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【種類別】コバエの平均的な寿命・寿命が伸びやすい環境

更新日:2020年08月28日

家庭内に発生するコバエは、どこからやってくるのか、なぜ大量に発生するのか、その仕組みと原因を徹底検証します。コバエの寿命とその特性から、簡単に撲滅する方法を紹介。コバエの種類や寿命を知ることで、発生原因を退治してコバエのいない快適なお部屋で過ごしましょう。

【種類別】コバエの平均的な寿命・寿命が伸びやすい環境

コバエの寿命が延びやすい環境

コバエは種類により個体差はあるものの、気温が25℃程度で栄養を十分取れるような環境であれば年中発生するといってもいいでしょう。逆に極端に寒い、極端に暑いところには発生したとしても寿命が短く終わる傾向にあります。コバエの寿命は、環境のよいところで最大40日程度です。栄養源となるものが少ない場合も、同じく寿命が短く終わります。

コバエの寿命は、成虫期のことだけを指すのではなく、胚期(卵の状態)~成虫期まを意味します。コバエの姿になって私たちが認識する前に、胚期(卵の状態)でほぼ1日、幼虫期(うじ虫の状態)で約4日、蛹(さなぎ)で約5日経過していますので、だいたい10日前から存在していることになります。

つまり10日以上、栄養源となる食べ物、飲み物、ペットの糞、排水溝のヘドロなどを放置するとお目にかかれるということです。

食べ物

コバエの発生する原因の1つは、食べ物です。食べ物を放置すると、その臭いに誘引されてコバエが寄ってきます。皿洗いを放置したり、台所やテーブルに食べ物を置きっ放しにすると、発生源になるだけでなく、コバエの寿命を延ばすことにもなります。

その短い寿命の中で何度も産卵を繰り返し、大量発生へと繋がります。注意するべき食べ物は、常温の果物や肉、魚などです。また、ラー油や醤油などの調味料にも寄ってきます。コバエはこれらの食べ物を実際に食べるというよりは、唾液のような液体を吐いて酵素の力で溶かし、吸っています。

生ごみ

生ごみはコバエの最大の発生源といえます。コバエはある程度の湿度、温度、栄養素の3つが揃う条件の場所に産卵します。

コバエにとって、湿度と栄養のある生ごみは幼虫が成長しやすく、寿命も確保できる良い環境です。温度は約25℃が最適とされていますが、温度変化の少ないゴミ箱の中は安全に寿命を延ばす最適な場所といえます。逆に乾燥している場所は好みません。

7月

暖かくなるこの時期、温度が25℃前後好むコバエにとっては快適な環境です。コバエ寿命を長く生存するには、室温が適正で、ある程度の湿気、栄養素が揃っていることが条件です。

コバエの発生時期は、5月~9月と言われていますが、条件さえ揃っていれば年中発生すると考えられます。この時期は、食品は腐りやすく、生ごみの臭いも出てくるため、この臭いに誘引されてコバエが屋内に入り込みやすくなります。

部屋の中では発生源を作らないように心掛けてください。万が一コバエが発生してしまったら、なるべく寿命を短くさせるために餌となる栄養素を絶つことです。

コバエの発生を防ぐには?

コバエの発生を防ぐ方法を見て行きましょう。

コバエの好きな環境をつくらない

ずばり、まめに掃除するしかないといえます。コバエの外からの侵入を防ぐことに力を入れるより、発生できない環境を作ることが大切です。掃除をする場所は、4つのポイントあります。

1、水回り(台所、風呂場、トイレなどの排水溝、三角コーナーなど)
2、ゴミを放置しない(ゴミ捨てをまめにする)
3、ペットのトイレをこまめに換える
4、植木鉢などの湿度があるものは屋外に出す

コバエの寿命を延ばさない

コバエはたった1匹でも繁殖力が強いため、数があっという間に増えていきます。しかし、卵が孵化して、成虫になるまでほぼ10日ありますので、その間にこのサイクルを絶ってしまうようにしましょう。10日以内の間に、生ごみ、食べ物を放置しない、またペットの糞などの掃除を行えば、コバエの寿命が長くなることはありません。

初回公開日:2018年01月22日

記載されている内容は2018年01月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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