cms-import-kajikko-wp

スーツにブラシ4選|ブラシの効果的なかけ方は

[allpage_toc]

スーツにブラシをかけるメリット

スーツにブラシをかけるのは一部のオシャレへの意識が高い人や特別な高級スーツにだけかけるものと考えている方は多いのではないでしょうか。ここからはスーツのブラシがけを日常的に行うことで得られるメリットを紹介します。

綺麗になる

スーツも靴やウールコートなどと同じく、ブラシをかけてお手入れすることで綺麗に長く使い続けることができます。普段着ているスーツは一見きれいに見えていても実は繊維の奥は見えない埃で汚れています。

スーツの汚れを取るために粘着シートを利用している方は多いですが、それだけでは繊維の奥まで入り込んだ埃は取りきれません。スーツブラシを使うことにより、繊維の奥に潜む細かい埃までかき出し綺麗に保つことができます。

光沢が出る

スーツブラシをかけることで埃などの汚れを落として清潔にするだけでなく、繊維の流れを整えることができ、生地本来が持っている自然な艶が出てきます。さらに繊維が絡まって生じる毛玉を予防することにも繋がります。

自然な光沢感のあるスーツは、見た目にも清潔感があり人に好印象を与えることができるのでプライベートでもビジネスシーンにおいても非常にメリットが大きいです。

長持ちする

ブラッシングを始めたばかりのときはスーツブラシをかけることで得られる実感は少ないですが、長い時間が経てば経つほどお手入れによる効果が出てきます。

スーツは頻繁に使い捨てるものではありませんので、こまめなブラッシングでできるだけ長持ちさせるよう心がけましょう。

スーツブラシをかける際の注意点

スーツブラシをかける時には知っておきたいいくつかの注意点があります。知らないまま自己流でブラシをかけてしまうと汚れがほとんど取れていなかったり、下手をすると生地を傷めてスーツの寿命を縮めてしまう可能性もでてきます。

スーツをきれいに保ち、かつ長持ちさせるためにもぜひ以下の注意点を押さえてください。

ブラシは横方向にする

スーツブラシは基本的に床と水平になるよう、横にして持ちます。スーツの生地の繊維に対してスーツブラシの毛が直角にあたるように手首を細かく動かして角度を調節しましょう。

スーツブラシにはハンドルがあるタイプと無いタイプがあります。持ちやすい形やサイズなどには個人差がありますので、購入前に店頭などで実際に手に取って持ち比べてみるのもです。

上から下にかける

スーツブラシは上から下に向かって埃をかき出すようにリズミカルに動かします。ジャケットの場合は襟を立てた状態で襟・肩・胸・背中・袖・裾の順番でブラシをかけます。

ボトムスはクリップ式のハンガーに吊るした状態でまず裾からウエスト部分に向かってスーツブラシでブラッシングをした後、仕上げにウエストから裾に向かってブラシをかけて繊維の流れを整えれば完成です。

力を入れ過ぎない

[no_toc]
スーツブラシをかける時に強い力は必要ありません。力を入れすぎてスーツの生地を傷めてしまっては元も子もありません。生地の表面をゴシゴシこするのではなく、手首のスナップを利かせ繊維の奥の汚れをかき出すイメージでスーツブラシをサッサッと軽く動かしましょう。

できるだけ毎日かける

スーツを着用した日はできるだけ毎回スーツブラシをかけることが理想です。毎回が難しい場合でもできれば3回に1回はブラシをかけましょう。

最初はついついブラシをかけることを忘れてしまったり面倒に感じでしまいがちですが、すぐ手に取れる位置にスーツブラシを置いておくなど使いやすくなるよう工夫をして徐々に習慣化していきましょう。

一流に見える服装術

TPOに合わせたスーツの着こなしを身につけたいならこちらの本がです。体型別やシーン別の具体的なコーディネート事例が満載で個人のセンスに依存しない再現性の高いオリジナルメソッドが好評です。

スーツを購入する前はもちろん、手持ちのスーツとアイテムとの組合わせを考える際にもコーディネートの参考になります。

ブラシの選び方

スーツブラシには手軽に買える安価なものから高級なブラシまで素材や形などさまざまな種類が販売されています。また、スーツの素材によって向き不向きもあります。ここからはスーツブラシの選び方について解説していきます。

馬毛

シルクやカシミヤなどの高級な生地でできたスーツには馬毛を使用したスーツブラシがです。馬毛のブラシはやや値段が高い傾向がありますが毛質が柔らかく弾力性が高いため、デリケートな生地を傷めずにブラッシングすることができます。

豚毛

豚毛を使用したスーツブラシは基本的にコシが強く固めなので、ウール素材のしっかりした生地のスーツにです。

豚毛には黒豚毛と白豚毛の2種類があります。基本的に白豚毛は黒豚毛よりも柔らかく、上質な白豚毛の毛先で作られたスーツブラシであれば、馬毛のようにカシミヤなどのデリケートな素材のスーツにも使うことができます。

お勧めのブラシ

スーツブラシは100均などの身近なお店から老舗の専門店までさまざまなお店で取り扱いされています。ここからはお勧めのブラシをご紹介します。

ブラシのメーカーごとにコンセプトやこだわりの違いがありますので、そのあたりもぜひ楽しみながら比較してみてください。

①KENT

KENTは創業240年以上の歴史がある英国皇室御用達ブランドとして有名です。KENTのスーツブラシの特徴は、天然毛と静電気除去繊維を混毛させていることです。こうすることで、スーツに溜まっている静電気を取り除き、ブラシをかけた後も埃が付着することを防止してくれます。

馬毛のブラシはもちろん、豚毛を使用したブラシでも毛質が良い天然の毛を使用しているためカシミヤなどの高級スーツにも使用できます。

②フレディレック

[no_toc]
フレディレックはドイツのベルリン北部に実在するコインランドリーが発祥のブランドです。フレディレックのアイテムは「毎日の洗濯をもっとクリエイティヴに」というユニークなコンセプトのもとに作られています。

フレディレックのブラシは馬毛を使用したソフトブラシと、豚毛を使用したハードブラシがラインナップされており、ペアウッド製の持ち手は手にフィットしやすい形にあらかじめ加工されています。

③江戸屋

1718年創業の老舗の江戸屋のブラシは、天然素材にこだわり匠の技で丁寧に仕上げています。高品質な豚毛を使用し1穴づつ手で植えていることが特徴です。

ウール専用のブラシやウールからカシミヤまで素材を選ばずに使用できるタイプのブラシ、持ち運びに便利な薄型のブラシなど多種多様なブラシがそろっています。柔らかい豚毛を使用し、特殊な植え方によってデリケートな素材のスーツも傷めず手入れをすることが可能です。

④無印良品

良質な日用品を低価格で購入できる無印良品でも、洋服用のブラシを購入することが可能です。無印良品で販売されているブラシの材質はコシのある天然の豚毛、持ち手はブナ材が使用されています。

素材や形にこだわっているブラシですが、1000円以下とお手頃価格で購入できます。一般的なスーツのお手入れであれば充分な効果を得られるのではないでしょうか。

スーツの手入れで清潔感を上げよう

スーツのブラッシングを日常的に行うことは一見面倒であり、忙しい社会人にとってはできれば省略して他の事に時間を使いたいと考える方もいるでしょう。

ですが手入れされているスーツはそれだけで清潔感があり、相手に与える印象は大きく違ってきます。どんなに高級なスーツで身を固めていても手入れをせずシワシワの状態では信用を得る事はできません。ぜひ今日から日々のルーティーンにスーツのブラッシングを追加しましょう。

スーツのアイロンのかけ方

Tシャツなどの普段着とは違い身体にフィットするよう立体的に作られているスーツにアイロンをかける時は、生地の素材や部位によってそれぞれ気を付けておきたいポイントがあります。

アイロンのかけ具合によってスーツの仕上がりの印象は大きく変わりますので、ぜひアイロンがけの基本は押さえておきましょう。
モバイルバージョンを終了