Search

検索したいワードを入力してください

白アリの女王アリを捕まえる方法|駆除/寿命/大きさ/巨大

更新日:2020年08月28日

シロアリは家の大敵で、知らないうちに家の土台を食い荒らされてボロボロにされてしまうことがあります。そんなシロアリの女王について、エサや寿命、産卵などについて紹介しています。家は高い買い物なので、長く使いたいもの。シロアリのことを知って備えましょう

白アリの女王アリを捕まえる方法|駆除/寿命/大きさ/巨大

出産

シロアリの女王アリには、特定の産卵時期というものはありません。決まった季節に発生するものではなく、女王アリは1年中ずっと産卵を続けています。1年中繁殖期とも言えます。そのため、放っておくとどんどん家屋のシロアリ被害が大きくなっていきます。

単為生殖

シロアリの女王アリは、単為生殖と有生生殖を適切に切り替えています。単為生殖とは簡単にいえば、無精卵ということです。シロアリの女王アリは、ふだんは巣の中の王アリ(雄生殖虫)と交尾して働きアリや兵隊アリたちを産みだしているのですが、次代の女王を産むときは交尾することなく、女王アリのみの単為生殖によって次世代の女王を産み出します。これは、自分の遺伝子だけで次代の女王を産むためだといわれています。

次代女王アリを産むタイミング

羽アリとして新しい住処にたどり着いた女王アリは、最初は働きアリしか産みません。働きアリたちがどんどん増えていくと働きアリよりも大きい兵隊アリを産むようになり、巣のアリの数が十分に増えたところでやっと次代の女王アリを産みます。この次代の女王アリは成長すると、自分の巣を見つけるために羽アリとして巣立つことになります。

シロアリの活動

羽アリ

シロアリのうちの1種類、ヤマトシロアリが羽アリとして飛び立つのはだいたい5月から6月になります。イエシロアリの場合は、6月から7月なので微妙に時期がずれています。注意したいのは、羽アリはシロアリだけではないということです。家屋に被害を与えるシロアリの羽アリはすぐに退治することが望ましいですし、発見した場合は点検する必要があります。しかしその他の羽アリであった場合には家に被害がある訳ではないので、羽アリがいたというだけでシロアリの被害を心配する必要はありません。

休止時期

シロアリは寒さに弱く、冬の間は活発に動き回ることはないためシロアリの点検を冬にしても、発見するのは難しくなります。活発に活動していないだけでそのまま冬を越してしまいますので、春になればまた被害を広げていきます。シロアリの被害を確認するのは、冬以外にしましょう。

シロアリの女王アリの餌

シロアリが害虫と呼ばれるのは、日本の木造建築に住み着き、家をガタガタにするほど内部の木を食い荒らしてしまうからです。固い部分は食べないため外側は無事な場合が多いので気づきにくいのですが、シロアリの被害にあってしまった家の柱は内部が空洞化しており家として耐久が弱くなってしまいます。

木以外に食べるもの

家にいないからと安心できません。シロアリは、人が作ったものであるダンボールやプラスチック、発砲スチロール、コンクリートまでエサとして食べることすらあります。したがって、これらを家の近くに放置しておくとシロアリが住みつく可能性があるので、放置しておくのはやめた方がよいでしょう。一般的にヒノキなどは匂いがあり防虫効果があると言われていますが、それでもシロアリの被害はゼロという訳ではありませんので油断できません。

シロアリの被害は風次第

次のページ:羽アリ(女王アリ)を見つけたら?

初回公開日:2017年11月12日

記載されている内容は2017年11月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related