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新潟のお酒のイベント|酒の陣・新潟で有名な酒の銘柄の特徴

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新潟の日本酒って?

米どころでも知られる新潟は、美味しい銘酒が揃っている日本酒の聖地でもあります。兵庫県、京都府に次ぐ全国3の日本酒の生産量を誇ります。新潟の日本酒の特徴としては

・端麗辛口のお酒が多い
・歴史ある酒蔵が多い
・有名銘柄が数多くある
・新潟県内の蔵元のほぼ全てで越後杜氏が酒造りを行っている

などです。超軟水の新潟の水と低温の新潟の気候、そして長い歴史によって銘酒が生み出されています。

新潟で開催されるお酒のイベントや祭りをご紹介

新潟で開催されるイベントにはどのようなものがあるのでしょうか。

新潟淡麗にいがた酒の陣

新潟県酒造組合設立50周年を記念して始まったイベントです。2004年に初開催以降、新潟の日本酒の魅力を紹介する一大イベントに成長しました。

モデルになったのはドイツのミュンヘンで1810年から開催されている「オクトーバーフェスト」で、この伝統的なビールの祭典をヒントに、今までにない面白いことをしたいと、若手メンバーが中心となって企画しました。新潟の土地を大切にし、県外や国外から来た人たちと一緒に、地元の食と地酒を楽しむというコンセプトで続けられています。

毎年3月の土、日の2日間で朱鷺メッセ ウェーブマーケットにて開催されます。会場では約90の酒蔵の地酒500種類以上を、新潟の料理と一緒に楽しむことができます。13回目となる2017年は3月11日、12日の日程で行なわれ、来場者は過去最高の13万人を記録しました。

越乃Shu*Kura

JR東日本新潟支社が観光列車として運行している臨時列車です。越後の酒蔵と豊かな自然をイメージして、越乃=越後、Shu=酒、Kura=蔵、*=米・雪・花から命名されました。2014年に新潟の酒をコンセプトとして企画されました。上越妙高駅 – 十日町駅で運行されており、車内ではジャズやクラシックの生演奏などのイベントも行なわれています。

新潟の地酒や地元の食材にこだわった料理が楽しめ、地酒のふるまい(無料試飲)、利き酒コーナー、蔵元開催のイベントなど楽しい催しが盛りだくさん、列車限定販売の越乃Shu*Kura オリジナル大吟醸酒もです。日本酒好きなら一度は乗ってみたい列車です。

2018年のイベント

新潟淡麗にいがた酒の陣2018は、2018年3月10日(土)、11日(日)朱鷺メッセ ウェーブマーケットで開催予定です。その他の代表的なイベントをいくつかご紹介します。

・越後謙信SAKEまつり
毎年10月に新潟県上越市で開催している、上越の酒とグルメを楽しめるイベントです。(2017年は10月21、22日の日程で開催)

・新潟『酒祭』
2016年に初開催されたイベント。新潟駅南口広場に新潟県内のの蔵元が集まり開催されます。(2017年は9月23日、24日の日程で開催、28蔵元が参加)

新潟で有名な酒の銘柄の特徴

銘酒が数多くある新潟の日本酒の中でも特に有名な銘柄4種の特徴をご紹介します。

菊水

スーパーやコンビニなどでも見かける「菊水」、蔵元は1881年創業、新潟県新発田市の菊水酒造です。1972年に日本出始めて180ml缶入りで生酒「ふなぐち菊水」を発売しました。「ふなぐち菊水一番しぼり」、「無冠帝」、「菊水の辛口」など数々のヒット商品を生み出し、海外へも進出している、革新的な経営を行なっている酒造です。

菊水の特徴は、一般的な日本酒と比べて、雑味が少なく旨味が高めなことです。口に含んだときに日本酒本来の味わい、香りが楽しめます。

辛口と旨口が調和している「菊水の辛口」、「無冠帝純米大吟醸」、柔らかで甘口の「菊水の四段仕込 」、濃厚な甘口が特徴の「五郎八 」などさまざまな魅力を持った酒が楽しめます。

八海山

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新潟県南魚沼市にある1922年創業の酒蔵、八海醸造が造っている銘酒です。「酒造りの基本は吟醸酒造り」の概念のもと、丁寧な酒造りを行なっています。「雷電様の清水」と呼ばれる八海山系の伏流水を仕込み水に、高精白した原料米で低音長期発酵された酒は、端麗で爽やか、上品で軽い口当たりが特徴です。

清酒、本醸造、吟醸、純米吟醸などそれぞれラインナップも豊富で、特に八海山純米吟醸酒は良質さが一口目で感じる、米の旨味を味わえる逸品です。

雪中梅

新潟上越地区を代表する地酒で、1897年創業の蔵元円山酒造場で造られています。麹作りも昔ながらの手作業で、手間をかけても質の良いものをつくるという、こだわった仕込みが行なわれています。

雪中梅の特徴はやわらかで優しい口当たり、香りも穏やかで、全体的に丸みを感じられる印象のお酒です。端麗辛口の多い新潟の酒の中で、雪中梅はやや甘口であり、冷酒だけでなく、ぬる燗もです。

普通酒の他に、本醸造、純米、特別本醸造、特別純米、吟醸と、豊富なラインナップから楽しめます。

久保田

新潟端麗辛口の代表的な銘柄です。地酒ブームの先駆けとなり、日本酒なら久保田、というファンも多く、知名度も抜群です。

1920年に朝日酒造株式会社として創業した蔵元が、1830年に酒造りをはじめときの屋号「久保田屋」の銘を使用したお酒です。地元の米と水にこだわり、高品質で丁寧な酒造りを行なっています。

久保田は種類が多いことでも知られています。それぞれの特徴を簡単にご紹介します。

・百寿(ひゃくじゅ)
特別本醸造。飲み飽きしない、基本の一般的な酒。辛口で香りは控えめ。
・千寿(せんじゅ)
吟醸酒。口当たりや香りが穏やかなので食中酒として。
・紅寿(こうじゅ)
純米吟醸。口当たりよくコクが感じられる。冷酒からぬる燗までの温度でそれぞれ楽しめる。
・碧寿(へきじゅ)
山廃純米大吟醸。のどごしは軽やかで、深い味わい。ぬる燗も。
・萬寿(まんじゅ)
純米大吟醸。「久保田シリーズ」の最高峰で、旨味、香り共に飲み応えのある存在感。冷酒、常温で楽しむのが。
・翠寿(すいじゅ)
4〜9月限定出荷。加熱処理を一切していない大吟醸生酒ならではの瑞々しさ、華やかな香りが特徴。

新潟で有名な酒屋をご紹介

「越後分水・酒・ほしの」(有限会社星野商店)

新潟県分水町大武新田にある有名な酒屋さんです。店内には壁一面の棚に日本酒が横になった状態で置かれていて、圧巻の品揃えです。店内では利き酒もできて、多くのファンが朝早くから訪れる店です。

店主星野稔さんと大洋酒造の平田大六さんが「一生に一度でも、心底うまいなぁと、しみじみ実感できる酒を飲んでみたい」と実に20年をかけてつくったプライベートブランドの日本酒「鄙願(ひがん)」が一躍話題になりました。入手困難なの銘柄ですが、機会があればぜひ一度味わってみてください。

(住所)〒959-0119 新潟県燕市分水大武3丁目1-4
(電話)0256-97-2020

「緑川」を買える酒屋

新潟県魚沼市にある緑川酒造の「緑川」は、端麗辛口で、まさに新潟の日本酒を代表する銘酒です。蔵元の意向で対面販売を基本としているため、取扱店に行かないと購入できないことからネットでは入手できない日本酒として知られています。一部ネット販売されていても数はわずかです。特に季節限定のラインナップを扱っている酒屋は少なく、なかなか入手が難しいお酒です。

潟県新発田市にある横山酒店は緑川の全ての商品を取り扱っています。季節商品も手に入るのでです。

横山酒店(清酒 緑川 特約店)
(住所)〒新潟県新発田市大手町6-6-3
(電話)0254-22-4766

新潟のの酒一覧

新潟でのお酒を一覧形式で発表していきます。

辛口

3  越乃景虎

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辛口でありながら、充分日本酒特有の旨味も味わえる、その絶妙なバランスでの銘柄です。まろやかさ、ふくよかさも兼ね備えています。戦国武将・上杉謙信の元服名にちなんだ酒名もです。

超辛口本醸造、端麗辛口の本醸造、普段の晩酌で手軽に楽しみたい「龍」、純米酒、夏発売の純米原酒、秋口に販売される洞窟貯蔵酒吟醸酒などラインナップも豊富です。

2 高千代

酒米には珍しい「一本〆」を使用して、辛口でありながら豊かな旨口を持つ味わいが特徴の銘酒です。

清酒、定番辛口酒、上撰本醸造、本醸造 扁平精米 辛口、清酒生貯蔵酒、からくち純米酒プラス19美山錦、その他限定発売のものなど、キレのある辛口をベースとして、ほんのりフルーティーさを感じるものなどそれぞれ飲み比べてみるのもです。

1 加茂錦

小さな酒蔵所の加茂錦酒造が、現代の日本の食卓に合う酒作りをコンセプトで取り組んでいます。旨味と口当たりの良さ、飲み口のさらりとした爽快さなどがの秘密です。

米袋に入った見た目もかわいい米袋 純米吟醸、次期蔵主の若い杜氏が手がける荷札酒など、どれも楽しめる商品が揃っています。

甘口

3 村祐

村祐酒造は小規模の蔵ですがその利点を生かし、生産量を増やすことなく、目の届く範囲でじっくり丁寧な酒造りをしています。村祐は、端麗辛口という新潟の酒のイメージとは正反対の、豊かな甘みと旨味、きめ細かくなめらかな口当たりがです。和三盆糖をイメージして造られたと言われていて、上品な甘さが特徴です。

常盤ラベル(純米大吟醸規格)、紺瑠璃ラベル(純米吟醸規格)、茜ラベル(特別純米規格)、夏の生酒など、それぞれ味わいが違うので、飲み比べてみるのもです。

2  鶴齢

1717年創業の老舗酒蔵、青木酒造の酒です。端麗旨口で、キレの良い飲み口の中にも、米の味わいが感じられる銘酒です。地元魚沼の食文化に寄り添った味わいで、魚料理、刺身など和食と相性が良いお酒です。

鶴齢 純米吟醸は、全米日本酒歓評会2015で銀賞を受賞しています。

1 山間

上越市浦川原区の山間にある蔵元、新潟第一酒造で造られている酒です。2007年に誕生した新しいお酒「山間」は、特徴的な甘さ、フレッシュな香り、キレのある飲み口での銘柄となりました。

最も品質の良い「中取り」部分を直詰し、開封時にはピチピチとガス感が残っていて香りが広がります。入手困難、新潟新世代を代表するの酒です。

新潟の酒を楽しもう!

新潟の代表的な銘柄、新しい銘柄や入手困難なものまでご紹介しました。ネットで手に入るものもありますが、ぜひ一度地元で味わってみてください。新潟の酒を楽しむことを目的にでかけてみてはいかがでしょう。
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