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居留守がバレる理由|居留守を使うのは犯罪なのか

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居留守とは?

近年居留守を使う人が増えている

『居留守を使う』この言葉、誰しも耳にしたことがあるのではないでしょうか。居留守というのは書いて字のごとく、家にいるのにわざといないと嘘をつく、家に居ないと装うことを意味しています。

友人や知り合いが多く、来客が頻繁に訪れる場合は違和感なく対応することもできるでしょう。しかし昨今は核家族化も進み、昔に比べると来客の数も大幅に減ったと言われています。

そのため、来客があると不審に思ったりすることから、居留守を使う人も多くなっているのが現状だと言えるでしょう。特に女性は危険を感じることから居留守を使う人が増えている傾向にあります。

しかし、家にいるにもかかわらず居留守を使うこと、言うならば偽っている行為は犯罪にはならないのでしょうか。この疑問は次の項目にて説明したいと思います。

居留守を使うのは犯罪なのか

居留守を使うのは犯罪?

さて、先述したように居留守というのは『在宅中にも関わらず不在のふりをすること』を指しています。居留守をすることで少なからず困る人もいるでしょう。しかし、居留守を使うこと自体は結論から言うと犯罪にはなりません。

『状況を偽る』と考えると犯罪なような気がしますが、まったく犯罪に触れないだけでなく法律にもそのような規定はないのです。個人的な事情があって、仮に在宅中であってもチャイムが鳴ったからと言ってすぐに出れない時だってあります。それは個人の自由だと言えるでしょう。

もしも本当に用事がある人であれば、再度訪ねてきたリ、配達員であれば不在票を投函するなど対応をしてくれるはずです。居留守を使ったからと言って犯罪になることはないので安心して良いでしょう。

なぜ居留守はバレる?

急に誰かが訪ねてきた時や、知らない人がインターホン越しに見えて思わず居留守を使った経験はありませんか。チャイムが鳴って居留守を使っても、在宅していることがすんなりバレてしまい、ついヒヤッとしてしまうことがあります。

『静かにしていたのになぜバレたんだろう?』そう疑問に思ったことがある人も中にはいるのではないでしょうか。居留守を使われる人というのは、勧誘や営業の人がほとんどです。彼らはなんとある方法を使って在宅か否か判断材料にしていました。

ここではそんな『居留守がバレる理由』を紹介したいと思います。

居留守がバレる理由①:灯り

まず居留守がバレる理由として一番に挙げられるのが部屋の灯りです。昼ならまだしも夜となるとどうしてもカーテンの隙間から部屋の灯りが漏れてしまいます。そうなると事前に部屋を確認した訪問者は、チャイムを鳴らす前に在宅していることが分かっているのです。

もしチャイムが鳴ったと同時に電気を消したりしたらアウトだと思いましょう。この行為は『在宅しています!』と知らせているようなものなのです。

居留守がバレる理由②:電気メーターの動き

次に訪問者が確認しているものとして電気メーターが挙げられます。マンションでは共用部にメーターが備え付けられていることが多く、誰でも気軽に見ることが出来るのです。となると一体どういうことが発生するのか考えてみましょう。なんとこのメーターは訪問者に部屋で電気が使われているか否かを、知らせてしまうアイテムとなってしまうのです。

不在であれば使われる電気はたかが知れています。しかし在宅しているとテレビやクーラー、パソコンなど様々な電化製品を使うことからメーターの廻りも早くなってしまうのです。このようにメーターのスピードを予めプロの目で確認してからチャイムを押してくるので、居留守を日ごろから使う予定があるのであれば注意した方が良いでしょう。

居留守がバレる理由③:のぞき穴で確認

居留守がバレてしまう理由として、ドアについている魚眼レンズ(のぞき穴)から確認されてしまうことが挙げられます。本来こののぞき穴というのは、中から外の様子を見るためにつけられているものですが、外から覗くこともできるタイプのものもあるので、その場合は中の様子が微妙にではありますが分かってしまうのです。

例えば、中で人が動いているような感じや、のぞき穴から覗いて真っ暗だと中の人が自分のことを見ている、などです。特に外から魚眼レンズを手で覆うと電気がついているかどうかの見わけも付きやすく、居留守かどうかの判断基準にされていると言えるでしょう。こう聞くと魚眼レンズは便利であっても非常に怖いものです。

後ほど居留守がバレないための対策方法として、魚眼レンズへの対策を紹介したいと思います。

居留守が危険な理由

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来訪者の予定もないのに急にインターホンが鳴れば誰しも『誰だろう?』と不審に思うものです。そんな時モニター越しに知らない人が立っていれば余計出たくないもので、つい居留守を使ってしまいがちです。

居留守、という行動自体に問題はないのですが、居留守をすることで思わぬ危険を呼んでしまうことも十分に考えられるのです。一体どういうことなのでしょうか。

空き巣はチャイムで留守の確認をしている

居留守の何が危険かと言うと、タイトルの通り『空き巣はチャイムで留守の確認をする』という点にあります。実際に7割以上の空き巣がチャイムで在宅の確認をしたうえで侵入をしているというデータもあるのです。

このことから、居留守を使うことで空き巣と遭遇する確率を上げてしまうことになるのです。空き巣も誰もいないつもりで侵入しているため、想定外に鉢合わせすることで思いもよらぬ行動に出ることが考えられます。『留守だと思って侵入したら居住者と鉢合わせたために凶行に及んだ』という事件も実際にあるのです。

このように、居留守を使うということは危険も隣りあわせだということを忘れないようにしましょう。

一人暮らしは居留守が多い!?

一人暮らしの居留守は良い?

はっきり言って居留守をすることはある意味自分を守ることにも繋がるので一人暮らしであればしたい対応だと言えます。一人暮らし専用のアパートやマンションは見るからに分かります。そんなことを知ったうえで一人暮らしを狙う業者も少なからずいるのです。

『夜になれば家にいるだろう』という考えから夜遅くに訪問してくる業者もいるわけで迷惑以外の何物でもありません。しかも一人暮らしをしていれば何かあった場合の対処の仕様がないのです。女性であれば尚更でしょう。

近年、思いもよらない事件が多発しています。何が起きるか分からないからこそ、不安であれば居留守を使うことは自分の安心材料になるのです。マンションなどはセキュリティの観点から玄関を破って部屋に侵入することはまず難しいでしょう。だからこそ居留守を使うことは、自分を守るための行動と言っても過言ではありません。

一人暮らしは居留守をする人が多い

上記の理由から、一人暮らしにとって特に女性は居留守を使う人が多い傾向にあります。居留守がバレる理由も紹介しましたが、防犯対策として常に電気をつけっぱなしにしている人もいれば、逆に消している人もいるため、電気がついているから必ず居留守を使っているとは限らないのです。

そのため、必ず部屋にいるという保証はないし、居留守は犯罪ではないのでチャイムが鳴ったからと言って応じる必要もまったく無いといえるでしょう。訪問販売や勧誘の人であれば、次の来訪につなげるためにチラシなど入れることはほとんどありません。逆に、本当に用がある宅配関係は不在票を入れたり、何かしら対応がなされるのです。

このように一人暮らしだからこそ警戒し、『居留守』を使うことは、ひとつの防衛方法だと言えるのです。

居留守がバレないようにする対策は?

居留守がバレてしまうのにはやはり原因があることが分かりました。それでは『居留守がバレないようにするために出来る対策』とはどういった方法があるのでしょうか。ここでは居留守をバレないように気軽に行える対策方法をご紹介します。

もし出来そうなものがあれば試してみてはいかがでしょうか。

カーテンを変える

居留守がバレてしまう原因として、一番に灯りが外に漏れてしまい在宅していることが相手に分かるケースがあります。そんな灯り漏れを少しでも防ぐために、カーテンを遮光カーテンに変更することをします。

遮光カーテンには3級、2級、1級と等級があり、1級になるほど遮光率99.99%となり、より光漏れを防いでくれます。このように遮光カーテンにすることで部屋の灯りがなるべく外に見えないようう対策が可能となります。

窓に細工をする

とはいっても、遮光カーテンだけでは完全に灯り漏れを防ぐことはできません。なぜなら、どうしてもカーテンと窓枠には隙間ができてしまい、そこからわずかに光が漏れてしまうのです。こういった場合の対処法もいくつかあるのでご紹介します。

●灯り漏れをするサイドは予め別の遮光布を張っておく(遮光カーテンに使われる生地のみ販売されているのでそちらを活用しても良いでしょう)
●カーテンを画びょうで留めるなどして灯漏れを防ぐ
●予め大き目のカーテンを購入して窓を覆うように取り付ける

このような対策が可能です。居留守がバレてしまうのが気になる場合は、本当に留守にしているときも常に電気をつけっぱなしにしておく、という逆の発想も良いでしょう。

雨戸をしめる

マンションだとない場合が多いのですが、夜は雨戸を閉めるという方法があります。居留守がバレないようカーテンや窓に細工をする前に雨戸があるのであれば夜間帯だけ閉めてしまうのもアリでしょう。

雨戸を閉めれば絶対に灯りが漏れることはありません。しかし生活空間が限られてしまったり居留守のためだけに毎日雨戸を閉めるのも面倒なのであまりお勧めはしませんが、防犯対策としてはしたい方法だと言えるでしょう。
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電気メーターの廻りを緩める

家にいるとテレビを見たり電気をつけてパソコンを触ったり冷暖房を入れたり、様々なところで電力は使用されています。それに伴って電気メーターは廻っているので電気使用量が多ければ多いほど在宅していると分かりやすいのです。

そこで出来る対策としては、居留守をするために電気メーターの廻りを緩めるということです。部屋の灯りを消したり冷暖房を消すことでだいぶ緩めることが可能です。それか、上記と同じく逆の発想で常につけっぱなしにしておくというのも一つの手だと言えるでしょう。

のぞき見防止カバー・ガムテ―プを活用する

先述したようにドアについている魚眼レンズ(のぞき穴)は来訪者にとって居留守を見分ける役割を果たしています。そのため、防犯上の観点から見ても写真のような『のぞき見防止カバー』を付けることも一つの対策方法としてです。

もし自分が魚眼レンズを使うことがないのであれば、ガムテープでふさでしまうのも良いでしょう。外から中の様子がまったく見えない状態にするというのは、『防犯にうるさい人がすんでいるんだな』と軽い警告にもなるので試す価値はあるでしょう。

内容証明で居留守を使っても意味がない理由

内容証明は証拠を残すための郵便!

内容証明と言うのは基本的に証拠を残すための郵便であり、『その人に確実に伝えました』という証拠が欲しいような重大な事項が記載されているものがほとんどです。そのため、弁護士から送付されるような重要書類を無視をし続けると、自分にとって不利な方向に進んでしまう可能性が大いに高くなってしまうのです。

どういった事柄であっても内容証明が送られてきたら受け取らざる得ないと言えるでしょう。でなければ、後々の信頼を失うだけでなく、場合によっては事態を深刻にさせてしまい控訴される可能性も出てくるのです。

内容証明は無視をしたとしても、どういった内容をいつ送付したかという記録が郵便局に5年間保存されています。いくら無視をして内容証明を受け取らなくても、記録は残るので無視をしても事態悪化になるだけで、意味がないと言えるでしょう。

引っ越し挨拶で居留守を使う人が多い理由

引っ越し挨拶の必要性を考える

昔は引っ越し挨拶をすることは当たり前と考える人が多く、引っ越しをすればお隣さんをはじめ近隣住民に粗品をもって挨拶回りをすることが当然のように行われていました。しかし、近年は住民同士のトラブルに発展することも多く、挨拶をすることを極力避ける傾向にあるのです。

トラブルの多発や、団体よりも個人を選ぶ人が多くなってきたため、『隣人との関りを避けたい』というような考えの人が増えているのです。そのため、現代社会において、引っ越しの挨拶はしないことが当たり前という風潮に変わりつつあると言っても過言ではないでしょう。

危機意識を高めて自分を守ろう

いかがでしょうか。今回は『居留守』をテーマに居留守がバレる理由や、バレないようにする方法など紹介してまいりました。『居留守』をすることは、犯罪にはならないので、来訪者との接触を避けるのであればひとつの対策だと言えるでしょう。

また、一軒家に住んでいるか、マンションに住んでいるかによっても居留守をするための対策は変わってきます。電気をつけっぱなしにする、電気は消しておく、自分のライフスタイルにあった『居留守』の方法を見つけましょう。

空き巣や強盗、怪しい訪問者から身を守るためにも、自分自身の危機意識を高めることが大切です。これを機に『居留守=防犯対策』という意識を持ち、居留守への考え方見直してみてはいかがでしょうか。
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