多肉植物を上手に増やそう!|3つの増やし方とポイントを解説
更新日:2020年08月28日
多肉植物とは
肉厚な葉とユニークな外見が印象的な多肉植物は、世界中のガーデニングファンから愛されている植物です。育てて楽しむほかに、寄せ植えをしてアレンジをしたり、観葉植物として部屋に飾ってインテリアの一部にするなど、さまざまな楽しみ方があります。
多肉植物は増やすのが難しいというイメージが強いですが、特性を把握して適切に管理すればきちんと増やすことができます。
今回は、多肉植物の増やし方のポイントを紹介します。
主な生息地
多肉植物は世界中に分布していますが、主に南アフリカや北アフリカ・メキシコ・マダガスカル・アラビア半島・中国半島・東ヨーロッパの高地などで見られます。
多肉植物は、砂漠や高山など雨が滅多に降らず、水分が極端に少ない過酷な地域で生息しているので、水分の蒸発を防ぐために独特の姿になったといわれています。葉を厚くしたり幹を太くしたり、葉や茎の表面にワックス状の成分を付けたものなど、多岐に渡ります。
増やし方は難しい?
多肉植物を増やすのは難しいというイメージがありますが、多肉植物の特性を把握して管理すれば増やすことができます。
多肉植物は過酷な地域で生息している植物なので、普通の植物に比べて水やりの回数が少なく、手入れも楽です。そのため、水やりや手入れを行わず放置してしまって枯らしてしまった、という話は少なくありません。
適切なタイミングで水やりや手入れを行えば、多肉植物を増やすのは比較的簡単にできます。
多肉植物の3つの増やし方とポイント
多肉植物を増やし方は、「葉挿し」「挿し木」「株分け」の3種類の増やし方があります。多肉植物の種類によって適切な増やし方を選択して行います。
では、実際にどのようにして多肉植物を増やすのでしょうか。また、どのようなポイントに気をつけるべきなのでしょうか。次に、多肉植物の3つの増やし方を紹介します。
1:葉挿し
肉厚な葉が特徴的な多肉植物は、「葉挿し」という増やし方で増やします。肉厚な葉の多肉植物は、普段の手入れなどでぽろっと取れることがあるので、そのまま土の上に置いてほんの少し土をかければ、新しい根が生えて成長していきます。
土をかけてすぐには水を与えずしばらく放置し、根が出るまで様子を見るのがポイントです。つい気になって水を与えてしまいがちですが、葉に水分が含まれているのでそのままにしておきましょう。
2:挿し木
茎が長く伸びるタイプの多肉植物は、「挿し木」という増やし方ができます。伸びすぎて剪定したものや、普段の手入れで折れてしまったものをそのまま使うこともできます。
挿し木をする前に、茎の切り口から雑菌が入って根腐れを起こすこともあるので、3〜4日程度乾かすのがポイントです。乾燥させたら、新しい土に挿します。水をすぐに与えないようにし、およそ1週間〜10日くらい経ったら様子を見て水を与えます。
3:株分け
「株分け」とは、ある程度育った多肉植物を根ごと分離させて、新たな苗を作るという増やし方です。鉢から多肉植物を抜き、子株を根ごとカットして新しい苗を作って増やします。
株分けをするときは、土が乾いた状態で行う必要があるので、株分けをする1〜2週間前から水やりをしないようにするのがポイントです。また、切り口から雑菌が入るのを防ぐために、根をカットするハサミはあらかじめ消毒しておきましょう。
多肉植物を増やすのに適した時期
初回公開日:2018年12月10日
記載されている内容は2018年12月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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