ブロード生地の特徴・しわの伸ばし方・用途・厚み｜綿/スカート

綿ブロード生地の特徴を紹介します

今回はこれからやってくる春夏シーズンに大活躍の「綿ブロード生地」について紹介します。

メンズのYシャツ、白衣、エプロン、レディースのブラウス、シャツワンピース、キッズ用の洋服、小物などで親しまれているお馴染みのコットン素材「綿ブロード生地」を、みなさんはご存知でしょうか。綿ブロード生地の特性、扱い方、用途、種類などわかりやすくまとめてみました。

綿ブロード生地とは

綿ブロード生地は、生地が密で手触りがよく、光沢のある平織りの綿織物で、婦人服・ワイシャツ地に用いる事が多く、春に重宝する多くの「シャツ・ブラウス」などは、このブロードで作られています。

現在は綿素材で織られているものが主ですが、元々は羊毛100%で作られていた毛織物だったそうです。昔は暖かなものだったりしたのでしょうか。意外です。

それでは、特徴をご説明させていただきます。

そもそも綿素材の特徴は

では、この綿素材でできている綿ブロード生地ですが、そもそも綿素材にはどのような特徴があるのでしょうか。まず、綿はワタという植物の種子からとれる繊維で作られている天然素材です。吸水性が高いため、夏は涼しく冬は暖かさを保ってくれます。吸水性の高さは消臭効果もあり、これから汗ばむ季節にとても重宝します。

また、強度が高いため、繰り返す洗濯を行なっても繊維のほつれなどの心配がない、という特徴があります。私たちが毎日着ている多くの肌着などは耐久性と吸水性が欲しい中で、綿100パーセントというものが多いのもこのためです。

綿ブロード生地のシワの伸ばし方

綿素材を使用している綿ブロード生地はとってもシワになりやすいのが、悩みのタネです。

クリーニング店の方にお願いをすればすっきり綺麗になるのは間違いないのですが、毎日出しに行くことも忙しい中なかなか難しいです。

ですが、綿素材の綿ブロード生地のシワは、ご家庭にあるアイロンでシワ伸ばしすることも可能です。そこで、綿素材のシワの伸ばし方を紹介します。ご家庭にて、節約にもなるアイロンでシワ伸ばしをします。

綿素材の綿ブロード生地にアイロンをかけかける際の共通ルール

まずは、アイロンがけについての基本のルールをご紹介します。

アイロンがけの方法

アイロンがけの方法をご紹介します。

4点セットを準備をしてシワ伸ばしに挑戦

アイロン、アイロン台、あて布、霧吹きを準備してください。
※スチーム機能つきのアイロン製品をお持ちの方は霧吹きの準備は不要です。

①アイロン：一般的なアイロンです。

②アイロン台：アイロンをする作業を楽な姿勢で行えるようにする台です。

③あて布：シワ伸ばしの作業の際に、アイロンと生地の間に敷いてあげることで、生地への過度なダメージを避ける事ができます。

④霧吹き：水分で熱が繊維に早く伝わるようにする際に使用します。(すでにアイロン本体にスチーム機能搭載のものを準備されていた場合、不要です。)

アイロンの設定温度

綿素材の綿ブロード生地は、アイロンの設定温度は高＝180℃〜200℃で行います。

さらにしっかりとシワを伸ばす

シワを伸ばしたあと、冷設定のドライヤーなどの冷風で生地を冷やし、シワを伸ばした状態を固めると、さらにしっかりとシワを伸ばす事ができます。

アイロンかけをしてみましょう編

一度は経験したことのあるアイロンがけの作業ですが、意外にも正しい作業方法を実は知らなかったりする方も多いのではないでしょうか。

そこで、正しいアイロンがけについてプロの方の解説を発見しましたので、紹介させていただきます。