黒霧島の美味しい飲み方|焼酎/お湯割/ジュース/ロック/20度/25度
更新日:2020年08月28日
黒霧島の美味しい飲み方
黒霧島は、宮崎県都城市に本社をおく霧島酒造株式会社が販売している芋焼酎です。大正5年霧島酒造創業者・江夏吉助によって初蔵出しされました。黒霧島の黒は「黒麹」を使用していることが由来です。トロっとしたあまみとキリっとした後味が特徴です。黒霧島の原料は、南九州の広大な芋畑で栽培したサツマイモ・黄金千貫です。
そして仕込み水や割り水に使っているのが、都城盆地の巨大な水がめから湧き出る「霧島裂罅水」です。適度にミネラルと炭酸ガスを含んでおり、焼酎づくりの大敵である鉄分をほとんど含んでいません。そのため、酵母菌の発酵に最適な育成条件を備えています。「黒霧島」は、この「霧島裂罅水」と「黄金千貫」によってつくられています。
黒霧島の他にも赤霧島や白霧島、茜霧島があります。今回はその中でも黒霧島に焦点をあてて「黒霧島」の美味しい飲み方をご紹介します。
炭酸
まずは、暑い夏にぴったりの黒霧島の飲み方をご紹介します。この飲み方ならグビグビお酒が進むこと間違いなしです。その飲み方とは炭酸割です。水割りじゃないのと思った方だまされたと思って炭酸割も試してみてください。芋焼酎の独特の香りをまろやかにしてくれるので、より飲みやすくなります。
炭酸で割ることにより、水割りよりも黒霧島本来の味を際立たせ、かつアルコール度数もさげてくれますので、ゴクゴクと飲めるほど飲みやすくなります。芋焼酎の香りが苦手な方やあまり飲んだことがない方にも飲み方です。
水割り
焼酎の飲み方として定番は水割りでしょう。暑い夏には、冷えたグラスに焼酎と水を注げばぐびぐび飲めちゃいます。水割りにすると甘みが増し、風味豊かな味わいになるため、焼酎が苦手な方、芋焼酎の香りが苦手な方にも水割りはです。芋焼酎とお水の割合は7:3か6:4がベストバランと言われています。
最初にグラスの中に氷をいれてから焼酎を注ぎましょう。そのあとにお水を注ぎマドラーでゆっくりとかき混ぜましょう。水割りは臭みが少ない飲み方なので、焼酎の芋の香りが苦手という方に水割りから挑戦してみてはいかがでしょう。
ロック
黒霧島の飲み方の中でも特に飲み方はロックです。メーカーも推している飲み方です。トロッとしており、後味がすっきりそしてクセがないので、ロックで飲んでもすごく飲みやすいです。かち割り氷をグラスにいっぱいに入れて、手中を注ぎゆっくりかき混ぜましょう。トロっとした味わいや芋のほのかな香りを楽しめます。
どちらかというと甘口なので、焼酎のロックが苦手な方でも黒霧島は飲みやすいです。ロックで飲む際は、ミネラルウォーターを使用するなど氷にもこだわってみてください。また、クラッシュアイスで飲むといっそう飲みやすいです。クラッシュアイスはきめ細かい氷なので、アルコールと水がなじみむのも早く温度のムラも大きい氷に比べて起こりにくいです。ロックが苦手だという方はまずクラッシュアイスで試してみるのも良いでしょう。
ジュース
さて次にご紹介するのは、ちょっと変わった飲み方です。黒霧島はジュースで割っても美味しいので、黒霧島に合うジュースを紹介します。まずは、コーラ割です。コーラに芋焼酎の味は、なかなか想像できないかもしれませんが、コーラで割ることによって芋焼酎の独特の香りをまろやかにしてくれます。
また、お好きなフルーツジュースでも美味しく飲むことができます。オレンジジュースや、メロン、アップルなど自分の好きなジュースで試してみて下さい。のど越しが良くゴクゴク飲めます。フルーツを絞って生絞りジュースと混ぜてもいいです。より甘さを感じたいなら果汁100%がです。女性の方にも飲みやすい割り方です。
お湯割り
芋焼酎の香りを堪能したい方に飲み方はお湯割りです。まず初めに、グラスにお湯を注ぎます。そしてその後に、焼酎をゆっくり静かに注ぎます。後から注いだ焼酎は、先に注いだお湯よりも温度が低いので、グラスの底まで届いてゆっくり混ざり合います。注いだあとは、マドラーで混ぜなくてOKです。そのまま混ざるのをまちましょう。
お湯と芋焼酎の温度差で自然に対流が起き、かき混ぜなくても温度や味が均一になります。人間の舌は、人肌より少し高い温度が一番甘みを感じやすいと言われています。そのため、お湯の温度は人肌より少し高い温度がいい言われています。だいたい41~43度ぐらいです。あとは割る焼酎との割合で自分の好みで調節しましょう。
そのほか焼酎や割り方
その他にも変わった飲み方としては、カフェオレで割ったり、ゆず茶や緑茶で割るという飲み方もあります。また、黒霧島などの芋焼酎を使って和風カクテルにする飲み方もあります。ここでは、黒霧島に合う飲み方で紹介してきましたが、他の種類の赤霧島、白霧島などで試してみてもいいでしょう。
黒霧島に20度と25度があるのはなぜ?
黒霧島に20度と25度の2種類があるのはご存知でしたか。2種類それぞれの飲み方を紹介する前に、なぜ2種類あるのかということからまずはご説明します。黒霧島に限らず、現在出ている九州地方の本格焼酎は20度と25度があります。これには、昭和28年の酒税法改正が20度と25度の焼酎が造られたことが大きく影響しています。
昭和15年以降、25度の焼酎には税金が課せられたため、庶民には手の届かないものになりましたが、酒造許可のない闇業者が作った度数20度ほどの安価な焼酎が出回ることになりました。密造焼酎は、製造方法が未熟なためアルコール度数も低かったのですが、25度の焼酎よりも価格が安かったのもあり広がっていきました。
国は密造焼酎を撲滅するため、昭和28年3月1日に酒税法の大幅改正を行います。それにより、20度の焼酎も課税対象となり、酒造許可のある蔵元のもとで度数20度の焼酎が造られることとなります。こうした経緯があって、今は2種類の焼酎が多く作られています。
20度の黒霧島の飲み方
黒霧島には、20度と25度の2種類があります。それぞれの飲み方についてここでは紹介しましょう。まず20度ですが、25度に比べてアルコール度数は低いです。低いということは、25度に比べて多くの水が入っており、この水は仕込みにも使われている水の為焼酎とよく馴染んでいます。
25度の黒霧島をミネラルウォーターや水道水で割ったものよりも口当たりがまろやかで飲みやすいです。口当たりがまろやかなので、そのまま飲むロックが一番飲み方です。20度は25度に比べて風味やコクがとても繊細なため、お湯や他のもので割るときは、手中との割合に注意しながら飲みましょう。
初回公開日:2017年09月04日
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