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テンポドロップとは
テンポドロップは、薄いガラス容器の中に入った化学薬品が天気や気温によって、白い結晶が色々な形に変わる神秘的なオブジェです。
ストームグラスと呼ばれることもあり、一般的にしずく型のガラス容器のものをテンポドロップ、それ以外の形のものをストームグラスと呼ぶことが多いです。
ストームグラスと呼ばれることもあり、一般的にしずく型のガラス容器のものをテンポドロップ、それ以外の形のものをストームグラスと呼ぶことが多いです。
テンポドロップの歴史
ストームグラス(テンポドロップ)は、イタリア人によってイギリスに持ち込まれた、という記述は残っていますが、いつどこで生まれたのかははっきりしていません。また、「天気管」とも呼ばれ、天気という言葉が入っていることからもわかるように、ストームグラスは結晶の変化で天気予報の道具として使われていました。
なお、結晶の変化する幻想的な美しさから、ストームグラスはインテリアとして今の形になり復活したといわれています。
なお、結晶の変化する幻想的な美しさから、ストームグラスはインテリアとして今の形になり復活したといわれています。
元は航海士が使っていた
ストームグラス(テンポドロップ)は、19世紀の初期にはすでに航海士が天気を予測する道具として使っており、気象学の開祖であるロバート・フィッツロイが1869年に考案した装置には、ストームグラスが温度計や気圧計と一緒に取り付けられていました。
さらに、1870年に発表された小説「海底二万里」の中でも、潜水艦にストームグラスが設置されている場面が登場していることからも、そのことがよくわかります。
さらに、1870年に発表された小説「海底二万里」の中でも、潜水艦にストームグラスが設置されている場面が登場していることからも、そのことがよくわかります。
テンポドロップの飾り方7例
インテリアとしてのテンポドロップは、飾り方によって印象が変わります。飾り方や、アイデアを紹介しますので、自分の家に飾る際の参考にしてください。
ただし、ガラス容器に入れられていることと、化学薬品が使われていることを忘れないようにしましょう。
ただし、ガラス容器に入れられていることと、化学薬品が使われていることを忘れないようにしましょう。
飾り方1:スタンドを工夫
市販のテンポドロップにはスタンドがセットされていることが多いですが、テンポドロップが安定して置ければよいので、キャンドルスタンドや灰皿などに変えたり、手作りするのもです。
フェルト製のデコレーションボールをグルーガンでコースター状にまとめたり、粘土で作ったりすれば、オリジナルのスタンドになります。
フェルト製のデコレーションボールをグルーガンでコースター状にまとめたり、粘土で作ったりすれば、オリジナルのスタンドになります。
飾り方2:窓辺に置く
窓辺に飾ったテンポドロップは、太陽光で結晶がキラキラととても美しく、ずっと見ていたくなるほどです。
ただし、中の液体には薬品が含まれているため、火災を防ぐために直接太陽光が当たらない場所を選ぶことや、引っ掛けて転倒させてしまわないよう、カーテンが当たらない場所を選んでください。
ただし、中の液体には薬品が含まれているため、火災を防ぐために直接太陽光が当たらない場所を選ぶことや、引っ掛けて転倒させてしまわないよう、カーテンが当たらない場所を選んでください。
飾り方3:ダイニングの机の上
ダイニングテーブルにテンポドロップを飾る場合は、シンプルに飾るととても素敵です。スタンドをテーブルに合わせた色合いにしたり、お皿に置いたりなど、その日の気分や料理に合わせると、食卓をおしゃれに演出してくれます。
飾り方4:2個並べる
サイズ違いのテンポドロップを並べて飾るととても可愛いです。また、片方を高さのあるスタンドに乗せ、もう片方はコースターのような平らなものに乗せて、高さを変える飾り方もおもしろいです。
結晶の違いを見比べることもできるので、そういった楽しさも味わえます。
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結晶の違いを見比べることもできるので、そういった楽しさも味わえます。
飾り方5:玄関に飾る
テンポドロップは中身の変化を楽しむオブジェなので、温度差が起こりやすい場所として玄関に飾るのもです。
ドアの開け閉めにより、温度差が生まれやすく夏は涼やかなインテリアとして、冬はスノードームのようなほのぼのとしたインテリアとしてお客さまを迎える最適なアイテムといえるでしょう。
ドアの開け閉めにより、温度差が生まれやすく夏は涼やかなインテリアとして、冬はスノードームのようなほのぼのとしたインテリアとしてお客さまを迎える最適なアイテムといえるでしょう。
飾り方6:ライトアップする
自然光で見るテンポドロップもいいですが、スポットライトをあてるように飾ると違った雰囲気のテンポドロップが楽しめます。ライトアップすることで中の結晶が生きているように見え、さらに幻想的になります。
テンポドロップは中の液体がブルーのものもあり、光があたると深海のようになります。
テンポドロップは中の液体がブルーのものもあり、光があたると深海のようになります。
飾り方7:ガラスドームの中に入れる
テンポドロップをガラスドームに入れて飾ると、ホコリを防いだり、ぶつかって倒してしまったりなどのうっかりからも防ぐことができます。
特に小さな子供やペットのいる家の場合、ガラスドームに入れれば安心です。温度変化は受けにくくなりますが、中に小さなマスコットなどを一緒に飾ることもできます。
特に小さな子供やペットのいる家の場合、ガラスドームに入れれば安心です。温度変化は受けにくくなりますが、中に小さなマスコットなどを一緒に飾ることもできます。
テンポドロップをもっとおしゃれに飾りたいなら
テンポドロップは、温度差で結晶の形が変わるので、温度計を一緒に置いて飾りたくなることがあります。しかし、できれば温度計もテンポドロップに合うおしゃれなものを選びたいです。
ガリレオ温度計は、ガラス容器の中でカラフルな球体が上下することで気温が確認できる温度計です。しずく型のガリレオ温度計なら見た目も可愛く、テンポドロップととてもよく合います。
ガリレオ温度計は、ガラス容器の中でカラフルな球体が上下することで気温が確認できる温度計です。しずく型のガリレオ温度計なら見た目も可愛く、テンポドロップととてもよく合います。
テンポドロップの仕組み
複数の化学薬品をアルコールに溶かした液体を詰めたテンポドロップは、19世紀のころは船長の必須アイテムでした。気温や気圧で薬品が化学反応を起こし、結晶の変化によって天気を予想していましたが、実は、現在も天気と結晶の関係ははっきりしておらず、研究途上といわれています。
そのため、温度で結晶の形が変わることは分かっても、天気で変わる仕組みについてはよくわかっていません。
そのため、温度で結晶の形が変わることは分かっても、天気で変わる仕組みについてはよくわかっていません。
天気の変化で結晶が増減
先ほど、天気によって結晶が変わることに少しふれましたが、もう少し詳しく紹介します。
天気が晴れなら、結晶は沈み透明な部分が増え、真夏のような暑い日は、ほぼ液体の状態になります。雨の日は、小さな結晶がたくさん浮遊し、台風が近づくとシダの葉のような形に変わります。寒い日や、雪の日になると液体の高い位置まで結晶が積もり、白濁したようになります。
天気が晴れなら、結晶は沈み透明な部分が増え、真夏のような暑い日は、ほぼ液体の状態になります。雨の日は、小さな結晶がたくさん浮遊し、台風が近づくとシダの葉のような形に変わります。寒い日や、雪の日になると液体の高い位置まで結晶が積もり、白濁したようになります。
変化の仕方で天気予報
晴れの日や雨の日で、結晶が減少することはわかりましたが、毎日観察していると天気が予測できるようになるといわれています。
しかし、「結晶の形が変わってきたから6時間後に雨が降る」といったように、はっきりとした予報ではなく、ざっくりとした予測だったり、天気が変わるのにまったく変化しなかったりすることもあります。
しかし、「結晶の形が変わってきたから6時間後に雨が降る」といったように、はっきりとした予報ではなく、ざっくりとした予測だったり、天気が変わるのにまったく変化しなかったりすることもあります。
プレゼントにも
[no_toc]おしゃれなインテリアとしてのテンポドロップは、プレゼントにもです。しずく型が一般的ですが、地球儀、リンゴ、鳥、雲など容器の形が選べたり、ペンダントのようなアクセサリーもあります。
プレゼントを贈る予定があるなら、テンポドロップを選んでみませんか。きっと喜んでもらえますよ。
プレゼントを贈る予定があるなら、テンポドロップを選んでみませんか。きっと喜んでもらえますよ。
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そんな方に記事を紹介します。ぜひ参考にしてテンポドロップをおしゃれに飾ってみませんか。
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