洗濯機の臭いの取り方|掃除/におい消し/洗剤・臭う箇所の掃除と対策
更新日:2020年08月28日
自分で行う洗濯機の掃除の頻度は?
自分で行う洗濯機の掃除の頻度はアンケートによると「いつも綺麗にしておきたいから」という理由で1ヶ月ごとに行う人が多く、僅差で「洗濯機の取扱説明書に書いてあったから」という理由で3ヶ月となっていました。
洗濯機の掃除の頻度は、洗濯の回数や洗濯後の乾燥をしているか否か、カビなどの汚れの発生のしやすい条件(室温や乾燥具合による)によって変わってきます。
洗濯機が設置してある場所がジメジメして風通しが悪く薄暗いような場所ならこまめに行う必要があることが予想できますし、屋外で風通しも良く洗濯後にしっかり乾燥させている人はそれほど洗濯機の掃除に敏感になる必要もないのではないかと予想できるでしょう。
排水溝
臭いの原因は何も洗濯槽の汚れだけとは限りません。中には排水溝に汚れがついてそこから臭いが発生している場合も考えられます。洗濯機まわりからの臭いが気になった時には、洗濯機本体と一緒に排水溝の汚れもチェックして掃除を行うのが良いでしょう。
しかし、中には排水溝が洗濯機本体の下になっていたりして洗濯機を動かさないとチェックが出来なかい場合もあります。そんな時は自分で無理をして行うよりも業者に依頼した方が良い場合もあります。
洗濯機置き場の状況に応じた掃除を行っていきましょう。
ホース
洗濯槽も排水口も掃除をしたし、どちらからも嫌な臭いはしない・・・という場合は、ホースの汚れもチェックしてみてください。洗濯の糸くずがホースの中にたまっていたりとホースの中も汚れて臭いを発生させているものです。
洗濯槽を掃除する時にホースも外して一緒につけこむという人もいます。毎回でなくても、時々は洗濯槽掃除の時にホースも一緒につけこんでお掃除してしまうのが良いでしょう。
ビートウォッシュ
ビートウォッシュには、自動おそうじ機能がついているものがあります。その内容は「洗浄のみ」「乾燥のみ」「洗浄と乾燥」の3種類の選択できるでしょう。洗濯機の設定で洗濯が終わると自動でやってくれるので、いつもは毎回乾燥で防カビをして、時々自分で洗浄する。手間を省きたいから毎回洗浄と乾燥させるなどお好みで選んでおくと良いでしょう。
しかし注意したいのは、自動洗浄や乾燥はあくまでも防カビのためのものでそれでもカビが付く場合もありますし、落としきれない汚れが溜まってきて臭いこともあります。
そんな時は自分で清掃することになるでしょう。自動お掃除機能がついていても、落としきれない汚れにより洗濯機が臭うことはあるのです。
排水トラップ
「排水口付近の掃除をしても排水口からの臭いが取れない」そんな時は、排水パイプの手の届かない奥の方から臭いがあがってくることが考えられます。清掃ではなく、臭いだけをカットする方法として排水トラップがついているタイプの排水口もあります。
排水トラップとは中に水をため、臭いがパイプからあがってこないようにしたものです。その中の水がなくなっていると効果がありませんので、まずは排水トラップの水の確認、無かったら水を足しておく。そして、排水トラップ自体が汚れていないか、汚れていたら掃除をするなどで対処していきましょう。
排水トラップがついていない排水口もありますが自分で後から購入して取り付けることも出来ます。また、ホースに一部下がった部分を作っておくことで、そこで排水がたまってホースで簡易排水トラップのような役割を持たせることも出来ます。
洗濯機まわりの臭いは排水トラップの掃除、水のつぎたし、無いものは自分でつける、ホースによる簡易排水トラップなど状況にあったお手入れで対処していきましょう。
ヒートポンプ
洗濯機で乾燥までやってくれるヒートポンプ式の洗濯機。洗濯を干す場所が無い人や景観にこだわる人にとっては便利な機械ですし、乾燥することで洗濯槽内の水分も飛ぶのでカビが発生しづらいというメリットもあります。
しかし、洗濯後に衣類を乾燥をさせなければヒートポンプ式であっても縦型洗濯機と同じで黒カビは発生します。黒カビが発生したら、やはり臭ってきてしまいます。
でも、縦型と違って水を満水まで貯めるということが出来ませんので、ヒートポンプ式の洗濯槽洗剤を購入することになります。縦型の掃除方法との違いは「ドラム式の洗剤を使用する」「洗濯機に洗浄モードがついていれば、洗剤を入れた後それを利用する」そして、最後に重要なのが「塩素系の洗濯槽の洗剤を利用する」ことです。
どうしても水量不足で掃除の時に泡立ちが発生しやすくなってしまうのがヒートポンプ式(ドラム式)の難点で、泡立ちすぎると洗濯機が自動で排水してしまって掃除が不完全なまま終わってしまうという問題が起こるからです。
それを防ぐために、塩素系のドラム式で使える洗濯槽洗剤を利用することをします。
綺麗にしたら気をつけよう|少しの手間で洗濯槽のカビ防止法
洗濯機や排水溝、排水トラップなどの掃除をして綺麗にしたら、今度はカビを防いで次にまた臭わないように対策していきましょう。
カビが発生するのに原因は、湿度、温度、雑菌。そしてカビが育つのに必要なカビの栄養となるものです。カビの栄養になるものは、服についている汚れ(垢)の他にも洗剤カスがあります。洗剤を使いすぎるのは洗剤の臭いが洗濯物に付着するだけでなく、カビを増やしてしまうことにもなりかねません。洗濯槽のお掃除をしたら、カビが増えるのを防ぐためにも洗剤の量に気をつけるようにしましょう。
この他、定期的に洗濯槽クリーナーで自分で掃除をする、その時ホースや排水口の掃除も行うようにすれば、だいぶ洗濯機の臭いに悩まされることは減るでしょう。しかし、それでもどうしても減らない洗濯機の臭いは業者を依頼した方が良い場合もあります。
次の項目では、洗濯機掃除を業者に依頼する時の注意点について見ていきましょう。
それでも臭う!徹底的に臭いを取るなら業者依頼|その注意点
洗濯機清掃を業者に頼むメリット・デメリット
自分で掃除をしてみてもなかなか臭いが取れない洗濯機。スッキリさせるには業者に依頼して一度ピカピカにしてもらういたいと思う人も少なくないでしょう。ハウスクリーニングのプロである業者に洗濯機清掃を依頼しようと考えているなら、まずはそのメリットとデメリットを把握することからはじめましょう。
業者に洗濯機を掃除してもらうメリット
1.洗濯槽の内側の汚れも部品の一つ一つまで新品のように綺麗になる
2.臭いの原因である汚れやカビがなくなるのですぐに臭いがなくなる
3.洗濯機の寿命も伸びる
4.自分で掃除する手間が省ける
何といっても自分では出来ない分解掃除をしてもらえるのが一番のメリットとなりそうですね。外側から洗浄したのではなかなか綺麗にならない部品のひとつひとつまで丁寧に専用の洗剤を使ってピカピカにしてくれるのはありがたいです。
一方業者に清掃委託するデメリットは
1.費用がかかる
2.掃除をしてもらっている間は洗濯機が使えない
どうしてもプロのハウスクリーニングを頼むと作業代金がかさむのがデメリットと言えるでしょう。安い洗濯機ならもう少し出せば洗濯機を買い換えられるかも知れません。業者を委託して洗濯機の清掃してもらう時はあらかじめ見積もりを出してもらって、買い換えるか分解清掃をしてもらうか検討することをします。
初回公開日:2017年09月18日
記載されている内容は2017年09月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。