【種類別】チューリップの育て方|球根/水栽培/植えっぱなし
更新日:2020年08月28日
土栽培
土栽培によるチューリップの球根からの育て方は、球根と球根の間は10センチほどあけ、地植で植える時には、球根が土の上に出てこないようにするため、深さは球根3個分くらいまで深く入れます。鉢植えの場合は少し浅めに植え付けます。
水はけのよい球根の土を選び、なるべく涼しい場所へ植えつけましょう。肥料を与える時期は花が咲く前と咲いた後になります。
開花の時期は3月から5月になり、育て方がきちんとしていれば美しい花を咲かせてくれます。
水栽培
水栽培での育て方は下準備が必要になります。健康な球根を選んだあとは紙袋などに入れて2ヶ月ほど冷蔵庫で寝かせる必要があります。これは冬という環境を人工的に作り出すことによって、球根に芽をつけるように促す効果があります。この時、氷や霜などがつかないような場所に球根を保管してください。
2ヶ月ほどたったら球根を取り出し、茶色い薄皮を優しくむいてしまいます。水栽培の場合、この薄皮がふやけてくると雑菌が繁殖しやすくなってしまいますので取っておくことが大切です。
水栽培用の容器に球根の根が出てくる部分に水がつくくらいの高さに水を入れて球根をセットします。冷暗所に置き日光が当たらないようにしますが、これは土の中にいるという錯覚をさせるために行います。
水栽培のポイント
根の長さに合わせて水の量を減らしていきます。目安は根の先が水に触れるくらいの高さにすることです。芽と根が伸びてきた辺りで暖かい室内に移動させますが、この時水が減りやすくなっていきますので注意してください。
室内に移動して2週間から4週間ほどでキレイなチューリップが咲きはじめます。
チューリップの種の育て方
チューリップの種の育て方は、一般的には行われません。なぜならチューリップは球根で株分けされて増やしていく育て方が一般的だからです。
しかし、チューリップの花にもきちんと花粉があり、花粉を交配させることによって、約300粒ほどの種ができます。この方法は主に花粉によって品種改良をする交雑育種といい、種を育てて新しい品種のチューリップを生み出すためにおこなわれます。
種からチューリップになるまでの育て方は、まず花が咲くようになる球根にするまでに5年から6年ほどかかり、品種を増やすまでに15年から20年もの歳月がかかります。
チューリップの鉢植え・プランターでの育て方
プランターでの育て方で一番大切な事はプランターの大きさを確かめることです。65センチくらいのプランターでは10個から20個ほどの球根を育てることができます。
鉢底土をプランターの底が隠れるくらいに敷き、平らにならしましょう。その上に球根の土をプランターの深さの7割程度隠れるくらいまで入れて平らにならします。
球根には向きがあり、葉っぱが出る方向や花が咲く向きをそろえることによって平均的に成長することができ、綺麗なチューリップの育て方のコツになります。
チューリップ植えっぱなしでの育て方
チューリップの球根を植えっぱなしにする育て方は比較的簡単ですが、長期間の栽培になりますので水やりを土が乾かない程度に行わなければいけません。地植えで植えっぱなしの場合は晴れが続き、土が乾くようなら水をあげるようにしましょう。
地植の場合は肥料をする必要はなくそのままで問題ありません。プランターでの育て方であれば液体肥料をたまに与えましょう。
植えっぱなしの場合困るのは虫や病気にかかってしまう事です。病気になってしまった球根は株ごと抜き取る必要があります。
植えっぱなしでも次の年にもチューリップを楽しみたい場合は根と葉っぱがついた状態で土に植えていてもかまいませんが、そのまま球根が土に還ることもあります。花が咲くとしても数年先という事もありますので、もしもう一度次の年にも咲かせたい場合は、葉っぱが枯れたら球根を掘り起こしましょう。
チューリップの花が終わったら・開花後の育て方
開花後のチューリップの球根の育て方は、北の方の地域に住んでいる方であれば、球根を太らせるような育て方をすれば、もう一度チューリップを楽しむことができます。しかし、暖かい気候に住む方には、チューリップの球根を育てることは難しくなります。
次の年にもチューリップの花を楽しむための球根の育て方で大切な事は、花が終わった後に花部分は取り除き、球根部分に葉っぱを残しておかなくてはいけないという事です。葉っぱが枯れるまで土に植えたままにしておき、肥料を与えながら球根を育て、葉っぱが枯れてきたら水やりをやめて球根を掘り起こします。
掘り起こした球根は陰干しした後は、通気性の良いネットなどに入れて日陰に保存しておくようにしましょう。
チューリップの地植えでの育て方
初回公開日:2018年01月05日
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