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芽キャベツの育て方・種まきの仕方|畑・プランター/室内

更新日:2020年08月28日

芽キャベツという野菜を知っていますか?芽キャベツはキャベツの若芽ではなく、キャベツの変種です。芽キャベツの育て方はポイントを押さえれば簡単です。芽キャベツは小さいけれど栄養が豊富なので体にいい野菜です。育て方を覚えて美容と健康を手にいれましょう。

芽キャベツの育て方・種まきの仕方|畑・プランター/室内

根こぶ病は芽キャベツの根に大小のコブができて株の生育が悪くなる病気です。9~2月に発生しやすい病気です。

土の中で発生するため発見が遅れる場合があります。発見が遅れると被害が大きくなる可能性があるので育て方に注意しましょう。酸性の土で水はけが悪いと発生します。pH0.7以上のアルカリ性の土では発生しにくいため酸性度に注意します。根こぶ病が蔓延したら薬剤で対処するしかありません。

べと病

べと病は芽キャベツの葉脈が黄色や褐色に変色する6~11月に発生しやすい病気です。病気が進むと葉の裏に霜状のカビが発生します。水はけの悪い土でアブラナ科の植物を連作したり、株を密集して植えるとかかりやすい病気で、窒素肥料の不足や過剰が原因の場合があります。治療方法は薬剤を使用します。

苗立枯病

苗立枯病は芽キャベツの苗の土との境目の部分が、菌に侵され株が痩せて倒れてしまう病気です。5~10月に低温で多湿の環境になると発生しやすい病気で、水はけの悪い酸性の土で発生しやすいです。同じ植物での連作をしない、窒素肥料の与え過ぎに注意することが上手な育て方になります。

種まきの時期は?

芽キャベツの種まきの時期ですが、春に種をまく場合は4~5月に種をまき、5~6月下旬に苗を定植させ、7月下旬~9月に収穫できます。秋に種をまく場合は7~8月に種をまき、9~10月に苗を定植させ、11月ごろに収穫できます。

上手な育て方をすることで、たくさんの実をつけてくれます。芽キャベツの旬は11月以降の冬になるので、秋に種をまくのが一般的です。種まきの方法は、育苗ポットに土を入れ5~6粒の種を植えてください。薄く土をかけてたっぷり水をあげます。芽が出るまでは土を乾燥させないように注意して、風通しのいい場所で管理します。

芽が出て双葉が開いたら元気な苗を2本残して間引きします。本葉が2~3枚になったら元気な1本を残し、その本葉が5~6枚になったら地植えや鉢、プランターに植え替えます。

肥料・追肥

芽キャベツの育て方で肥料は重要です。芽キャベツは最初の成長時期が大切なので、元肥をしっかり与えましょう。長期の収穫を狙う育て方は、肥料切れにならないように追肥をします。本葉が6~8枚になったら月に1回は追肥をしましょう。芽キャベツの苗が小さいうちは肥料を株元に与えますが、成長したら株元から少し離して根を痛めないようにします。

早生

芽キャベツの種類の中で、早生子持は早どりできる芽キャベツの早生種です。生長が旺盛で育てやすい品種で、包被が深く直径2.5cm程の球形になります。

育て方は育苗ポットを使い種を発芽するまでは水分を保ち、本葉5枚程度まで育てます。苗を定植させたら追肥をして肥料切れにならないようにします。実が育ち大きさが2.5cm程度、重さが10g程度になったものから順番に収穫します。早生子持は定植後90日程度で収穫できる早どり種です。高温でも低温でも結球性に優れていて、1株から90個程度収穫ができます。

芽キャベツの畑での育て方は?

芽キャベツの畑での育て方は、根元の葉が込み合わないようにするのがポイントです。株と株の間隔を40cm以上あけて植え付け、水をたっぷり与えます。芽キャベツの苗を植え付けたら、しっかり定着するまでは雨や風の影響で倒れないように仮の支柱を立ててあげるのが上手な育て方です。

仮の支柱は根付いたらいったん外しますが、草丈が30~40cmぐらいに生長したら、倒れないように支柱を立ててあげます。支柱を立てる代わりに根元の周辺に土を寄せて倒れないようにすることもできます。

芽キャベツのプランターでの育て方は?

芽キャベツはプランターでも育てることが可能です。苗をプランターに植える育て方は、少し大きめの穴をあけて浅めに植え付けてください。芽キャベツは根張りがいいので、深めの大きなプランターを用意します。20L以上のプランターに2株程植え付けるのが目安です。プランターに植える場合の育て方は、鉢底石を敷いて水はけをよくしてください。

葉かき

芽キャベツの育て方では、葉かき(敵葉)という作業が必要です。日当たりと風通しを良くするのが目的で、球の大きくなる環境とスペースを確保します。

10月ごろにわき目が結球し始めたら上部の葉を10枚程度残して下の葉は切り落とします。芽キャベツは下から結球するので、成長に合わせて下から葉を切ります。葉かきをする場合根元から切ると株や球の成長が悪くなるので、切り落とす葉は根元から1cmぐらい残して切り落としましょう。

下芽かき

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初回公開日:2017年11月30日

記載されている内容は2017年11月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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