Search

検索したいワードを入力してください

【場所別】蚊の寿命|家の中/車/冬/成虫/メス/血/越冬

更新日:2020年02月11日

刺されると痒くなる、蚊の寿命はご存知ですか?蚊の寿命はオスとメスとは違いがあり、特徴も異なります。今回は刺されるととても痒くて厄介な生物、蚊について迫っていきたいと思います。蚊の寿命や蚊の視力はどれくらいなのか、蚊について詳しく紹介していきます。

【場所別】蚊の寿命|家の中/車/冬/成虫/メス/血/越冬

場所別の蚊の寿命

家の中

蚊が活発に飛ぶのが15~30度の気温です。家の中の気温はこの範囲内の気温が多いので、蚊にとっては快適な空間となります。蚊の寿命は一般的に40日位だと考えられていますから、環境の良い家の中では、寿命をまっとうできるはずです。

家の中の温度はベストですが、オスの蚊にとっては食料に問題があります。メスの蚊は人間の血を食料にするため問題ないですが、オスの蚊は、花や果物の蜜を食料にしています。オスの蚊の場合は、家の中だけでは食糧不足になると考えられ、寿命が短くなるでしょう。

蚊が活発に飛ぶ時期は、車の中に入り込んでしまうことがあります。人が乗っていれば車内の環境は、蚊にとってとても良い気温ですが、40度を超えてしまうと暑さに対応しきれず、寿命が短くなります。

真夏の車内は外気温が35度になると、車内の温度は50度まで上昇します。真夏は毎日のように30度を超えることになりますから、車内に入った蚊の寿命は短いでしょう。しかし、気温が下がる秋になると、車内でも40日程度生きられるようになり寿命が延びるでしょう。

気温別の蚊の寿命

蚊のイメージは夏ですが、蚊が元気に活動するのは気温が15度以上になった時です。一番活発になるのが22度くらいなので、地域によっては4月ごろから活動し始めます。

しかし、近年温暖化が進み、蚊の活動時期が長くなってきています。秋を迎えても気温が下がらず、むし暑い日が続きます。このような気温は蚊にとって好都合で、冬を迎えても地域によっては蚊の姿が見られます。

ヒトスジシマカの行動範囲はとても狭く、生まれた場所から15~50mほどしか活動しません。オスの蚊の寿命は10日位でとても短く、吸血するメスの蚊の寿命は50日位です。

越冬

蚊の姿を多く見るのは夏から秋にかけてですが、場所によっては冬になっても飛んでいる事があります。通常夏に生まれた蚊は、秋頃になると寿命を迎えますが、冬に見かける蚊は寿命が長い蚊だと考えられます。

一般的に多く見られる蚊は、「アカイエカ」と「ヒトスジシマカ」です。アカイエカは越冬する事ができ、部屋の中に入って家具の後ろや冷蔵庫の後ろなどで越冬します。秋口に産まれたアカイエカは、6か月の寿命があり、越冬して春を迎えます。

一方のヒトスジシマカは、暖かい所を好む蚊で卵から孵ると越冬できません。しかし、卵のままなら越冬する事ができ、乾燥にも強いので水が無くても生きていけます。越冬した卵は、やがてボウフラとなり蚊に成長します。

蚊の成虫の寿命

人間の血を吸う蚊はメスだけです。メスの蚊の寿命は、成虫になって30~40日くらいだと考えられています。非常に小さな個体ですが、1か月以上活動する寿命をもっています。メスの蚊は、寿命を迎えるまで2~3回血を吸って、その栄養素で2~3回水の中に卵を産みます。

水中に産み落とした卵は、ボウフラになって10日ほどで成虫になり飛び回ります。卵の頃から考えると約2か月の寿命があります。

オスの蚊の寿命

オスの蚊もメスと同じく長い口を持っていますが、吸血はしません。寿命は10日ととても短く、花の蜜を吸って生きています。オスとメスは頭の部分が違います。そして、オスはふさふさとした触肢が伸びています。人にとって無害で、寿命が短いのが特徴です。

蚊のメスの寿命

次のページ:蚊はどんな生き物だろう?

初回公開日:2018年02月06日

記載されている内容は2018年02月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related