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アカシアの木とは
アカシアの木は熱帯地域などを原産にしている木です。日本ではミモザとして知られており、はちみつなどの食品にも使われています。開花の季節になると黄金の黄色い花を咲かせ、とても美しいことからがあります。
アカシアの木はどのような特徴があるのでしょうか。花言葉の意味と一緒に見ていきましょう。
アカシアの木はどのような特徴があるのでしょうか。花言葉の意味と一緒に見ていきましょう。
木の特徴
アカシアの木は高さ3~10m以上に育つ半耐寒性常緑の木です。幹は直立して生え、上の方で分枝します。互生した葉はミモサ型と呼ばれ、二回羽状複葉が一般的です。中には、披針形の長い葉もあります。若いアカシアの木は本来の葉の形をしていない種類が多いでしょう。
アカシアの木は600種が分類され品種は1000を超えます。温帯気候の地に生育していますが、日本でも育てることができます。
アカシアの木は600種が分類され品種は1000を超えます。温帯気候の地に生育していますが、日本でも育てることができます。
花言葉
アカシアの木の花言葉は「秘密の恋」「友情」「豊かな感受性」「気まぐれな恋」「堅実」「エレガンス」です。昔、内気なインディアンの若者が愛を告白する時にアカシアの花を渡していたことから「秘密の恋」の花言葉が付けられました。
そして、アカシアの花は小さなおしべが集まって球状の花を付けます。繊細な花の形に見える事から「豊かな感受性」と表現されています。
そして、アカシアの花は小さなおしべが集まって球状の花を付けます。繊細な花の形に見える事から「豊かな感受性」と表現されています。
アカシアの木の栽培ポイント7つと観葉植物5選
アカシアの木は、やせた地でもスクスク育つ育てやすい木です。種から育てる事もできますが、ホームセンターや園芸店で苗を購入する事もできます。アカシアの木はとても多くの種類があり、日本で手に入るのは数種類です。日本で育てやすい種類が販売されていますから、購入して大きく育ててみましょう。
アカシアの木を立派に成長させるポイントを7つ見ていきましょう。
アカシアの木を立派に成長させるポイントを7つ見ていきましょう。
栽培時に注意したいポイントとは
アカシアの木は温帯・熱帯地域やオーストラリアの温かい場所が原産地です。アカシアの木とはアカシア属に分類されている樹木の総称です。種類や品種によって育て方に違いがあります。日本で多く売られているのは「ミモザアカシア」や「ギンヨウアカシア」です。
日本でも育てる事はできますが、注意する点がいくつかあります。栽培時に注したいポイントを押さえて、美しい花を咲かせましょう。
日本でも育てる事はできますが、注意する点がいくつかあります。栽培時に注したいポイントを押さえて、美しい花を咲かせましょう。
ポイント1:種まき時期
アカシアの木は9~10月に種をまきます。種は熱湯の中にひと晩つけたものを使用し、軽く土をかぶせて発芽するまで土を乾かさないようにします。1~3週間ほどで発芽し、発根して10cm位になったら鉢に借り植えするか庭に植えつけます。
また、アカシアの木は、ホームセンターなどである程度育った苗も販売しています。苗は11月と3~4月ごろに販売されます。直接庭に植えつけることができるので早く成長します。
また、アカシアの木は、ホームセンターなどである程度育った苗も販売しています。苗は11月と3~4月ごろに販売されます。直接庭に植えつけることができるので早く成長します。
ポイント2:土作り
アカシアの木は水はけの良い土を好みます。水はけさえ良ければ土壌は選びませんから容易です。庭の土質がわからない時は、植え付け前に赤玉土をと腐葉土を漉き込んであげましょう。
種から育てる時は、容器にバーミキュライト、ピートモス、赤玉土、市販の種まき土などを利用してある程度まで成長させましょう。市販の種まき土は、そのまま使うことができるので知識無くても上手に育てることができるでしょう。
種から育てる時は、容器にバーミキュライト、ピートモス、赤玉土、市販の種まき土などを利用してある程度まで成長させましょう。市販の種まき土は、そのまま使うことができるので知識無くても上手に育てることができるでしょう。
ポイント3:水やりの頻度
アカシアの木は、極端な乾燥や過湿を嫌う植物です。アカシアの木を地植えする時は、植えつけた直後は土が乾いたら水を与えるようにします。
ある程度して根付いた後は水やりをしなくてもかまいませんが、春から晩夏の育成期間中は用土が乾いたら水をやります。ただし、低温期間は水やりを控えます。植えつけ直後の水やりだけ気を付けましょう。
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ある程度して根付いた後は水やりをしなくてもかまいませんが、春から晩夏の育成期間中は用土が乾いたら水をやります。ただし、低温期間は水やりを控えます。植えつけ直後の水やりだけ気を付けましょう。
ポイント4:剪定方法
アカシアの木は1年に50cmほど伸びる成長が早い植物です。きちんと剪定をしないと大きくなって風で倒れてしまうので剪定をして花付きの良い小柄な樹形に整えます。もともと枝数の少ない種類ですから、枝数を増やしながら樹形を作るのがポイントです。
剪定は、開花後から7月中旬までに行いましょう。側枝を付け根から10~20cmの所で切り戻します。上部にいくほど短く切ると、切り口から目を出して翌年には枝になります。
剪定は、開花後から7月中旬までに行いましょう。側枝を付け根から10~20cmの所で切り戻します。上部にいくほど短く切ると、切り口から目を出して翌年には枝になります。
ポイント5:置き場所
アカシアの木は日当たりの良い所を好みます。鉢植えのアカシアの木は暖かい地域ですと屋外で良いですが、冬場になったら日当たりの良い屋内管理にします。
日本で多く売られているキンギョウアカシアは、やや寒さに弱い性質です。南関東以南では庭植えでも越冬が可能です。ただし、元気に育っていても急に枯れることがあるので注意しましょう。
日本で多く売られているキンギョウアカシアは、やや寒さに弱い性質です。南関東以南では庭植えでも越冬が可能です。ただし、元気に育っていても急に枯れることがあるので注意しましょう。
ポイント6:肥料
アカシアの木は基本的に肥料は必要としません。植え付けの時だけ少量の有機肥料を施します。苗木を植えつけた後、大きく成長させるなら4~5月ごろ、窒素、リン、カリウム、の三要素が同じ割合入っている、緩効性化成肥料を株元に施します。根粒菌と共存している品種は肥料を与える必要はありません。
ポイント7:病害虫
アカシアの木は病害虫に強いのが特徴です。ただし、剪定を怠っていると、枝が混みあって風通しが悪くなりテッポウムシが幹の中に入り込んで食害します。幹の近くで木くずや糞を見つけたら穴を探して針金を差し込むか、殺虫剤を散布しましょう。
他にもイセリアカイガラムシが葉裏に寄生して樹液を吸汁する事もあります。放っておくと、すす病を誘発するのでブラシで取り除いたり薬剤を散布します。
他にもイセリアカイガラムシが葉裏に寄生して樹液を吸汁する事もあります。放っておくと、すす病を誘発するのでブラシで取り除いたり薬剤を散布します。
観葉植物としてアカシア
アカシアの木はとても成長が早くスルスル伸びていくので、庭のシンボルツリーとしても使われます。しっかり剪定をして根を強く育てて行けば、強風にあおられる事無く根付きます。常緑樹ですから落ち葉の心配も無く、時期になると黄色の花を開花させます。
太陽に照らされると黄金のような美しい花になることから、歌詞の中にもたびたび登場する花です。ある程度広いスペースが確保できる庭に住んでいる人に木です。
太陽に照らされると黄金のような美しい花になることから、歌詞の中にもたびたび登場する花です。ある程度広いスペースが確保できる庭に住んでいる人に木です。
種類1:フロリバンダ
風呂りパンダはオーストラリア原産のアカシアの木です。細い葉が特徴で寒地でなければ育てやすい品種です。3~4月に枝いっぱいに丸い黄色の花を咲かせます。
日当たりの良い場所で育てるとたくさん花を咲かせます。強い風にあたると枝が折れますから、強風の当たらない場所で育てます。水やりは、一度根付いてしまえば水の必要はありません。鉢植えの場合は、夏はたっぷり合当て冬は乾燥気味に育てます。
日当たりの良い場所で育てるとたくさん花を咲かせます。強い風にあたると枝が折れますから、強風の当たらない場所で育てます。水やりは、一度根付いてしまえば水の必要はありません。鉢植えの場合は、夏はたっぷり合当て冬は乾燥気味に育てます。
種類2:プルプレア
プルプレアは、新梢と若葉が赤紫になる品種で美しい葉色をしています。ギンヨウアカシアより枝の伸びは弱く、花付きもやや少ないでしょう。コンパクトな樹形に育つ特徴があります。
春になると株を覆うほどの黄色い花を咲かせ良く目立つことから、シンボルツリーとしても使われます。観賞価値が高く日本でのある種類です。ミモザと混同されやすいですが、ミモザとして流通しているのは、フサアカシアのことです。
春になると株を覆うほどの黄色い花を咲かせ良く目立つことから、シンボルツリーとしても使われます。観賞価値が高く日本でのある種類です。ミモザと混同されやすいですが、ミモザとして流通しているのは、フサアカシアのことです。
種類3:ブルーブッシュ
アカシアの木の中でもシルバーブルーの葉色が美しいのが特徴です。高さは5m超えるものがあり、家のシンボルツリーとして利用されます。シルバーブルーの柔らかい葉と3月くらいに咲く黄色の花は圧巻の美しさです。日本でのあるアカシアの木です。
ブループッシュは、オーストラリア原産の植物ですから耐寒性はやや弱いです。日当たりが良く風の当たらない所に植えてあげましょう。やせた土でも良く育ちます。
ブループッシュは、オーストラリア原産の植物ですから耐寒性はやや弱いです。日当たりが良く風の当たらない所に植えてあげましょう。やせた土でも良く育ちます。
種類4:ゴールデン
ゴールデンはマメ科の常緑樹です。他のアカシアの木と違って太平洋に面した東部地域の原産です。多湿地域が向いているため、日本の気候が良く合い育てやすいでしょう。樹高は2m位に育ち極端に大きくならないことから、限られたスペースでも育てやすいのが特徴です。
日本で育てると、冬の気温と乾燥から開花時期は晩秋から翌年の春ごろになるでしょう。全体的に枝が長いため穂状に花が咲き黄金色に輝きます。
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日本で育てると、冬の気温と乾燥から開花時期は晩秋から翌年の春ごろになるでしょう。全体的に枝が長いため穂状に花が咲き黄金色に輝きます。
生活にアカシアの木を取り入れたくなったら
天然のアカシアの木を使ったリバーシブルトレイです。天然木のナチュラルなデザインで、モーニングトレイとして使え、裏返しにすればまな板としても活用できます。アカシアの木目は、色の濃淡がはっきりしているナチュラルな直線が特徴です。
使い込んでいくうちに色の風合いが変わっていき、愛着が沸くでしょう。材質は、硬く粘りがあり衝撃や曲げにも強いです。ビザやグラタンなどをのせて食卓に運びましょう。
使い込んでいくうちに色の風合いが変わっていき、愛着が沸くでしょう。材質は、硬く粘りがあり衝撃や曲げにも強いです。ビザやグラタンなどをのせて食卓に運びましょう。
アカシアの利用法
とても美しい花を咲かせるアカシアですが、観賞用のほかにも役立つ要素を持っています。アカシアの木は植物ですから、口に入れても安心なこともあり、食品に多く利用されています。身近な所ですと、食品添加物としてアイスやお菓子に利用されており、知らないうちに口にしていることもあるでしょう。
他にもアカシアの木を使った利用方法があります。どのような事に利用されているのか見ていきましょう。
他にもアカシアの木を使った利用方法があります。どのような事に利用されているのか見ていきましょう。
利用法1:なめし
革をなめす時には、タンニンを使って腐敗しやすい動物の皮を革に変える作業をします。革なめしには植物を使った方法も多くありミモザエキスを使ったなめし法もあります。主に使われる種類は、ブラックミモサ、ゴールドミモザ、シルバーモミザです。
アカシア属の植物樹皮から抽出されたタンニンを使ってなめします。ミモザタンニンは縮合型のタンニンで粘度が低くpHが高く不純物が少ないのが特徴です。良質な触感の革が作れます。
アカシア属の植物樹皮から抽出されたタンニンを使ってなめします。ミモザタンニンは縮合型のタンニンで粘度が低くpHが高く不純物が少ないのが特徴です。良質な触感の革が作れます。
利用法2:ポリフェノールが豊富
マルモアカシアにはポリフェノールが豊富に含まれており、健康に役立つと言われています。ポリフェノールとは、ほとんどの植物に含有されており、5000種類以上あると言われています。光合成によってできる色素や苦みの成分で、植物細胞の育成や活性化に役立っています。
赤ワインにもポリフェノールが多く含まれており、健康ブームから注目されていました。アカシア樹皮も同じく健康食品として注目されています。
赤ワインにもポリフェノールが多く含まれており、健康ブームから注目されていました。アカシア樹皮も同じく健康食品として注目されています。
アカシアの木でグリーンのある生活を
アカシアの木はとても育てやすく、成長スピードが早い植物でした。剪定さえきちんと行えば、逞しい木に育ち風であおられる事無く成長します。開花時期になると黄色の花をいっせいに咲かせる姿は圧巻です。
あまり寒くない地域なら、庭に植えて大きく育ったアカシアの木を眺めましょう。
あまり寒くない地域なら、庭に植えて大きく育ったアカシアの木を眺めましょう。
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