ボタンの種類9つ|種類別ボタンのつけ方4つ・ボタンは何語か
更新日:2020年08月28日
ボタンとは
ボタンとは、衣服やカバンなどを繋ぐ、装飾を兼ねた服飾物です。
古代の人々は骨や牙をボタン代わり使用していました。ボタンの文化は服飾の歴史と共に、天然素材オンリーから、プラスチックなどの軽量な人工物へと進化を遂げました。
ボタンは今日、服飾物としての実用的な面と、装飾品としてのデザイン性をあわせ持つ、たいへん便利なアイテムとして完成されています。
ボタンは何語?
日本語読みのボタンはポルトガル語です。
英語ではbuttonと書き、バトンと発音されています。
十字軍がイスラム国から西欧にもたらしたボタンは、ラテン語で蕾という意味が込められているといわれています。
ボタンを漢字にすると
ボタンを漢字で書くと釦になります。
紐を通す口に金属のボタンを通す事が由来だといわれています。日本の海軍の軍服にボタンが使われた日を記念して、11月22日はボタンの日とされています。
ボタンの種類
実用品としてもアクセサリーとしても価値の高いボタンは、その用途によって形態がちがいます。
ボタンは服やカバンなどに使われる服飾物であると同時に、それらを彩る装飾品でもあります。服が高級になればなるほど、ボタンも高価で凝った種類の物が使われる傾向にあります。
ボタンにはさまざまな種類のものがあります。服の価値はボタンの種類でもちがってきます。ボタンが服に与える影響力はとても大きいです。
種類1:くるみボタン
服の共布などでくるんで作られたボタンの種類をくるみボタンと呼びます。
タキシード・モーニングコートの拝みボタンや、高級な喪服などのフォーマル・おしゃれ度の高い衣服にはよく、くるみボタンが使用されています。
くるみボタンは100均や手芸用品店の手作りキットで簡単に自分で作製することができます。
種類2:スナップボタン
2個1組の金属同士を組み合わせて留める種類のボタンは、パチンと鳴らすという意味でスナップボタンと呼ばれています。
でこぼこの2つの合わせ目で、布と布をくっつけます。スナップボタンは1800年代にフランスで発明されました。
スナップボタンにはリングホック・アメリカンホック(リングの片方が輪になっている)・バネホック・ストロングホック・ジャンパーホック・ロットボタンなどさまざまな種類があります。
種類3:シャンクボタン
シャンクとは足という意味で、ボタンに糸をとおす穴つきの足がついた種類のボタンを指します。
金属などの輪でできた足がつけられたボタンをループシャンクボタン、ボタンと一体となった穴足がつけられたボタンをセルフシャンクボタン、ボタンの裏にお椀を被せたような四角く四方向に穴が空いた足がつけられたボタンをカップシャンクボタンと呼びます。
シャンクボタンはコートなどの革ボタンによく使用されています。
種類4:スタッドボタン
スタッズボタンとも呼ばれるスタッドボタンとは、片方の金具が針のように尖っていて、もう1つの金具に挿し留めて使用する種類のボタンのことです。
スタッドボタンとは、元々は勲章をつけるためのボタンです。タキシードのシャツが隠しボタンでない場合に、第2・3・4のボタンホールに、白か黒のスタッドボタンを使用します。
種類5:トグルボタン
初回公開日:2017年09月21日
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