cms-import-kajikko-wp

クレマチスの花言葉4つ・クレマチスのの種類/品種

[allpage_toc]

クレマチスとは

ギリシア語の「klema(つる)」から名付けられた大ぶりの花びらが特徴のクレマチスは、つる性植物で、300種類ものの原種が存在するガーデニングでの高い花です。

クレマチスは、日本や中国を始め、ヨーロッパ、アメリカなどの北半球の広範囲にわたってさまざまな品種が存在するので、多様な色・形を楽しめる花です。

開花時期

クレマチスの開花時期は、クレマチスの種類によって、4月から10月にかけて花を咲かせるものが多く見られ、剪定を行うごとに繰り返し咲く四季咲きの種類は、花の形や色が豊富なのでです。

四季咲きのクレマチスには、上を向いて大きく花開いた姿が特徴のフロリダ系や、横や下向きに多くの花を咲かせるビチゼラ系、チューリップやベル形が可憐なテキセンシス系など、多くの種類があります。

つる性植物の女王

バラとともに多彩な品種が楽しめるクレマチスは、ガーデニングにてフェンスやアーチなどにからませて育てれば、開花中はあでやかな色彩が楽しめることから「つる性植物の女王」と呼ばれています。

また、イギリスでは、イングリッシュガーデンに欠かせないアイアンアーチによく絡みやすいことからバラと共にの高い花です。

クレマチスの花言葉4つ

品種によって、さまざまな色・形の花を咲かせるクレマチスには、その様相から「精神的な美しさ」「旅人の喜び」「高潔」「策略」という花言葉があります。

あでやかで可憐な花を咲かせる一方で、ガーデニングにおいてフェンスやアーチなどにからみやすく、育てやすいことからさまざまな花言葉が添えられた植物です。

また海外でのクレマチスの花言葉は、以下の4つの花言葉に加え、多品種から「創造」という意味も込められています。

花言葉1:精神的な美しさ

クレマチスに添えられた花言葉「精神的な美しさ」は、クレマチスの花が開花した時の様相からつけられました。

育てやすく扱いやすいクレマチスの茎は、大輪の花を咲かせるにはあまりにも華奢ですが、この様子が心のあり方・美しさを表すとして、このような花言葉が添えられました。

花言葉2:旅人の喜び

クレマチスの花言葉2つめは「旅人の喜び」、大輪を咲かせたクレマチスの花を玄関に飾って旅人を迎え入れていたヨーロッパの風習から添えられた花言葉です。

また、旅人が泊まる宿にクレマチスを玄関に飾る理由は、旅人が快適な一夜を過ごせますようにとおまじないも込められており、その思いがやがて花言葉として添えられました。

花言葉3:高潔

クレマチスの凛とした佇まいから「高潔」という花言葉も添えられました。まぶしいくらい日差しが照り付ける初夏にクレマチスは、大輪の花を咲かせます。

このように、美しい花の姿をたたえて素晴らしい花言葉が添えられた一方、クレマチスが属するキンポウゲ科のある特性に着目した花言葉も創作されました。
[no_toc]

花言葉4:策略

クレマチスは、可憐な花を咲かせることで観る人を魅了しつつも、クレマチスの葉には毒が含まれており、この特性から以下のような花言葉が添えられました。

クレマチスの毒を自分の肌に塗り付け、荒れた肌で人々の同情を乞うようにした乞食から、「策略」という花言葉が添えられ、フランスでは、花言葉の由来から「乞食草」とも呼ばれています。

クレマチスを育てるならこの実用書が

NHKで放送されている「趣味の園芸」の番組テキストで、クレマチスの育て方から最新品種まで丁寧に解説されたガーデニング初心者のための実用書です。

本書は、NHKで放送された「クレマチスの回」を一冊の本にまとめた別冊テキストであり、別冊趣味の園芸では、クレマチスと相性が良いバラの特集をまとめた冊子も合わせて出版されています。

クレマチスのの種類と品種

大切な人を思う気持ちが花言葉で表現されたクレマチスは、バラに次ぐ品種の多さで日本でもを集めています。

クレマチスの品種は、日本に原種を持つ「カザグルマ」「センニチソウ」「ハンショウズル」をはじめ、約300種類の自生種があると言われています。

また、クレマチスは、品種改良しやすい植物であることから、花の色・形・開花時期など、バラに次ぐ種類の多さがの理由の一つです。

ビチセラ系

ビチセラ系のクレマチスは、5月から10月にかけて開花時期を迎える四季咲きの品種で、小輪ながら多くの花を咲かせることが特徴です。

花は、横向きに咲くものから花が下を向いたようなうつむき加減に咲くものまであり、その様子がつつましく可憐に映るでしょう。

ビチゼラケイ系は、比較的病気にも強く、日本の気候にも適応した育てやすい品種で、強剪定でバッサリ剪定できるため、手入れのしやすさもの一つです。

プリンスチャールズ

薄紫色の高貴な花を咲かせる「プリンスチャールズ」は、5月下旬に開花時期を迎える中輪の多花性で、暑さに強く生育旺盛であることから、フェンス・アーチにからませやすい品種です。

日本の気候に適応したビチゼラ系のクレマチスで、淡い青紫にも似た花が涼しさを演出させる「プリンスチャールズ」は、英国・チャールズ皇太子から命名された花です。

モンタナ系

中国西部からヒマラヤ山地の高山帯に自生する品種またはそれらに改良を加えたクレマチスを総称したものを「モンタナ系」と呼びます。

4月から5月にかけてクレマチスの枝の節々の脇芽に、小輪の花を2~4輪咲かせ株全体を花で覆い尽くす見た目が豪華な品種です。

花は、一重から八重咲きまで豊富な品種が揃えられていることが特徴で、高温・多湿な環境に気をつけながら育てます。

ルーベンス

モンタナ系のクレマチスは、高温・多湿に弱いため、日本では、蒸し暑さが年々堪える夏の時期には、手入れを怠らず大切に育てたい品種です。

このように、一見育てるのが難しそうに感じるモンタナ系ですが、淡いピンクに甘い芳香が特徴の「ルーベンス」は、モンタナ系の中でも暑さや湿度に強く、また花付きも良いことから育てやすいのある種類です。

ジャックマニ―系

ヨーロッパ原種の「ビチゼラ」とアジア原種の「カザグルマ」を交配させて生まれた「ジャックマニー系」は、中~大輪の花を咲かせる四季咲のクレマチスです。

強剪定なので手入れがしやすく、強健で花付きが良いうえに種類も多彩であることから、ガーデニングでの高い品種です。
[no_toc]

ジャックマニー

ヨーロッパでは、紫色のクレマチスと言えば「ジャックマニー」が挙げられるほどの高い品種で、すみれのように濃い紫色が花言葉の「高潔」に相応しいでしょう。

開花期は、5月から10月にかけて大輪の花を咲かせ、日本でも少しづつですが、ジャックマニーのクレマチスを見かけられるようになりました。

インテグリフォリア系

日本より緯度が高い北半球に自生するインテグリフォリア系のクレマチスは、他のつる性の品種と異なり、木立性で落葉する珍しい品種で、半釣鐘型の花形で下向きに咲くことが特徴です。

インテグリフォリア系の開花時期は、5月から10月の四季咲で、淡いピンクや、赤、紫、香りのある品種がみられ、釣り鉢仕立てにしても楽しめます。

アラベラ

インテグリフォリア系に属する「アラベラ」は、6月から10月にかけて開花するガーデニングに品種です。

アラベラは、四季咲きで強健な性質を持っており、濃い青紫色の花と黄色の花芯のコントラストが鮮やかな見た目で、株立ち状にコンパクトにまとまることからガーデニングのポイントとして植えたい品種です。

テキセンシス系

テキセンシス系のクレマチスは、アメリカ・テキサス州からメキシコにかけて自生するチューリップ型が特徴のクレマチスを園芸品種と交配・改良して生み出された品種です。

テキセンシス系のクレマチスの開花期は、6月から10月まで楽しめる四季咲きで、暑さ・寒さにも強健であることから、育てやすい品種です。

華やかな見た目が特徴なので、花言葉にちなんで玄関先などに植えて訪問客を視覚でもてなしませんか。

プリンセスダイアナ

ユリを思わせる筒型に濃いピンク色を添えたテキセンシス系・プリンセスダイアナは、6月から10月にかけて咲く品種で、茎の先に膨らんだつぼみから大輪の花を咲かせます。

横向きまたは上向きに咲き、暑さや寒さに強いことから育てやすいクレマチスであり、かつてプリンセス・オブ・ウェールズと呼ばれていた品種です。

花言葉「精神的な美しさ」「高潔」に相応しい鮮やかな花を咲かせるガーデニングに品種です。

パテンス系

日本では「カザグルマ」の名で知られているパテンス系のクレマチスは、日本・朝鮮半島・中国北東部から南部にかけて自生する一季咲きの花で、花径10センチ以上を超える大輪の花が特徴です。

開花期は、5月とクレマチスの中では早咲の品種にあたり、節々から一斉に咲く誇るパテンス系のクレマチスは、花の大きさから見応えがあり、豊富な種類でのある系統種です。

H.F.ヤング

ラヌギノーサとパテンスを交配させて生まれた「H.F.ヤング」は、強健で手入れがしやすいことからガーデニング初心者にも花です。

H.F.ヤングは、5月から10月にかけて薄青色の花弁が特徴の大輪の花を咲かせ、咲き進むごとに中央部が白っぽくなる特徴が見られます。

花言葉「高潔」に相応しい薄青色の花弁が、上品な雰囲気を漂わせる、バラには欠かせない品種の一つです。

フロリダ系

アメリカを連想させる「フロリダ系」のクレマチスは、中国原産の「テッセン」及びテッセンとの交配によって生まれた品種を総称した系統です。

開花期時期は、5月から10月までの四季咲きで、他の品種に比べてつるが細いことから、気候の影響で立ち枯れする場合もあります。

しかし、地上部は枯れてしまっても、また地中から芽を出して成長・開花させることも多くあるため、心配することはありません。

テッセン

[no_toc]
日本ではクレマチスの代名詞になっている「テッセン」は、乳白色の花の色に濃い紫色の雄しべが高貴な雰囲気をただよわせる美しい花で、花言葉「高潔」に相応しい品種の一つです。

色は、白色の他に、黄、ピンク、赤、紫など多彩な色の品種があり、花言葉「旅人の喜び」にちなんで、色とりどりのテッセンで訪問客をもてなしませんか。

クレマチスはバラとの組み合わせが定番!

艶やかで可憐な花を咲かせるつる性植物の女王・クレマチスは、豪華な見た目と人びとを魅了する香りが特徴の花の王様・バラとの相性がとても良い花です。

小倫のものから大輪の花を咲かせるもの、柔らかみのある白から目の覚めるような非赤色まで、多彩な品種をほこるクレマチスは華やかな見た目だけでなく、花言葉から高貴な雰囲気も漂わせる植物としてを集めています。

他の花との組み合わせもチェック!

バラに次ぐ品種の多さや「精神的な美しさ」「高潔」のように素晴らしい花言葉が添えられたクレマチスは、大切な人に贈る花束に加えたい植物の一つです。

また、日本では、「アイリス」や小さく可憐な花が特徴の「カスミソウ」の花束を贈る機会が見られますが、アイリスやカスミソウの花言葉をよく知らないで選ぶ人が多いでしょう。

そこで、花束として贈られる機会が多い、アイリス・カスミソウの花言葉を知ってみませんか。
モバイルバージョンを終了