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万年筆の手入れ方法|手入れの頻度・漆器の手入れ方法

更新日:2020年08月28日

万年筆は長く使い続けることができるペンであり、その使用度によって味が深まるものでもあります。好んで使用する人も多く、社会人や勉学という段階にある人にプレゼントされることもあります。長く使う物には手入れが欠かせませんが、万年筆の正しい手入れ方法を知っていますか。

万年筆の手入れ方法|手入れの頻度・漆器の手入れ方法

ペン先を覆うキャップがないタイプで、お尻(持った時に上になる方)にノブが付いています。ノブは、回すタイプとノック(カチカチと押す)タイプがあり、ほとんどがカートリッジ式です。手入れは簡単、ぬるま湯に筆記体(ペン先が付いた軸部分)を浸けるだけです。詳しくは、メーカーが定める手入れ方法や取扱説明書を参考にしてください。

スクリュー式(吸入式)

スクリュー式は、インキを吸入して万年筆内部に入れるタイプで、お尻にある軸を回して注射器のような要領でインキを吸入していきます。手入れをする時は、インキを吸い上げるように水を吸入し、右回し左回しを繰り返して内部に水を出し入れします。そうすることで、通常はインキが入る万年筆内部が洗浄されます。

ただし、スクリュー式は万年筆によって扱い方が異なります。あるメーカーでは、右回しだけど別メーカーでは左回しということもあるため、使用しているスクリュー式の扱い方を正しく知った上で手入れを行ってください。

カードリッジ式

カートリッジ式は、インキがなくなったら液体のインキを吸入するのではなく、液体のインキが入った物体(カートリッジ)を必要に応じて交換するタイプです。イメージとしては、FAXのような感じです。

手入れは、カートリッジを抜いたペン先を、インキが出てこなくなるまで水に浸しておきます。水がインキで濁ったら新しい水にするを繰り返し、濁らなくなったところで手入れ完了です。

使えば使うほど味が深くなる万年筆!適切な手入れで大切に使おう

持つところ(軸)の素材やインキの形状などで、万年筆には様々なタイプがありました。ペン先を水やぬるま湯に浸けることはタイプで違いない手入れ方法でしたが、軸の手入れは素材によって違うようです。特に木軸やシルバー製は、コーティングや磨きといった特別な手入れがありました。漆器は食器のように洗うという、特殊な手入れ方法でした。

それぞれの万年筆に合わせた正しい手入れ方法で、大切にしていきましょう。

初回公開日:2017年10月06日

記載されている内容は2017年10月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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