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2018年03月14日

シンクのサビ取りにおすすめのグッズ・落とし方|クエン酸/酢

いくら掃除をしても、シンクにサビがついてしまうという経験はありませんか。これはシンクに使われている金属の特性が関係しています。ここでは、シンクのサビを取り除くための掃除方法やグッズについてご紹介します。これらを参考にして、シンクをきれいに保つようにしましょう。

シンクのサビ取りにおすすめのグッズ・落とし方|クエン酸/酢

シンクの素材・種類

キッチンのシンクはステンレスやホーロー、人工大理石などいろいろな素材があります。そのなかでも一般的に多く使われているのがステンレスです。

ステンレス製シンク

最も日本で多く普及しているシンクがステンレス製です。英語で「ステン」は「錆びる」、「レス」は「ない」と言う意味から「サビにくい鉄合金」と言われるように、錆びにくく耐熱耐久性がありメンテナンスが楽と言う特徴があります。

また、汚れに強く臭いがつきにくく、普段の掃除も簡単でとても衛生的です。さらに、デザインも自在なため、シンクに錆びにくいステンレスが多く使われるようになりました。

海外ではお馴染みのホーロー製シンク

ホーローとは、鉄やアルミニウムなどの金属素材の表面にガラス質の上薬を高温で焼きつけた物です。金属とガラスの特性を併せ持ち、水や湿気に強く、スチールたわしでも傷がつきにくく掃除がしやすいのが特徴です。

とはいえ、ホーローシンクの強度はそこまで強くないため、包丁や鍋などを落とすと穴が開いたりひびが入ったりするため、元は鉄やアルミを使用しているためそこからどんどん錆びていきます。こうなると、取り替える必要があります。

海外では定番のホーローシンクですが、日本での取り扱い会社は少ないため、あまり普及していない素材のシンクです。

人工・人造大理石製シンク

人工大理石製のシンクは、大理石のように高級感がありデザイン性に富んだ素材で、最近取り入れられるようになりました。人工大理石と人造大理石の2種類があり、それぞれに違いがあります。

・人工大理石→アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とした熱に強い樹脂が使われており、「大理石」と言う名前で呼ばれていますが、大理石のような仕上がりである事を指しています。

・人造大理石→天然の大理石を粉砕し、セメントや樹脂で固めて作った半人工素材の人造大理石です。

色やデザインが豊富なため、見た目が美しくインテリアになじみやすい大理石系シンクですが、熱やシミで変色を起こしたり、傷つきやすく重い物を落とすと割れることがあります。

ステンレス製シンクが多く使われる理由

一般的にステンレス製品は錆びないと言われていますが、なぜ錆びないのかご存知でしょうか。ステンレスは、鉄にクロムやニッケルなどの物質を添加し鉄の性能を高めた鋼のことで、含まれるクロムが空気中の酸素と触れることで表面が薄い酸化被膜で覆われます。

酸化被膜とは金属表面にできるサビの事です。サビとは言っても赤サビのように金属を腐食させるようなものではなく、この被膜は外部からのさまざまな物質を遮断する役割を持っています。そのため、酸化被膜ができると鋼の芯まで浸食しないため、錆びることがありません。

たとえばフライパンの表面が黒色をしているのは黒サビが原因で、鉄をわざと空気中で加熱させることで黒サビができ、黒サビによる酸化被膜でコーティングすることで腐食するサビから守っています。

シンクにサビがつくのはなぜか?

いろいろな素材のシンクがありますが、日本で多く普及しているシンクは、やはり錆びにくく水や熱に強いステンレス製です。

なおステンレス製品は錆びないと説明しましたが、それでもシンクのステンレスが錆びてしまうことはあります。酸化被膜でサビ付きを予防しているのに、錆びてしまうその理由についてご説明しましょう。

もらいサビ

ステンレスは何もなければ錆びることはほとんどありませんが、シンクに不自然な茶色いサビの痕が付いた状態を見たことはないでしょうか。シンクの上に空の空き缶やクリップなどの錆びやすいものを置いたままにしておくと、空気中の酸素と接触し、その部分だけが錆びることがあります。

またキッチンのシンクの場合、水道水には微量の金属が含まれており、その中の鉄分と反応して赤サビができることもあります。

このように、ステンレス自体が錆びているのではなく、ステンレスの酸化被膜の上にサビが付着している状態の事を、「もらいサビ」と呼びます。

ステンレスに含まれるクロム量によって再生力は異なるものの、酸化被膜は自然に再生します。ところがもらいサビで赤サビが付着した状態のままでいると、赤サビの上から酸化被膜で覆われることとなり、サビはさらに広がってしまいます。それが、シンクのステンレスの錆びつきの原因となります。

塩素系洗剤などでの酸化被膜の破壊によるサビ

海沿いでは金属が錆びやすいという話はよく聞きますが、ステンレスも例外はありません。ステンレスは塩素に弱く、ステンレスの酸化被膜は塩素イオンによって破壊されてしまいます。

そのため、海岸地域は海水による塩分によってステンレスの酸化被膜が壊れやすくなるため、錆びやすくなります。

また、食器洗いや掃除の際に使用する塩素系の漂白剤もまた、シンクのステンレスの酸化被膜を破壊する原因となります。

擦り傷からサビが発生

シンクを金属たわしなどで擦ったり、調理器具などの接触などによりステンレスに傷がつくと、表面の酸化被膜がはがれ、水分が入り込むようになります。それにより、サビが発生することがあります。

そのため、掃除のために使うたわしなどは傷がつきにくいものを選ぶ必要があります。

錆びないのではなく、錆びにくいと認識しましょう

以上の事から、ステンレスは錆びない素材であると言われていますが、いろいろな外的要因により錆びることがあります。油断して手入れを怠っていると、気が付けばサビが広がっているという事もあり得るので、注意が必要です。

そのためステンレスのシンクは錆びないのではなく、錆びにくい素材であると認識し、きちんと手入れをしてあげるようにしましょう。次からは、シンクのサビ取りなどお手入についてご説明します。

シンクのサビ取りにおすすめのグッズ

ステンレスはもらいサビや塩素によってサビが発生しやすくなり、またそのまま放置することでサビが広がり落ちにくくなってしまいます。そこで、発生した時にきちんとそのサビを落としてあげる必要があります。

ここでは、シンクのサビ取りにおすすめのグッズをご紹介します。

メラミンスポンジ

100均ショップでよく見かける「激落ちくん」などで知られるメラミンスポンジは、掃除の際の必須アイテムとして定番のグッズです。洗剤なしの水で軽くこするだけで汚れがよく落ちるので、シンクまわりの掃除にはお勧めです。

メラミンスポンジは樹脂でできており、キメの細かい網目と普通のスポンジよりも硬めで弾力がある素材のため、力を入れずとも研磨剤のように汚れをかき取ることができます。そのため、軽いサビであれば水をつけて軽くこするだけで取り除くことができます。

クエン酸

できてから時間があまり経っていないもらいサビのような赤サビの場合、クエン酸を溶かした水を染み込ませた雑巾をサビの上に置き、しばらく放置します。軽い赤サビであれば、簡単に落ちます。

それでも落ちない場合は、クレンザーにクエン酸を混ぜ、柔らかいスポンジなどで軽く擦ります。

重曹

サビに重曹をふりかけしばらく置いたのち、サビをスポンジで優しくこすり取ります。その後、重曹が残ったままの状態で水溶きクエン酸をかけると、アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸が混ざったことで中和反応として発泡します。この泡が汚れを浮き上がらせる作用があるので、泡立った状態でしばらく放置し、泡が落ち着いた後拭き取れば終了です。

または、重曹に少量の水を混ぜてペースト状にし、サビにパックをするようにペースト重曹を塗ってしばらく置き、キッチンペーパーなどで拭き取る方法でもサビが落とせます。

お酢を使用する場合は、米酢は効果がないので避けてください。重曹の項目で水溶きクエン酸を使用しましたが、クエン酸の代わりに酢を使用する事でも効果があります。

研磨剤

サビをこすり落とすのならば、研磨剤であるクレンザー、あるいは歯を傷つけることのない歯磨き粉などでもいいでしょう。クレンザーなどならば、粉末タイプよりもクリームタイプの方がシンクが傷つきにくいのでお勧めです。

スポンジのほか、ストッキングやマイクロファイバー地のタオルなど、柔らかいもので擦って磨くとよいでしょう。

ケチャップ

サビはレモンと塩でこすり落とすことができますが、ステンレスに塩素は大敵でサビの元と説明したとおり、食塩も被膜を剥がしてしまう原因となります。そこで、酢と塩の両方を使用し、かつレモンと同じ酸性のケチャップがおすすめです。他のグッズが手元になくても、冷蔵庫を開ければ大体の家庭にあるので、これ一本でサビ落としに使えて便利です。

サビの部分にケチャップを塗り付け、ラップをして10分ほど放置します。その後、剥がしたラップをそのまま使って優しくサビをこすると、しつこくこびりついたサビでなければ簡単に落とせます。

絶対NG!これはやってはいけません

上記のようにサビ取りにおすすめのグッズをご紹介しましたが、ステンレスのシンクで逆にこれは絶対にやってはいけないという事もあります。

ここでは、シンクのサビ取りで絶対やってはいけないNG行為をご紹介します。

金属たわしで擦るのはダメ!

こびりつき落ちにくくなってしまったシンクのサビなどは、ついごしごしと力いっぱい擦ってしまいがちですが、強く擦りすぎるとサビから守るための被膜を剥がしてしまいます。

さらにステンレスは傷がつきやすい素材のため、擦った分だけたくさんの傷がついてしまいます。その傷が元でシンクがサビだらけになってしまう、なんて言うことにもなりかねません。

そのため、スチールウールなどの金属たわしで擦る事は絶対にしてはいけません。

強力な洗剤は厳禁

サンポールなどの酸性洗剤がサビ落としに良いという話を聞きますが、サンポールは塩酸を含んだ強力な薬剤です。たとえば古い10円玉に漬けておくとぴかぴかになるという話がありますが、逆にアルミ素材の1円玉を長時間漬けておくと腐食してしまいます。

酸が濃すぎたり、放置時間が長すぎると、薄い鉄板であれば穴が開くこともあります。また酸でサビを落とすことができたとしても、サビのない部分まで酸が触れてしまうと、処理後に中和して水洗いしたとしても、金属表面が錆びやすくなります。

以上のように、強力な酸性の洗剤はシンクのコーティングを溶かしてしまい、逆に錆びやすくなってしまうので、絶対に使用してはいけません。

シンクのサビの落とし方・掃除方法

擦りキズに水が入りサビが発生すると説明したとおり、ステンレスに傷は禁物です。また、強く擦ると細かな傷がつきやすい素材のため、掃除の際は力を入れず優しく落とすことを心がけましょう。

なお、シンクのサビ掃除をする前に、まず目立たないところで試してから行います。折角のコーティング剤を落としてしまっては元も子もないので、新品のシンクなど比較的新しいシンクは、特に慎重に作業を行うようにしましょう。

ここでは、シンクのサビの落とし方、その掃除方法についてご紹介します。

軽いサビの場合

1.シンク全体の汚れを中性洗剤で落とし、よく乾かしておく
2.重曹ペースト、クレンザー+クエン酸(酢)、ケチャップ、重曹+クエン酸(酢)をサビに塗ってしばらく放置
3.水で流して汚れを取り除く
4.乾拭きで水気をふき取る

ひどいサビの場合

1.シンク全体の汚れを落とし、よく乾かしておく
2.薬局やドラッグストアで販売しているハイドロハイターなどの還元系漂白剤を、50~60℃のお湯少々に混ぜペースト状にしたものをサビに塗って5~10分放置。または、クリームクレンザー1:水1で薄めたクレンザー液を作り、マイクロファイバーなどの柔らかい布で優しく擦る
3.マイクロファイバーで軽く擦り、サビを落とす
4.水で流して、乾拭きで水気を拭き取る

頑固・長期放置型のサビの場合

上記の方法を数回繰り返しても落ちない、または長いこと放置してしまい取り除けない場合は、次の作業を行いましょう。

1.シンク全体の汚れを落とし、乾燥させる
2.アクリルたわしや使い古したスポンジの硬い方にクレンザーやクエン酸などの薬剤をつけ、少し水を含ませてサビのひどい部分をこする
3.水で流し、乾拭きで水気を拭き取る

賃貸のシンクのサビについて

賃貸のシンクが錆びてきている場合、通常の使用範囲内での劣化であれば、借主が負担するものではありません。シンクも長年使っていれば、事前損耗や経年劣化によるサビがういてしまうことはあります。キッチンの交換をするのは家主側の都合なので、契約書に明記されていなければ、一切負担しなくても構いません。

長年の使用でサビがうくこととはいえ、それでもきれいに保つために、掃除などはまめに行うようにしましょう。

シンクのサビの予防方法

どうしても使用していれば劣化によるサビ浮きなどは発生してしまうものですが、もらいサビなどの錆びつきなどは、手入れひとつで多少は防ぐことができます。

サビができてしまった場合の掃除方法を説明しましたが、ここでは通常の生活の中でサビの発生を予防するその方法について説明します。

ステンレスの弱点である塩素を避ける

ステンレスは自然に酸化被膜で表面を覆い、サビがつきにくくなります。ところが、塩素などが被膜を剥がしてしまい、サビがつきやすい環境を作ってしまいます。

食事後の皿や鍋を洗った後、塩分などがシンクに付着した状態で放置しておくと、サビの原因となります。シンクを使った後は中性洗剤などできれいに洗った後、水気をよく拭き取りましょう。

また、塩素系洗剤は相性が悪い最たる物です。決して使わないようにし、万が一付着してしまった場合はすぐに洗い流すようにしましょう。

もらいサビの原因である金属を長時間置かない

ステンレスが錆びるほとんどの原因は、金属を置きっぱなしにしてできてしまうもらいサビです。ヘアピンや缶詰などの金属はとても錆びやすいので、シンクなどに置きっぱなしにしないようにしましょう。

こまめに掃除をする

サビは、金属と酸素と水によって化学反応を起こして発生します。そのため、サビの原因となる物を取り除いてあげる必要があります。

第一に、油汚れを付着したままにしておくと油が酸素を遮断してしまい、ステンレス特有の酸化皮膜が作られなくなってしまいます。中性洗剤などできれいに洗うことを習慣付けましょう。

第二に、使用後は水がついたままにしておかず、乾拭きをして乾燥させるようにしましょう。お風呂の鏡などの掃除用に水を切る水切りワイパーがありますが、それでシンクについた水を切るという方法もおすすめです。

コーティングでお手入れする

ステンレスには酸化被膜でコーティングすることでサビの原因である酸素を遮断し、サビを予防することができます。そのため、ステンレスシンク用のコーティング剤を塗っておくのも効果的です。

コーティング剤によっては、使用するとさらに3年はキレイさが持続されるものもあるそうです。コーティングする事により被膜を作り汚れが落ちやすくなり、また撥水力も上がるとの事です。

シンクをキレイに保つ豆知識

サビ付きのほかにも、シンクがくすんでしまうという事はよくあります。そういったくすみを消し、シンクをピカピカにする方法をご紹介しましょう。

料理の保存などで使ったラップをくしゃっと丸め、そのままシンクをこすります。適度な摩擦で傷もつかず、ステンレスのくすみが消えてピカピカになります。

また、クレンザーを使う際は大根やニンジンなどの切れ端やジャガイモの皮につけて磨くと、傷もつかずにきれいになります。クレンザーの粒子が野菜の切り口にめり込み、傷つけずに磨くことができるからです。

シンクを傷つけることなくきれいにできる上エコにもなるので、ぜひとも挑戦してみください。

サビ知らずのシンクを保ちましょう

シンクのサビつきの原因と、サビの掃除方法についてご説明しましたが、いかがでしたでしょうか。家事をしているうえで、シンクのサビは身近な問題です。サビをこすり落としているつもりでも、誤った方法で掃除をすれば、それがまたサビの原因となりかねません。

毎日きれいに洗って水気を切るだけでも十分な予防になるので、日ごろからのお手入れを怠らなければ、サビ付きも悪化もすることもありません。

日々のちょっとした気遣いひとつで、シンクはきれいに保たせることができます。ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。

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