ユニットバスの汚れ易い場所・ユニットバスの掃除方法と道具
更新日:2020年08月28日
排水溝の掃除を綺麗にしておくと、髪の毛や汚れが排水管まで流れてしまうのをある程度防ぐ事が出来るので、排水管が詰まりにくくなります。
排水溝は分解して掃除が行えます。排水溝の蓋をあけると、髪の毛を絡め取っている目皿があります。その目皿を外すと筒のような形状の封水筒と呼ばれる部品があります。どちらも反時計回りにスライドして引っ張ると、取れるようになっています。排水ピースという部品もあれば外しておきます。
・掃除方法
3つの部品を分解したら、洗剤をつけて歯ブラシでこすれば汚れは落ちます。髪の毛やゴミはそのまま排水管に流すと詰まりの原因となりますので、流さないように注意しましょう。掃除した後は、排水溝に貼る髪の毛シートがドラッグストア等で販売されていますので、そのシートを貼っておくと今後の掃除が楽になります。
浴槽裏
浴槽の裏にも勿論汚れはたまります。簡単に掃除するだけであれば、長柄のブラシで洗うことも出来ます。しかし、追炊き機能があるユニットバスでは、浴槽の下に追焚配管が設置されている場合があります。家庭で無理に掃除すると、配管の破損に繋がりますので注意して掃除をしましょう。
・掃除方法
ユニットバスの浴槽の裏を綺麗に掃除する場合、固定ビスや金具を外した後、一旦浴槽を取り外す必要があります。浴槽を一旦取り外すと、浴槽の足の裏や淵まで綺麗に掃除する事が出来ます。とても大掛かりな作業となりますので、家庭で行わず、業者に依頼したほうが良いでしょう。
換気扇
ユニットバスの換気扇は高い位置にあり、浴室の床は滑りやすい事もあって取り外し難く、掃除が行い難い場所です。しかし、換気扇を掃除しておかなければ、換気が不十分となり、お風呂のカビが生えやすくなります。3カ月に1回を目安として掃除をしましょう。
・掃除方法
掃除前には換気扇のスイッチを切ります。その後、換気扇のカバーを外し、内部のファンも外します。取り外したカバーとファンを中性洗剤で洗い、十分に乾燥させてから元に戻しましょう。ファンが取り外せない場合は、洗剤を染み込ませた布でファンを拭き十分に乾燥させた後にカバーを戻して下さい。
換気扇のカバーに貼り付けるシートもありますので、掃除後につけておきましょう。シートがほこりをキャッチしてくれるので、ほこりが溜まればシートを外すだけでお手入れが可能となります。
ユニットバスの汚れの種類、掃除方法
ユニットバスには様々な汚れが付着します。汚れによって掃除の方法は異なります。ユニットバスの汚れの種類と掃除方法についてご紹介します。
水垢
お風呂に入った後は水があらゆる所につき、蒸発します。しかし、水道水に含まれるミネラルは蒸発せずそこに残ります。水垢は、水道水に含まれるミネラルが結晶化してこびりついてしまったものです。
水垢の汚れはアルカリ性なので、中性洗剤を使っても落ち難いです。クエン酸等の酸性の洗剤を用いる事によって簡単に綺麗にする事が出来ます。水垢汚れが酷い場合は、クエン酸を塗布した後にラップでパックすれば、汚れを落とすことが出来ます。また、お風呂上りにクロスで水分を拭き取っておけば、水垢予防になります。
黒ずみ
黒ずみは、水垢や体の垢、カビ、石鹸カス等の様々な汚れが混ざり合って生じます。黒ずみも水垢と同じく、アルカリ性の汚れです。
クエン酸のスプレーを塗布してから、スポンジやブラシを使って掃除しましょう。汚れが酷い場合は、ラップでパックをしてから擦りましょう。クエン酸が無い場合は、料理で使用しているお酢でも大丈夫です。トイレで使用されている洗剤、サンポールでも黒ずみは落ちるので、ご家庭にある場合は試してみて下さい。
ヘドロ
排水溝などの水が溜まる部分によく生じるのがヘドロです。カビや髪の毛等あらゆる汚れが集まり、液状化したものです。ヘドロが溜まると、排水溝が詰まり、浴室内に悪臭が漂います。
少しのヘドロであれば、パイプクリーナーで掃除出来ます。大量のヘドロであれば、ゴム手袋等をしてヘドロ自体を取り除かないと悪臭は改善されません。
カビ
暖かくて湿った環境でカビは繁殖します。つまり、ユニットバスはカビにとっては非常に繁殖しやすい環境と言えます。
カビには重曹が有効です。ぬるま湯1リットルに対して、大匙4の重曹を溶かして霧吹きで噴射しましょう。3時間程放置してから、ブラシやスポンジで擦って汚れを落とします。カビは一度発生すると取り除きにくいので、お風呂を出る時に、水をかけて温度を下げる事、換気扇を回し湿気を取り除く事を習慣にしましょう。時間があれば、クロスで水分を拭くとより効果的です。カビを防止する事が大切です。
ユニットバスの掃除道具
ユニットバスの掃除道具には色々な種類があります。中には100均で購入出来るものもあります。
・お風呂ブラシ。床や浴槽を洗う為のハンディタイプと壁や天井まで洗える柄付きブラシがあります。ブラシの材質が硬いものだと、ユニットバスに傷が付く場合があるのでブラシの柔らかさを確認してから購入しましょう。
・お風呂スポンジ。傷つきやすい箇所を洗う場合はスポンジで掃除をしましょう。スポンジも柄つきのものが販売されています。ユニットバスの床や天井の材質で、ブラシとスポンジのどちらを購入するか決めましょう。
・メラニンスポンジ。ドラッグストアだけでなく、100円均でも販売されています。洗剤を使わなくても、水だけで汚れが落ちる便利なスポンジです。プラスチックの材質はメラニンスポンジで傷が付く場合もあるので注意しましょう。メラニンスポンジであれば、使い捨てが出来るので、衛生的に使用出来ます。
・綿棒。扉のゴムパッキンの間や淵のほこりを取るのに便利です。こちらも使い捨てが出来るので衛生的に使用出来ますし、安いので、コストパフォーマンスも良いです。
・歯ブラシ。使った後の歯ブラシを捨てる前に、ユニットバスの掃除に使ってみましょう。スポンジだけでは落ち難い、溝の掃除に使用出来ます。排水管の入り口等、筒状の部分の掃除にも便利です。
ユニットバスの浴槽エプロンの外し方
初回公開日:2017年09月12日
記載されている内容は2017年09月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。