【種類別】ハナミズキの育て方|種/苗/プランター/枯れる
更新日:2020年08月28日
テッポウムシは、ハナミズキの幹内部に親友して内部を食い荒らす虫です。株元におがぐずのようなものを見つけたら、この虫を疑った方が良いです。侵入した穴を見つけて、針金を指し込んで刺します。
薬剤を使用する場合は、穴に注入して蓋をする方法もあります。この虫は、樹勢の衰えた幹に産卵しやすいので、樹勢を強くすることが予防に繋がります。ハナミズキの幹の周りは常に清潔にして、落ち葉や枯れ木枝の清掃をすると良いでしょう。
コウモリガ
コウモリガは、4月から7月に幼虫が発生します。ハナミズキの幹や茎の中に幼虫が入って、トンネル状に食い荒らします。予防策は、幼虫が樹木に入る前にハナミズキの周りの雑草を取ることです。
発病したら、駆除剤のスミチオン乳剤を穴に入れて塞いだり、ティッシュに染み込ませて穴に差し込んで駆除します。
アメリカシロヒトリ
ハナミズキの枝先に糸を張って巣を作り、毛虫が住みつきます。毛虫は時々巣から出てきて、葉を食害します。成虫は白い蛾になり真夏に発生します。そして、葉っぱに産卵して増え続けます。
予防策は、落ち葉の下で越冬しているさなぎを見つけたら駆除する事です。ハナミズキの木の周りは、常に清潔に保ちます。幼虫が小さいうちは、1週間おきに2~3回薬剤を散布して駆除する育て方をします。
ハナミズキの種からの育て方
ハナミズキの種は、秋に赤く熟した果実を採って、果肉の部分を取り除いて綺麗に水洗いします。冷蔵庫で保存し、2月ごろに水はけの良い土に蒔いて、薄く土をかぶせる育て方です。花が咲くサイズになるまで6~7年かかりますから、気長に育てたい人に向いています。
ハナミズキの苗木からの育て方
ハナミズキの苗は、落葉後の10月下旬から11月、2月下旬から3月に植えます。寒冷地は10月下旬に行ってもかまいませんが、根が張りやすい春の方が良く育つでしょう。苗を購入したら、根鉢より2~3割大きく穴を掘り、底に腐葉土を入れて、緩効性化成肥料を適量入れた土と混ぜます。
よく耕したら、根鉢を少し崩して苗木を置きます。根と土の間に土を入れたら、水を与え棒でつつき馴染ませます。根が完全に隠れるまで土をかぶせる育て方をします。植穴の周りに盛り土をして水をたっぷり与え、最後に支柱をたてます。
ハナミズキは、放任しておいても樹形が整う樹木です。庭に広いスペースがあるなら、自然な育て方をします。小型に育成したい場合は、落葉後に見やすい高さの主幹頂部を切り詰める育て方をします。混みあった枝や絡み合った枝は、分岐点の上から切る育て方をします。
ハナミズキの盆栽の育て方
ハナミズキは、盆栽として育ることもできます。盆栽の水やりは春から秋は1日1回、冬は3日に1回です。4月ごろに植え替えをして、用土は赤玉土を使用する育て方です。植え替える鉢のサイズが同じ大きさなら、全体の根を2割切って植えます。植え替えは、3年位1回程度でかまいません。
盆栽のハナミズキで使用する肥料は、10cm径の鉢で化成肥料3~4個を鉢の隅に置きます。4月ごろに与え、植え替えをした時は半月後に施します。毎年春先に剪定を行い、樹形を整えます。長く伸びすぎた枝を1~2節を切ります。花芽は太い枝に付きますから、花芽を鑑賞するなら何年でも枝を切らない育て方をします。
日当たりの良い所に置いて鑑賞し、コンパクトなサイズなので、庭が狭い場合もハナミズキを育てられます。
ハナミズキの鉢植えの育て方
ハナミズキを鉢への植え付けや植え替えは、3月に行います。草丈が80cm前後なら、6~7号鉢に植える育て方をします。植え替える時は、一回り大きな鉢を用意して、鉢からハナミズキを取り出して根鉢を崩します。
根はあまり切らないようにしますが、長いものは切り詰めます。鉢底にネットを敷いて、中粒赤玉土や大粒のゴロ土、鉢底用の石を入れます。用土は、小粒赤玉土7:腐葉土3の割合で配合したものを使う育て方です。しっかりと植えつけたら、鉢底から流れる位、たっぷりと水を与えます。
水やりは、土が乾いたら与え、夏は朝と夕与えます。肥料は、2月まで元肥として骨粉入りの発酵済み固形油粕を施します。花が咲いた後の8月下旬~9月に、元肥として同じ肥料を与える育て方です。
ハナミズキの挿し木の育て方
ハナミズキは、挿し木をして増やす事ができます。6月ごろに新しく出た枝を10cm位切り、赤玉土に挿します。挿し木は発根率があまり高くなく、成長も遅いのであまりできません。
ハナミズキを増やすなら、接ぎ木がです。種から育てたハナミズキを2~3年育てて、台木用の木として利用しても良いでしょう。3月ごろに接ぎ木を行い、株がしっかりと根ずくまで、全体を腐葉土や土で覆い乾燥を防ぐ育て方をします。
初回公開日:2018年01月15日
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