白アリの女王アリを捕まえる方法|駆除/寿命/大きさ/巨大
更新日:2020年08月28日
シロアリの女王アリ
女王アリというのはアリたちを産む存在で、普通のアリの場合には巣に1匹しかおらず、万が一女王アリが死んだ場合には働きアリが卵を産むことがあるのですが、シロアリの場合は女王アリのほかに女王アリの控えで補欠ともいえる副女王アリが控えており、万が一女王アリが死んでもすぐに副女王アリが女王アリになって産卵を開始します。
女王の控えが何匹もいるということは、退治するのがとても大変だということになります。シロアリの駆除が大変だと言われているのは、このあたりに理由があるのではないでしょうか。
白アリの女王アリの寿命
副女王アリ、幼虫まで控えていて万全の体制を整えているシロアリの巣ですが、シロアリの女王アリの寿命はだいたい10年から15年と言われています。女王アリ以外のシロアリの寿命は3年から5年ですので、女王アリの方が長生きになります。日本にいるシロアリのうち、家屋に被害を与えるのはほとんどの場合2種類のシロアリに限られますが、どちらのシロアリの女王アリも寿命はだいたい同じくらいです。
日本にはいませんが、オーストラリアのナスティテルメス・シロアリの女王アリは100年以上生きるそうです。
女王白アリの大きさ
最大サイズは?
日本に生息するシロアリのうち、主に家屋に被害を与える2種類の女王アリの大きさを紹介します。
■イエシロアリの女王アリの大きさ。
千葉県よりも以西の温暖な地域に生息しています。女王アリは38mmから40mmくらいにもなり、働きアリは5mmから7mm、羽アリが7mmから8mmとなります。
■ヤマトシロアリの女王アリの大きさ。
ヤマトシロアリは北海道をのぞく日本全土に生息しています。こちらの女王アリは15mmくらいまでとなり、イエシロアリよりも小型です。働きアリが4mmから6mm、羽アリが4mmから6mmと全体的に小ぶりになっています。
巨大なシロアリの女王アリ
中国で巨大サイズのシロアリの女王が見つかったというニュースがありました。そちらのシロアリの女王アリのサイズは、なんと体長50mmほどもあります。年齢は25歳前後という話ですので、25年生息してそのくらいの大きさになったということです。
白アリの女王アリを捕まえる方法
家でシロアリを発見した場合、すぐに見つけたシロアリを退治したくなるでしょう。でも、シロアリの被害を食い止めるという意味ではそれはまったく意味のない行動になります。シロアリの働きアリ1匹を殺したところで、女王アリは産卵を繰り返すので、働きアリを殺すだけでは退治しきることは難しいからです。
駆除
イエシロアリの被害に悩まされている場合、イエシロアリの女王アリを駆除する方法の1つとして有効なのは『巣を掘り返す』です。女王アリは巣の奥の奥にいるため、女王アリをピンポイントで駆除するというのは非常に難しいためです。イエシロアリは地中に大きな巣を作っていますので、巣ごと掘り返して、女王アリを引っ張り出します。巣は大きく、1メートル近いものが出てくることもあります。
羽アリはシロアリ?
羽アリが電灯に集まってくるのを見たことはありませんか。シロアリの女王アリは羽アリとなって次の巣を探しにでています。見かけた羽アリがシロアリの羽アリだった場合、近くにシロアリの巣があるということになり点検することが勧められています。羽アリの駆除の仕方は簡単です。羽アリを見つけてすぐに捕まえて殺してしまえば、駆除は完了してしまいます。この方法で、もしもシロアリの羽アリだった場合には、新しい巣を作られることを防ぐことができます。
白アリの女王アリの産卵時期
初回公開日:2017年11月12日
記載されている内容は2017年11月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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