北欧のインテリアのコーディネート｜一人暮らし

北欧インテリアと言っても、その種類はさまざまです。そもそも「北欧」とはヨーロッパのノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマークを示しています。ヨーロッパでも北部に位置しています。そのため冬の寒さをしのぐ上で大切にしていることが室内空間のつくり方です。

北欧で生活している方々にとって家での過ごし方、つまりはインテリアはとても大切な生活の一部と言えます。洗練されたデザインや色遣いなど参考にしたくなるものばかりです。

それでは実際にインテリア実例をみていきましょう。

北欧インテリアを取り入れる中で、家具、食器、リネン、雑貨、などあれもこれも取り入れようとすると、迷子になってしまいます。ここでは一人暮らしを例にとって北欧インテリアを暮らしの中に取り入れるにはどうしたらよいかをみていきましょう。

まず家の中でじぶんの好きな場所を挙げてみてください。台所、トイレ、テレビを観覧するエリア、朝食をとるところ、など大まかでかまいません。お気に入りのスペースを決めたら、色をイメージしてみます。緑、黄色、白、青、この空間にこの色を置いて過ごしたいといった直観に頼ってみるのもいいです。

そのスペースに好きなファブリックパネルを置いてみたり、気に入った食器を置いたり、ホーローのケトルを置いたり、大きなことでなくていいのですがそれだけで少し雰囲気を変える事ができます。

お気に入りコーナーを少しずつ増やしていく事が部屋全体を過ごしやすいインテリアで彩る秘訣です。ぜひ取り入れてみてください。

朝食をとる、テレビを見て歓談する、家族が集う場所はいつだって温かく大切な場所です。自分だけのお気に入りを見つけたら、家全体を見渡してみてください。家族みんなで過ごせるお気に入りの場所をつくってみましょう。

家族が集まる場所といえばやはりリビングです。クッションやラグの色味を統一して明るめの色を選べば自然と明るい空間が生まれます。サイドテーブルや一人掛けソファで個性を出すのも素敵です。

優しい色味の遊具なら、部屋全体のインテリアとしても圧迫せずお母さんも子供も大喜びです。素材も優しいものを選べばさらに◎。

北欧ブランドといっても何種類ものブランドがあり、それぞれ作り手の味が出ているのでお気に入りを見つけるのもインテリアを考えるうえでの楽しみの一つです。ここでは北欧インテリアの中で、初心者でも取り入れやすくものを紹介していきます。

北欧インテリアでみなさんが持つイメージカラーってどういうものでしょうか。針葉樹が生い茂ったような深い緑や、寒さに打ち勝つような太陽のようなイエロー―オレンジ、優しい乳白色が混ざったミルキー色、実は北欧インテリアにも「モダン」テイストのものも多くあります。

色の好みもさまざまなように、部屋を明るいビタミンカラーにしたい方もいればちょっとシックに大人な雰囲気にしたい、という方もいて十人十色です。

落ち着いた雰囲気で過ごしたいという方には、グレー系の小物で統一感を出したり、ラグやカーテンなどをアースカラーや色味を抑えたものを取り入れたり、ファブリックパネルを現代アートを変化させたもので統一したりすることでちょっと大人な雰囲気にもすることができます。

部屋の面積を占めているのは、床材や壁紙です。より印象的に部屋の印象を変えるのであれば、タペストリーや絵画、ファブリックパネルを活用することで部屋に変化をもたらすこともできます。

大きな額縁に入れるのは写真だけでなく、北欧テイストの布地を裁断して入れても良いですし、額縁が無くても、発砲スチロールや段ボール、またダイソーやseriaなどでも販売しているファブリックパネルを用いて布地を好きな大きさに裁断、両面テープで固定し壁に飾っても床においても素敵です。

1か所だけでなく、横に並べて飾ったりと使い勝手はさまざまで、とても簡単に作れるのでです。ぜひ自分だけの装飾をしてみてください。

上でも述べたように、食器やテーブルクロスなど小さな生活雑貨を少しずつでもそろえてみるのもいいでしょう。北欧雑貨で有名なのがやはり「marimekko」ではないでしょうか。マグカップやトレーなどを使えば食卓が華やかになるでしょう。柄や色味も本当にたくさんあるので自分のお気に入りをみつけて楽しんでみてください。

こんな遊び心のある食器も北欧雑貨の魅力の一つです。デザインや色味もとても洗練されていて、食事するのが楽しくなりそうです。

ラグをインテリアとして用いれば、部屋の印象ががらりと変わってきます。もちろん部屋全体に敷いてもいいですし、足元やサイドテーブルの下に敷く事でもインテリアとして味わうことができます。

モダンテイストのカーテンも、部屋の印象をがらりと変えてくれます。普通のギンガムチェックよりも一段とおしゃれな雰囲気がでます。これも北欧インテリアの魅力です。

表札も北欧テイストにすることで遊び心がちりばめられていて楽しいです。購入するのでもいいですし、好きな木材を買ってきて自身で手作りしてみるのもいいのではないでしょうか。

これはティッシュやリモコンなど普段使用するものが一つにまとまったケースです。白を基調にしていて、明るめやナチュラルテイストのお部屋にぴったりです。「北欧＝こうあるべき」といったくくりはないので、好きなテイストと組み合わせてインテリアコーディネートしていくといいでしょう。

北欧インテリアを子供部屋にも取り入れたい、そう考えている方もいるでしょう。先述したように、1点集中型でもいいですし、実際にイメージをつかむうえで、IKEAでは部屋全体のコーディネートを施したサンプルルームもあるので参考になるでしょう。子供部屋にもしたいインテリアをピックアップしていきます。

お気に入りスペースや家族で過ごす部屋がだんだん北欧インテリアで染まってきたら、次は子供部屋のインテリアをどうするか。部屋の使い方にもよりますが、ここではアイテムを紹介します。

ナチュラルカラーの学習机はどんな部屋にも合うものを。子供の成長とともに味が出てくるのもまた醍醐味の一つです。

最近ではリノベーションがはやりですが、ウォールステッカーなら子供の成長に合わせて壁を傷つけることなく雰囲気を変えることができます。簡単に優しく温かい雰囲気を演出することができます・

部屋の雰囲気に合わせて照明もチェンジしてみると印象が変わります。布タイプの照明でかわいらしい子供部屋の完成です。北欧インテリアといっても色味や柄の幅はさまざまなので、唯一無二で過ごしやすいお部屋にしていきましょう。

北欧テイストの醍醐味の一つはやはり生活のなかにあふれる優しい色使いではないでしょうか。北欧の針葉樹を思いながら温かい布団にくるまればほっこりとした気持ちで眠りにつくことができることでしょう。

北欧に住む方々は毎日の生活をこころ豊かに送ることができるのは自然環境と共存できる「住まいづくり」があってこそです。北欧からの届きものはわたしたちの生活をも温かくしてくれるに違いありません。

一つひとつ手に取って、こころ豊かな生活になるように自分だけのお気に入りを見つけるのもまた醍醐味になるでしょう。難しく考える必要はありません。お気に入りの空間をぜひ北欧インテリアで彩ってみてはいかがでしょう。