豆腐を食べ過ぎた場合に起こること・日常的に食べる場合の注意点
更新日:2020年08月28日
子供
小学生になってくると、食欲も旺盛になってきます。基本的に何でも食べられるようになってきますが、身体が成長し油断すると栄養量が不足してしまうことがあります。成長に合わせながら食事のボリュームを調整していくことが大切です。
特に、小学生から高校生までは成長期で、この時期にミネラル・タンパク質は重要な栄養素となります。豆腐に限らず、タンパク質は身体を作るうえで必要不可欠な栄養素です。大人と同量またはそれ以上に必要となってきます。極端に食べ過ぎるのはよくありませんが、バランスよく食事をしていれば問題ありません。
妊婦
妊娠中は1日のタンパク質の摂取量は50g~70g程度と言われています。タンパク質を補うために豆腐を摂取することは問題ではありません。しかし、豆腐は大豆製品です。大豆には大豆イソフラボンが含まれています。
この大豆イソフラボンを妊娠中に過剰摂取すると胎児に影響が出る可能性があると言われています。豆腐の食べ過ぎには注意しなければなりません。1日に摂取できる大豆イソフラボンの量は70~75gとされています。これを豆腐に当てはめると豆腐1丁程度になります。
豆腐だけで考えれば問題ないですが、大豆製品は他にも納豆や豆乳などいろいろあります。これらを摂取すると大豆イソフラボンの量はオーバーしてしまいます。
特に妊娠初期はつわりの影響で豆腐ばかり食べる方もいるでしょう。つわりの時期は1回の豆腐の量を減らして食べ過ぎないようにすることが大切です。また、毎日豆腐を食べたい方は小さいとうふの半分程度の量が望ましいです。
また、豆腐は身体を冷やす作用があることでも知られています。妊娠中は身体を冷やさないほうがいいため、夏場であっても冷奴として食べるのは控えたほうがいいでしょう。
とはいえ妊娠中は不安なことも多くなります。あまり神経質にならずにおいしく食べる方法を考えたほうが妊娠生活を楽しく過ごせます。
日常的に豆腐を摂取する場合の注意点は?
これまで、豆腐の食べ過ぎによる影響について述べてきましたが、豆腐は低カロリーというメリットもあります。その他にも豆腐に含まれる大豆イソフラボンには、更年期症状の予防や改善、メタボリックシンドロームの予防、生活習慣病の予防、骨粗しょう症の予防、美肌効果などのメリットがあります。そのため、日常的に豆腐を食べる方は少なくありません。
豆腐を食べ過ぎるとホルモンのバランスが崩れ、体調を崩すこともありますが、適量を摂取していればホルモンバランスを整え、様々なトラブルに対して効果を期待できる食品です。食べ過ぎに注意し、1日の摂取量を守り、継続して摂取するように心がけましょう。
適量を摂取すれば豆腐は健康食 ・美容食!
豆腐の食べ過ぎによる様々な体への影響について。
1.豆腐は低カロリーで栄養価の高い食品です。低カロリーだからと言って食べ過ぎると栄養バランスを崩し、高カロリーになり結果的に太ってしまいます。
2.豆腐にはタンパク質が多く含まれるため、食べ過ぎると窒素が産生され、おならが臭くなりやすいです。
3.豆腐を食べ過ぎると「ニガリ」に含まれる酸化マグネシウムを摂りすぎて下痢しやすくなります。
4.豆腐に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンと類似しています。豆腐を食べ過ぎるとホルモンのバランスが崩れ生理が遅れる可能性があります。
上述では、豆腐の食べ過ぎによる注意点を紹介してきました。豆腐を摂取することが不安になった方もいることでしょう。しかし、これらの注意点を頭に入れておけば豆腐は栄養面でも美肌面でも優秀な食品と言えます。
高タンパク低カロリーの食品で、健康維持には欠かせない存在ですが、逆効果にならない食べ方をすることが大切です。豆腐は食べ過ぎに注意して摂取すれば、素晴らしい健康食品であり、美容食でもあります。1日の摂取量を守り、食べ過ぎないように注意して継続して摂取していきましょう。
初回公開日:2017年10月17日
記載されている内容は2017年10月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。