バルサンはパソコンが故障する原因になるのか|霧/ノンスモーク
更新日:2020年02月11日
バルサンでパソコンが故障するのか
ダニやゴキブリ、ムカデなどの、どこからわいてくるかわからない害虫の駆除には、バルサンに代表される燻煙式の殺虫剤が便利です。煙状の薬剤が部屋の隅々にまでいきわたるので、手の届かない隙間や、人の目の届かない場所に潜む害虫にも効果を発揮します。
バルサンは、殺虫成分を含んだ薬剤を部屋に散布するので、使用する際にはいくつか注意すべき点があります。その中でも、近年パソコンや精密機器の普及により、バルサンの薬剤によってパソコンが故障するのではないかという懸念される声が増えており、使用する際にはどのように対処すればいいのかわからないという声が増えています。
今回は、バルサンはパソコンの故障の原因になるのか、そして、実際バルサンをパソコンのある部屋で使用する際にはどのように対処すればいいのか、詳しく解説しましょう。
バルサンの基本的な使い方
まずは、バルサンの基本的な使い方を解説します。
部屋を締め切る
バルサンを使う前に、部屋のドアや窓を全て閉めます。逆に、押し入れやタンスなど、害虫が潜んでいそうな場所は開放します。
タンスや押し入れがある部屋でバルサンを使う場合は、収納してある衣類や布団などを取り出し、ビニールのカバーを掛けます。部屋に置いてある雑貨類も、ビニールのカバーを掛けて保護したり、別の部屋に移すなどしましょう。小さな子供がいる場合は、薬剤が付着した物を口に含む恐れがるので、事前準備は念入りに行いましょう。
キッチンでバルサンを使う場合の注意点
キッチンでバルサンを使用する際には、口に入れるものが多いので念入りに準備します。食器棚の中にある食器は、ビニールを掛けてカバーをするか、全て食器棚の中から取り出し、別の部屋に移動させます。
食品が中に入っている冷蔵庫は、ドアのつなぎ目部分を新聞紙などで保護をし、ビニールを掛けて薬剤が入らないようにしましょう。
引火する可能性のあるものを遠ざける
バルサンの煙は引火する可能性があります。ガスの元栓を締め、ライターなど引火する可能性がある物は部屋に置かないようにしましょう。
火災報知器に注意する
煙が出るタイプのバルサンを使用する際には、部屋に火災報知器がないかを確認してから使用しましょう。バルサンの煙に火災報知器やガス検知器が反応する恐れがあります。火災報知器やガス検知器がある部屋で使用する場合は、ノンスモークや霧タイプを使用するのがよいでしょう。報知器の電源を一時的に抜いたり、ビニールカバーを掛けて使うことも可能です。
使用後は換気を行う
バルサンを使用し終わったら、窓を開け、換気扇を回して部屋の換気をします。30分〜1時間ほど換気を行い、薬剤の臭いがしなくなったら完了です。タンスの中や押し入れの中、食器棚の中に臭いが残っていないかもチェックします。
換気が終わったら、フローリングの部屋は拭き掃除を行い、カーペットがある部屋の場合は、掃除機をかけましょう。バルサンを使用した後は、床に虫の死骸が落ちている場合があるので、発見した場合は速やかに処理します。
その後、カバーを掛けて保護したものはカバーを外し、別の部屋に移動させた物を元の位置に戻します。
バルサンはパソコンが故障する原因になるのか
バルサンを使用する際、口に含む食品に関わる物や、皮膚に触れる衣類や布団、雑貨などは、殺虫成分が含まれている薬剤が皮膚に付着し、体内に有害物質が取り込まれないようにする目的で、ビニールで保護したり、別の部屋に移動させたりします。
では、パソコンなどの精密機器は、ビニールなどで保護せずにそのままバルサンを使用するのは好ましくないのでしょうか。また、どのような影響が出るのでしょうか。
故障
初回公開日:2017年12月29日
記載されている内容は2017年12月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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