サニーレタスの育て方|種・苗から/プランター/水耕栽培
更新日:2020年08月28日
水耕栽培は家の中の少ないスペースでも栽培が可能です。家庭菜園をしてみたいと考えても、広い庭がない、ベランダがないなどで諦める場合がありますが、水耕栽培であれば台所の一角でも栽培することができます。
天候や害虫の影響がない
家の中での水耕栽培では雨や風の影響を受けません。屋外で野菜を育てる場合、天候が影響しますがその心配がありません。
家の中で栽培するので、屋外にいる害虫の影響も受けることはありません。土で栽培する場合腐葉土などから虫がわいたりすることもありますが、水耕栽培での育て方ではそういうことがありません。
水やりが不要
植物を栽培する場合水やりは欠かすことができませんが、水耕栽培は肥料を溶かした水溶液で育てるので、いつも根が水溶液に浸かっているため水やりをする必要がありません。
サニーレタスの水耕栽培の方法は?
サニーレタスの水耕栽培をする場合、まず種か苗を用意します。種はとくに水耕栽培用ではなく普通のものでかまいません。苗は本葉が4~5枚の元気な苗を選びます。
種からの育て方は、スポンジを使うのが一般的でスポンジを薄い正方形に切り、十字に切り込みを入れて水を含ませ種を2~3粒ほど入れます。
種をまく時期ですが、サニーレタスは冷涼な気候を好むので、比較的暖かい地方では3月下旬から5月上旬に、涼しい地方では4月中旬から5月下旬に植えるといいでしょう。
苗からの育て方は、苗に虫や虫の玉子などがついていないか確認しましょう。ハイドロボールという粘土状の土を素焼きにしたものを容器に入れ苗を植えます。そこに肥料の入った溶液を入れて育てます。溶液は7日に一度程度交換します。
サニーレタスを食べる虫を駆除する育て方
サニーレタスを栽培する場合、虫がつくことがあります。サニーレタスはアブラムシやハモグリバエ、ナメクジなどの被害があります。
アブラムシやハモグリバエは葉を食べたり、葉の栄養を吸ってしまうので防虫ネットなどをして防ぐと安心です。寄生されてしまったら野菜用の薬剤で駆除します。
また薬剤を使いたくない場合は、ゴム手袋などをして手で潰したりそぎ落とします。クラフトテープやセロハンテープで軽く押さえて貼り付けて取る方法もあります。
北海道でのサニーレタスの育て方は?
サニーレタスは冷涼な気候を好みます。一般的に路地物として育てる場合は春と秋ですが、北海道や長野では夏に栽培するのが適しています。
生育時期の温度が高くなると花芽ができて、花茎が伸びて固くなるので、北海道のように涼しいところがサニーレタスの栽培に適しています。
収穫します
サニーレタスの株が20~30cmの大きさになり、本葉が10枚以上になったときが収穫時期です。株の外側から葉をはがすように収穫します。
そうすると中心からまた葉が生えてきます。早い時期から外葉収穫しながら育てると長く収穫することができます。
ただし芯葉が伸びてしまうと収穫時期の終わりのサインなので、根元からナイフなどで切り取ってしまいます。
サニーレタスを育ててみよう
サニーレタスは比較的簡単に栽培できる野菜です。ビタミンやカルシュウム、食物繊維が豊富な野菜なので女性には嬉しい野菜です。
サニーレタスは鉢やプランターでも栽培でき、水耕栽培でも育てることができます。新鮮なサニーレタスでサラダを作って食べることができます。自分に合った栽培方法で育ててみましょう。
初回公開日:2017年11月27日
記載されている内容は2017年11月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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