長い間保存したい場合は冷凍しましょう。冷凍保存の場合は1年間は香りも問題なく楽しめます。

ハーブティーとして楽しむためには、刈り取った後に簡単に水洗いして水分をふき取り、室内などに逆さまにしてつって乾燥させます。乾燥状態になったレモングラスは、乾燥剤と一緒に密閉容器に入れ暗い場所に保存しておくといつでも使えて便利です。

豊富な活用方法ができるレモングラス

レモングラスは、料理、ハーブティー、虫よけスプレー、入浴剤やポプリなど色々な使い方ができるハーブです。

レモングラスはススキに似た植物でありながら、風味や香りがレモンに似ているため料理に使われてきました。また、疲労回復のためアロマセラピーとして用いられる事もあります。レモングラスが植えてあると虫が寄りつかないなど、虫よけにも効果があるので夏場は特に重宝します。

また、レモングラスには殺菌効果がありますので、防虫剤としてクローゼットに入れておくと効果的です。水虫でお悩みの方は、お湯を張った洗面器に葉っぱを切って入れ、日光に20分ほど当てその洗面器に足をつけると水虫に効果があると言われています。レモングラスは、心の癒しにもなりますので自分に合った育て方でいつも身近に常備しておきましょう。
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