グローブの手入れの方法と道具・オイル・手入れ用品
更新日：2020年08月28日
グローブの道具・手入れ用品
ハンドクリーム、ニベアを使ってグローブの手入れは可能か
グローブの手入れにオイル塗りは欠かせません。動物の革でできているために、保湿が欠かせないからです。オイル塗りをすることで、実際に長持ちし、色も光沢も美しくなります。またオイルの種類によっては、硬くしたり、より軟らかくしたりもできます。
ただ、保革オイル、クリームは安くありません。通常でも何千円コースです。いいグローブを買って、その上お手入れにお金がかかってしまうのは、避けたいところです。そこでニベアクリームを考えることができます。人間の肌に良ければ、当然動物の革にもいいはずです。実際成分に多少の違いはありますが、大きな差はありません。
しかし、やはりニベアは人間の肌用ですので、水分が多いのが特徴です。ですからグローブに塗布する際には、少しずつ布に付けて伸ばしていく方法が最適です。これで、コストも気にせずニベアクリームで手入れができます。
グローブオイルを正しい時に正しく使う
練習が終わったら、グローブの手入れが必須です。しかし多くの人が勘違いしている点があります。それは、いきなりオイルを塗りこんでしまうという方法です。オイルをとにかく塗ればいいと考えて、ドバっとオイルを塗ります。これは、グローブを傷めてしまう原因になります。
まず最初にするべきことは、ブラシを使っての汚れ落としです。車も洗車してからワックスです。同じようにグローブも先にブラシで汚れを落とすことが大切です。汚れを落とした後、オイルの登場です。
オイル塗りも順番があります。やはりダメージが大きいポケットからオイル塗りを始めます。ゆっくりとオイルを染み込ませるように塗布していきます。それから背面に塗り、他の部分に塗布します。仕上げに乾いた布で拭きあげて完成です。
汚れ用と磨き用、二種類のブラシを上手に使う
グローブお手入れはスポンジ、布以外に準備すべきものがあります。それがブラシです。ブラシにも種類があるので注意が必要ですが、最初に使うのは、汚れ落とし様のブラシです。このブラシは少し毛が固めになっているので、グローブに当てる際に傷にならないよう気を付けなければいけません。
汚れを取った後に、オイルを塗布します。次に活躍するのが、磨きブラシです。革は元から油を含んでいます。その油を引き出す方法が、磨きブラシでグローブを乾いた状態で磨くことです。そうすることで自然な光沢を引き出し、革本来の色味を楽しめます。
またこのブラッシングによってグローブの表面を守る、強くする効果が得られます。ですから、ブラシは二種類用意してそれを上手に使い分けることが大切です。
グローブの手入れのセット
野球をする人は遠征がよくあります。ですから持ち運びのできるお手入れセットが必須になります。どのようなセットがいいかというと、汚れ落とし様のブラシ、グラブクリーナーです。汚れを落とさないことには何も始まりません。ですから、この二つはセットに欠かせません。
その次に磨き用ブラシです。これで暇があればグローブ磨きができ、本来のツヤ、光沢を保つことができます。そして保革用のオイルです。加えて仕上げ用の布、スポンジがあれば完璧です。
これら一つをセットにして持ち運びできるバックに入れてあるものが市販されています。持ち運びでき、どこでもグローブ手入れができる非常に便利なセットです。このバックがないと、手入れする道具がなくなったりすることもあり得ます。ですから、セットでの購入が賢い選択です。
グローブは特徴を知って正しく手入れする
グローブは動物の革でできています。まずグローブの革の知識をしっかりと取り入れてから購入、手入れすることが賢い方法です。そうすることでよりグローブを長く使用でき、良い状態を保つことができます。
グローブの最初の型付けも軟式と硬式では差がありますし、グローブの種類によっても方法が異なってきます。グローブの手入れにもきちんとした順番が存在します。適当に手入れをすれば、寿命が短くなり、せっかく良いグローブを買っても台なしになってしまいます。
ですから、正しい手入れの順番を理解して、そのプロセスに合った手入れ道具を用いることで、一番良い効果を期待することができます。クリーニング、ブラシ掛け、オイル塗布、仕上げといった順序です。これを習慣付けることにより、愛用のグローブをいつまでも使用することが可能になります。グローブの特徴をよく理解して、一番良いケアをすることで、より野球が楽しくなります。
初回公開日：2017年10月24日
記載されている内容は2017年10月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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