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2019年01月15日

【場所別】蚊の寿命|家の中/車/冬/成虫/メス/血/越冬

刺されると痒くなる、蚊の寿命はご存知ですか?蚊の寿命はオスとメスとは違いがあり、特徴も異なります。今回は刺されるととても痒くて厄介な生物、蚊について迫っていきたいと思います。蚊の寿命や蚊の視力はどれくらいなのか、蚊について詳しく紹介していきます。

【場所別】蚊の寿命|家の中/車/冬/成虫/メス/血/越冬

場所別の蚊の寿命

家の中

蚊が活発に飛ぶのが15~30度の気温です。家の中の気温はこの範囲内の気温が多いので、蚊にとっては快適な空間となります。蚊の寿命は一般的に40日位だと考えられていますから、環境の良い家の中では、寿命をまっとうできるはずです。

家の中の温度はベストですが、オスの蚊にとっては食料に問題があります。メスの蚊は人間の血を食料にするため問題ないですが、オスの蚊は、花や果物の蜜を食料にしています。オスの蚊の場合は、家の中だけでは食糧不足になると考えられ、寿命が短くなるでしょう。

蚊が活発に飛ぶ時期は、車の中に入り込んでしまうことがあります。人が乗っていれば車内の環境は、蚊にとってとても良い気温ですが、40度を超えてしまうと暑さに対応しきれず、寿命が短くなります。

真夏の車内は外気温が35度になると、車内の温度は50度まで上昇します。真夏は毎日のように30度を超えることになりますから、車内に入った蚊の寿命は短いでしょう。しかし、気温が下がる秋になると、車内でも40日程度生きられるようになり寿命が延びるでしょう。

気温別の蚊の寿命

蚊のイメージは夏ですが、蚊が元気に活動するのは気温が15度以上になった時です。一番活発になるのが22度くらいなので、地域によっては4月ごろから活動し始めます。

しかし、近年温暖化が進み、蚊の活動時期が長くなってきています。秋を迎えても気温が下がらず、むし暑い日が続きます。このような気温は蚊にとって好都合で、冬を迎えても地域によっては蚊の姿が見られます。

ヒトスジシマカの行動範囲はとても狭く、生まれた場所から15~50mほどしか活動しません。オスの蚊の寿命は10日位でとても短く、吸血するメスの蚊の寿命は50日位です。

越冬

蚊の姿を多く見るのは夏から秋にかけてですが、場所によっては冬になっても飛んでいる事があります。通常夏に生まれた蚊は、秋頃になると寿命を迎えますが、冬に見かける蚊は寿命が長い蚊だと考えられます。

一般的に多く見られる蚊は、「アカイエカ」と「ヒトスジシマカ」です。アカイエカは越冬する事ができ、部屋の中に入って家具の後ろや冷蔵庫の後ろなどで越冬します。秋口に産まれたアカイエカは、6か月の寿命があり、越冬して春を迎えます。

一方のヒトスジシマカは、暖かい所を好む蚊で卵から孵ると越冬できません。しかし、卵のままなら越冬する事ができ、乾燥にも強いので水が無くても生きていけます。越冬した卵は、やがてボウフラとなり蚊に成長します。

蚊の成虫の寿命

人間の血を吸う蚊はメスだけです。メスの蚊の寿命は、成虫になって30~40日くらいだと考えられています。非常に小さな個体ですが、1か月以上活動する寿命をもっています。メスの蚊は、寿命を迎えるまで2~3回血を吸って、その栄養素で2~3回水の中に卵を産みます。

水中に産み落とした卵は、ボウフラになって10日ほどで成虫になり飛び回ります。卵の頃から考えると約2か月の寿命があります。

オスの蚊の寿命

オスの蚊もメスと同じく長い口を持っていますが、吸血はしません。寿命は10日ととても短く、花の蜜を吸って生きています。オスとメスは頭の部分が違います。そして、オスはふさふさとした触肢が伸びています。人にとって無害で、寿命が短いのが特徴です。

蚊のメスの寿命

日本には、約100種類の蚊が生息しています。その中で血を吸う蚊の種類は10種類くらい、血を吸うのはメスの蚊だけです。メスの蚊は生涯2~3回位吸血をして卵を産みます。一度の出産で100個以上の卵を水中に産みつけます。

家の周りに水滴一つあると蚊が発生すると言われているくらい、少量の水を利用して産卵します。バケツの中に溜まった水や、植木鉢の受け皿に残っている水分でも利用しますから、繁殖させないためには水分を残さない事です。

メスの蚊が産んだ卵は、1.5日位で幼虫のボウフラになります。一週間から10日ほどでオニボウフラになり、2~3日で成虫になり空気中へ移動します。卵から孵ると約30~40日ほどで寿命を迎えます。成虫の間は、人間や動物の血を吸って生き、環境が良ければ越冬をしてさらに寿命を延ばす事もあります。

オスの蚊に比べて繁殖力もあり、寿命も長いことがわかります。

吸血のやり方

蚊は長い口を持ち、植物の蜜や果汁など糖分を含んだものを餌にしています。血液だけが主食ではありませんが、血液にはたんぱく質が豊富に含んでいることがあり、メスの蚊の卵巣を発達させる効果があります。

メスの蚊は自分の体重と同じくらいの量を吸血します。腕に止まって吸血している蚊は、体がパンパンに膨らんで動きが鈍くなっているものがいます。

蚊が吸血をする時は、皮膚を針状になっている小顎と大顎で突き刺します。小顎の先端には、鋸歯があって傷口から毛細血管を探り当てます。吸血する時は、唾液やたんぱく質を注入して吸血します。そして、抗凝固作用で血小板は凝固しないで蚊の体内に取り込みます。

蚊に刺されると痒くなりますが、これは蚊の唾液が原因だと考えられています。この物質が血管を拡張して痒くしています。刺されてしまったら洗い流して薬を付けましょう。

蚊による被害

吸血時刻

蚊の吸血行動は、種類によって違います。多くのハマダラ蚊やイエ蚊は夜行性で、昼間のうちに室内に入り込み、深夜1時頃になると吸血を開始します。一部のヤブ蚊は、昼間行動する場合が多いでしょう。

蚊の生態は生息する地域によって差があり、一概に決まっていません。生息している地域の日照周期によって体内時計が決まり、日周活動のリズムにあわせて生活しています。

メスの蚊は吸血を終わらせると、卵を発育させるのに安全な所で2~3日間休止します。休止の場所はさまざまで、家の中や茂みなどに隠れて生きています。休止中、メスは卵巣内で濾胞を一斉に発達させますが、25%は減退濾胞になり75%程度の卵を産みます。寿命まで数回この要領で産卵します。

伝染病

一匹の蚊は数日で寿命を迎えますが、メスの蚊は多くの卵を産むので適温であれば、多くの蚊に囲まれて生活することになります。蚊に刺されて痒みを感じる位で済めば大したことはありませんが、蚊に刺されることにより感染症にかかるリスクがあります。

近年流行った「デング熱」や感染症として知られる「日本脳炎」ペットを飼っている方は「フィラリア」もそうです。海外では、マラリアやウエストナイル熱などがあり、蚊による伝染病は恐れられています。

近年アメリカ全土に恐怖を与えたウエストナイル熱は、170種類以上の鳥を宿主として43種類以上の蚊が関与していると考えられています。感染の拡大を防ぐ手段はなく、蚊に刺されないように対策をするしかありません。

日本では、毎日のように海外から航空機や船が往来してい環境ですから、遠い国の話ではありません。痒いだけで済まされない時代が近づいてきてます。

マラリア

マラリアはアフリカや南アメリカ、南~東南アジアなどを中心にした亜熱帯地域で多く発生する伝染病です。ハマダラカから感染し、潜伏期間は亜熱帯型8~25日、三日型8~27日、四日型15~30日、卵型9~17日です。人によって数か月後に発病するケースもあります。

感染者は年間約3億人、死者は150~300万人で非常に恐ろしい伝染病です。主に95%がサハラ砂漠より南のアフリカ地域で発生していますが、近年アメリカや韓国でも増加しています。日本でも年間、百数十報告されており他国の問題ではありません。

マラリアの症状は、悪寒や戦慄と共に高熱が4~5時間続きます。頭痛や嘔吐などを伴い、熱は三日型と卵型は48時間、四日型72時間、熱帯型は明確な周期はわかりません。熱帯型は、命の危険があるので注意が必要です。

デング熱

ここ数年、国内でも聞かれるようになった伝染病で、耳にした方も多いのではないでしょうか。デング熱は東南アジアや中南米、アフリカの熱帯地域に多く見られる伝染病です。ここ数年、世界的に激増しており国内でも感染者が出ています。

ネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介し、感染者を刺した蚊が健康な人を刺して発症する病です。シンガポールなどの衛生的な国でも流行し、日本人の旅行者が感染する割合はマラリアよりも高いと考えられています。

潜伏期間は3~15日、通常5~6日の潜伏期間後、突然の発熱で始まり筋肉痛や関節痛、発疹の症状が表れます。症状が続いてデング出血熱になると出血傾向が強くなり、重篤になると脈圧低下などの循環器障害が見られます。

デング出血熱は死亡率が10%高く、治療が遅れると40~50%が死亡すると言われています。デング熱に感染しても、かなりの割合で症状が出ない人が多いですが注意が必要です。

蚊に刺されやすい人

1匹のメス蚊は寿命まで数回吸血しますが、刺されやすい人はある程度わかっています。女性よりも男性が刺されやすく、成人に近づくほど刺されやすくなります。しかし、60歳以上の成人は刺されにくくなる特徴があります。

不汗症の人や皮膚が乾燥しやすい人は刺されにくく、A型に比べてO型の方が刺されやすいです。着ている服の色でも違いはあり、黒色の服装が一番刺されやすいです。一番刺刺されにくい白色の服との差は、3~4倍ありますから夏は白色の服を選ぶと良いでしょう。

これは人の肌の色でも考えられることで、白色の肌よりも黒いメラニン含有が多い人は刺されやすくなります。蚊に刺されやすい人の特徴は、全ての方に当てはまるのではなく、おおよその目安でまだまだ分からない事が多いのが現状です。

アレルギー発症

蚊が刺すのは夏だけだと感じますが、種類によっては寿命が長く冬でも蚊に刺されることはあります。蚊に刺されると赤く腫れますが、腫れる程度は人によって違いがあります。米粒程度で治る人から30cm程度まで大きく腫れる人までさまざまです。

これは体質では無く、乳児の時は腫れにくく、幼児から小学生くらいが大きくなる傾向があります。腫れが大きいと心配になりますが、化膿しない限りは一般的な外用薬で治るでしょう。

しかし、蚊に刺された時に刺された部分だけでなく、体全体に発赤や蕁麻疹ができる場合は要注意です。これは、アレルギーの症状が表れており、死亡するケースもあります。蚊のアレルギーは、刺された所が5mm位の塊になり、治るまでの数か月激しい痒みを感じます。

これは、「結節性湿疹」と呼ばれる病の可能性があります。速やかに皮膚科などで適切な治療をおこないましょう。

蚊はどんな生き物だろう?

蚊は動物界の昆虫に分類されハエ目の生き物です。一般的な昆虫は羽が4枚なのに対し、蚊は2枚しかありません。ハエ目の仲間は、触角の長いものと短いものに分けられますが、蚊は、触角の長い長角亜目に属します。

多くの蚊は、ハマダラカ亜科とイエカ亜科に属し、人に関係する蚊の多くは、ハマダラカ属、イエカ属、ヤブカ属になります。蚊の視力は、人の視力を1とするとアカイエカの知力は0.003以下と考えられます。

夜行性の蚊は、背景の濃淡くらいしかわかっていないと考えられます。昼行性の蚊はそれよりも見えやすくなりますが、アゲハチョウと同じくらいの0.02程度だと考えられています。人に比べると極端に目が悪いことがわかります。

蚊の種類

蚊の寿命はわかりましたが、種類によって生息地など大きく違います。良く見る蚊はどんな種類がいるのかチェックしてみましょう。

蚊の種類ヒトスジシマカアカイエカチカイエカ
行動時間昼夜問わず
生息地東北中部より南の人家、やぶ、公園、墓地北海道から九州の住宅地ビルの地下、商業施設の建物内
特長人を好んで刺し、飛距離は15~50m。卵で越冬する。寿命は約40日程度家内に侵入するのが得意で、しめ切っていてもどこからか入ってきて寝ている間に刺す。飛距離は1km、成虫で越冬して寿命は1か月から6か月。一年中都会にいる。吸血しなくても産卵する事ができ、2回目の産卵のために成虫で越冬する。低温に強く秋になっても休眠せず、冬も活動する。アカイエカより寿命は短い
卵の数50個程度の塊で産卵100~200個の塊で産卵50個程度の塊で産卵

人への近づき方

一般的に蚊は、人が呼吸する時に発生させる二酸化炭素に反応して近づいてくると言われていますが、それ以外にも要因はあります。

一例として、筋肉で糖から作られる汗と共に皮膚表面に分泌される、L-乳酸と呼ばれる物質があります。この乳酸の分泌量によって刺されやすくなると考えられています。また、赤血球に含まれる5’-アデニル酸やアデノシン3リン酸は、蚊の吸血を刺激すると考えられています。

女性の場合は、ホルモンの分泌周期なども関係しているとも言えます。蚊も寿命を迎えるまで効率的に子孫を残したいと考えますから、目が悪くても分泌量などで判断して近づいて来るのでしょう。

蚊の寿命は意外と長い

蚊の寿命について良くわかりましたか?人にとって天敵であるメスの蚊は、寿命がとても長く驚いた方も多いのではないでしょうか。そして、蚊の種類によっては越冬するものいて、寿命がさらに延びるケースもありました。

蚊に刺されると痒みだけで治ればよいですが、アレルギーを発症したり、伝染病になったりして命の危険もあります。夏だけではなく、寿命が長い蚊に刺されないように自己防衛をしましょう。

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