Search

検索したいワードを入力してください

【場所別】ユスリカの対策・植物|ハーブ/マンション/冬

更新日:2020年08月28日

夏の夕暮れ時蚊に似た虫が大量に集まり、まるで柱のように塊になって飛んでいるのを見たことがありませんか。あれは蚊ではなくユスリカという虫です。蚊のように吸血はしませんが室内に入って来たりと厄介です。ユスリカ対策になる植物や場所別、季節別の対策をご紹介します。

【場所別】ユスリカの対策・植物|ハーブ/マンション/冬

ユスリカは夏だけではなく春から秋にかけて活動します。地域によって温度差があるため一概には言えませんが、4月頃には川や池、湖の周辺ではユスリカの蚊柱を見ることができます。

そのため、寒い冬が終わり日差しが暖かくなる頃になったら早めにベランダや家の周りに水が溜まった場所がないかを確認したり、網戸の破れが無いかなどのユスリカが発生しないための対策や、室内に入れないための対策が必要です。

夏はユスリカ以外の害虫も活発になる季節です。生活環境の似ている蚊も発生する時期になるため、ユスリカの発生を抑える対策は蚊の発生を抑える対策にも繋がります。

夏場はエアコンのドレーンホースから出るドレン排水に注意しましょう。エアコン運転時に排出されるドレン排水が水溜りを作り、蚊やユスリカが発生することがあります。エアコンを使用する夏の間は、ドレン排水がベランダなどに溜まることなくきちんと流れているかを確認しましょう。

ユスリカが発生するのは春から秋の終わりまでと長期間です。秋は雨どいに落ち葉が溜まり流れが悪くなっていないか、ベランダの排水溝を塞いで水が貯まった状態になっていないかを確認しましょう。落ち葉の溜まった水溜りはユスリカの幼虫にとってとても快適な環境になってしまいます。

日本には約1,000種類のユスリカがいます。多くの虫が暖かい時期に活動するのに対し、フユユスリカの仲間は気温の下がった秋の終わりに卵から孵り、冬の間に成虫になり卵を産みます。流れの緩やかな川などに住み、冬になるとたびたび大発生します。

春から秋にかけて発生するユスリカと違い、綺麗な水に住むので排水溝や雨どいなどの水たまりで発生することはありませんが、衣服などに付き家に入って来ることもあるでしょう。家に入る際には軽く衣服を叩いたり、洗濯物を取り込む際は付いているユスリカを潰さないように軽く払って取り込むことをします。

ユスリカの生態を理解して適切な対策をしましょう

ユスリカ対策についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。蚊のように血を吸うことは無くても、池や川などの水辺で大量に集まり柱状になって飛んでいる状態は気持ちの良いものではありません。

蚊柱は一匹のメスとそれを取り囲むオスの集団でできています。ユスリカは交尾が終わり卵を産み終えると死んでしまいます。幼虫の間は水中で生活し微生物の死体などをエサにしていますが、成虫には口や消化器官は無く餌を食べることはありません。成虫の寿命は1日から数日程度の短い期間です。

直接害をなさない虫ですが、夜間明かりに集まって窓の桟などで死亡し、その死骸が風化する過程で微細な粒子となります。それを人が吸い込むことでユスリカ喘息と呼ばれる呼吸器疾患などを引き起こすことがあります。

ユスリカが卵を産む環境を住居周りに作らない、殺虫剤やハーブでユスリカが集まりにくい環境作りをして快適に過ごしましょう。

初回公開日:2018年01月15日

記載されている内容は2018年01月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related