ヤモリはゴキブリホイホイに捕まるのか・食べるのか|対策/退治
更新日:2020年08月28日
ゴキブリ退治に適したペットとはなんでしょうか。もちろん前述したアシダカグモを飼育すればそのままゴキブリ退治の専門家ペットが誕生しますが、いかんせん巨大なクモですから、そういった生き物が苦手な方には無理があります。
そこで、一番メジャーなゴキブリ退治の専門家足りえるペットといえば「猫」でしょう。猫は元々そういった小さな虫を捕食しますので、自然と家の中のゴキブリを捕食してくれます。猫であれば、一般的なペットでもありますし、特別苦手な方やアレルギー持ちの方以外ならば飼うことも容易といえます。
一つだけ注意点があるとすれば、ゴキブリを駆除剤などで殺虫し、その死骸を食べてしまった場合、その駆除剤の成分を猫が食べてしまうことになるので危険です。もし、猫を飼う場合は駆除剤を撤去しておく必要があるでしょう。
ヤモリは役立たず?
ゴキブリを退治してくれないヤモリは益獣とは見なせないのでしょうか。
前述したとおり、自身よりも体の小さい虫などを捕食して生きています。つまり、ゴキブリのような大きな虫でなければ食べてくれるという事です。ゴキブリであっても小さいサイズのものや幼虫であれば食べてくれます。
小さい害虫といえば、血を吸いに来る蚊であったり、台所でたむろするハエであったり、これらを食べてくれるだけでも益獣であるといえるでしょう。まさに「家守」であるといえます。
しかし、ヤモリもヤモリで糞尿をまき散らしたり、特徴的な鳴声がうるさかったりと、不都合があるにはあります。そういった場合は餌となる虫がいなければヤモリも居なくなるので、家内を清潔に保つことが一番のヤモリ対策になるともいえるでしょう。
ヤモリはゴキブリの天敵なのか
ヤモリはゴキブリの天敵足りえるのか。もちろんこれまで書いてきましたとおり、天敵たりえません。では、ゴキブリの天敵とは何でしょうか。前述したアシダカグモ、猫以外の生物を見ていきます。
イモリ
よく家守と井守の名でヤモリと対となって話題に上がるイモリですが、そんなイモリはゴキブリを捕食するのでしょうか。
答えはゴキブリを捕食しません。そもそも、イモリは両生類であり、主に水場に生息しています。イモリは水場に置いてそこを中心として生息している昆虫やミミズなどを捕食します。そもそもそういった水場にはゴキブリは生息していないので、捕食対象となっていないません。ですので、イモリはゴキブリの天敵たりえません。
余談ではありますが、イモリは水場において昆虫などを捕食しますが、その水場というのは田んぼなどの農作物を育成する場も含まれています。ですので、田んぼに生息してしまう害虫を食べてくれるため「井(田んぼの事)守」と呼ばれるようになりました。
ムカデ
日本の田舎によく生息しているムカデですが、このムカデはゴキブリの天敵たりえるでしょうか。結論から言いますと、天敵足りえると言って良いでしょう。
ムカデは基本的に雑食の虫ですが、主に虫を捕食します。また、ムカデはジメジメとした温かく暗い場所を好みますが、こういった場所はゴキブリも好む環境です。結果、捕食者として強者であるムカデは生息域が酷似しているゴキブリにとって天敵といえます。
しかし、ムカデは前述したアシダカグモと違い毒を有している種類も存在し、人間に危害を加える可能性が高く害虫の一種です。そのため、ゴキブリを駆除する目的で家内で放置するのは非常に危険でしょう。ムカデが出てしまった場合は、駆除することをお勧めします。
おっちょこちょいな益獣、家守さん
家守ことヤモリと、ゴキブリに関してご紹介しました。
残念ながらヤモリがゴキブリを食べることは少ない事が分かりましたが、家の中の小さな虫を食べる事で「家守」である事には変わりありません。もしそんなヤモリがおっちょこちょいにもゴキブリホイホイに捕まってしまった場合には、当記事を参考のもと助けて頂ければと幸いです。
初回公開日:2018年02月05日
記載されている内容は2018年02月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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