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【種類別】桔梗の育て方|種・苗から/プランター/切り戻し

更新日:2020年08月28日

初夏に青紫色の花を咲かせ、涼しげな印象のある桔梗は日本でも古くから親しまれてきました。桔梗の原種は現在は絶滅危惧種ですが園芸用の品種もあり、丈夫で育てやすく園芸初心者には花です。今回は桔梗の育て方や増やし方、剪定方法についてご紹介します。

【種類別】桔梗の育て方|種・苗から/プランター/切り戻し

桔梗の基本的な育て方

桔梗は夏から秋にかけて青紫色の花を咲かせる植物で、万葉集では秋の七草として歌われています。蕾は風船のような形をしており海外ではバルーンフラワーと呼ばれることもあります。桔梗の本種は現在では絶滅危惧種として認定されており、市場に出回っている桔梗は園芸用に改良された品種です。

種から育てる

桔梗を種から育てる場合、種まきは4月から5月に行います。種まきをする時に使う用土は小粒の赤玉土か、赤玉土とバーミキュライト、ピートモスをそれぞれ1:1:1を配合したものを使います。

種まきの方法は育苗箱に土を入れて、5、6粒ほど種をまいてその上から薄く土をかけます。種まきを終えたら日向に育苗箱を置いて発芽するまで土が乾燥しないように霧吹きで水をあげながら管理します。

種が発芽して芽がたくさん出てきたらその中でも元気の良いもの2、3本残して育てて他の芽は間引いてしまいましょう。残しておいた芽から本葉が2枚ほど出てきたらポットへ植え替えましょう。ポットの苗の本葉が5、6枚になったら鉢やプランターに植え替えて育てます。

苗から育てる

苗から育てる場合、桔梗は春頃に出回るので1株植える時は5号の鉢を用意すると良いでしょう。ポットで育てた苗を植える時は一回り大きい鉢を選びます。鉢やプランター、地植えで苗を植える場合の用土は小粒の赤玉土と鹿沼土、腐葉土を5:2:3で配合して使用します。

苗の植え方はまず初めにプランターや鉢に鉢底石と土を入れて緩効性肥料を混ぜます。次に苗をポットから取り出して根が混み合っている場所は少しちぎってから根鉢を崩さないように植え付けましょう。この時に、細い根は千切ってしまっても良いですが太い根を千切ってしまうと桔梗が弱ってしまうので注意が必要です。

植え付けが終わったらその上から土を被せて水をあげましょう。

地植えで桔梗を育てる場合は、苗を植える1週間以上前に堆肥を土に混ぜて寝かせてから植えます。株と株の間は10cmから20cm開けるようにしましょう。

水やり・肥料

水やり

水やりは鉢植えやプランターで育てる場合は土が乾いたら水をあげるようにします。地植えで育てる場合は土が乾燥しやすい夏場以外は水やりは必要ありません。

肥料

肥料は鉢植えやプランターで育てる場合は花が咲く夏から秋にかけての期間に液体肥料を2週間に1度のペースで与えましょう。地植えで育てる場合は堆肥を混ぜ込んでいるので特に必要ありません。

切り戻し・摘心

桔梗の切り戻しは最初の花が咲き終わった頃に行います。草丈が伸びすぎると花をあまりつけなくなるのでしっかりと行いましょう。切り戻しは地面から約1/2から3/2くらいの高さを残して茎を切ります。

また、咲き終わった花がらは摘み取っておくと蕾をつけやすくなります。

状況別桔梗の育て方のポイント

室内

桔梗は日光を好む植物なので日光が不足しがちな室内で育てるのは難しい植物です。そのため室内で育てる時のポイントはなるべく日当たりの良い場所に置くことです。ただし、桔梗は暑さに弱い植物でもあるので強すぎる日差しは葉焼けを起こしてしまいます。西日が当たる場所などには置かないようにしましょう。

屋外での地植え

屋外で桔梗を育てる時のポイントは、植え付ける場所は風通しが良く浸りの良い場所に植えて、3年おきに株分けをすることです。株が古く大きくなりすぎると花のつきが悪くなったり、地植えでも株同士の感覚が狭まって窮屈になります。3年を目途に根を掘り上げて株分けをしましょう。この時に細い根が混み合っている場合は少し切ってしまいましょう。

株分けは、葉や茎が枯れた冬頃に行います。桔梗の根はごぼうのような形で根の上部に紫色の芽がいくつも生えています。株分けはこの紫色の芽が行き渡るように縦にカッターで切ります。この時に太い根をなるべく傷つけないように注意しましょう。株分けした後の根は1cmほどの厚さで土をかけて植えれば新しく芽が出てきます。

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初回公開日:2017年12月18日

記載されている内容は2017年12月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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