ブライドルレザーの手入れ方法・手入れ頻度・おすすめ手入れ用品
更新日:2020年02月11日
- ブライドルレザーの手入れ方法や手入れアイテムは?
- ブライドルレザーの歴史とは?
- ブライドルレザーの魅力とは?
- ブライドルレザーは頑丈だから手入れはいらない?
- ブライドルレザーの手入れをする時の注意とは?
- ブライドルレザーの手入れの頻度は?
- ホワイトハウスコックスのブライドルレザーの手入れ方法
- ブライドルレザーの財布の手入れ方法は?
- ブライドルレザーのバッグの手入れ方法は?
- ブライドルレザーの靴の手入れ方法は?
- ブライドルレザーの手入れには防水スプレーは必要?
- ブライドルレザーの手入れにおすすめのアイテムって?
- おすすめのブライドルレザー手入れセット
- ブライドルレザーが雨に濡れてしまったらどうしたらいい?
- ブライドルレザーは乾燥に弱いのになぜ水に濡れたら乾かすの?
- ブライドルレザーにできた傷は修復できる?
- ブライダルレザーの傷を目立たなくする手入れ方法は?
- ブライドルレザーを手入れしながら育てよう
使い始めに少しの手入れをするだけで手入れの回数を減らせるだけでなく、ブライドルレザーを美しく長く使い続けることができます。使い始めにはまず、表面のブルームを布やブラシで全体になじませてください。
これをすることで、ブライドルレザーの表面を滲み出た油分でコーティングします。この後に、防水スプレーを使うとブライドルレザーの表面はさらにコーティングされます。水分や汚れ、傷を防ぎ、綺麗に保つことができます。
ブライドルレザーの状態にもよりますが、ブルームが消えて毛羽立ちなどの乾燥が見られたら、手入れをするタイミングです。ブライドルレザー全体が乾燥してから手入れを始めてください。まだ、ブライドルレザーの表面にブルームがあれば、乾拭きするだけで充分です。他の手入れはまだ必要ありません。
また、手入れをせずに放置するとブライドルレザーが乾燥により、せっかくの美しい光沢が失われます。また、変色する場合もあるのでブライドルレザーの状態に注意しましょう。
ブライドルレザーを自分好みに柔らかめで使いたいのであれば、購入して3ヶ月くらいしてから手入れをするのもいいでしょう。ブライドルレザーの状態を見ることが、ブライドルレザーの手入れのタイミングを知るポイントになります。
夏は、目立ちにくいブルームが冬は気温が低いため、油分が白く表面に浮き出てきやすくなります。ブライドルレザーにも購入した店舗によって手入れが異なる場合もあります。購入した店舗や専門店で相談すると確実です。
ブライドルレザーを使い始める時も手入れが必要?
ブライドルレザーの表面にうっすらと浮き出るブルームは、伝統的な製法でロウを重ねづけた証でもあります。この浮かんできたブルームを、綺麗な柔らかい布で乾拭きすることでさらに美しいツヤとロウが均等に行き渡ります。
美しく長く使うためにも防水スプレーを使うと、さらに表面をコーティングして水分や傷からブライドルレザーを保護します。防水スプレーを初めてブライドルレザーに使う時は、目立たない部分で試してシミにならないかパッチテストをしましょう。
水性で、乾くと油になるタイプなので、つけたときに撥水性が無くなっている箇所に水としてしみこみ、それが乾くと油になるから、撥水を回復するのに便利。歯ブラシでこすって塗ってます。
出典: https://www.amazon.co.jp/NIKWAX-%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%83%... |
スプレータイプの物より濃く、強力な感じがします。
ホワイトハウスコックスのブライドルレザーの手入れ方法
ホワイトハウスコックスは、1875年創業のレザーグッズの老舗メーカーです。約10週間という長い時間をかけて、植物で丁寧に革をタンニンなめしをして、さらに染料をじっくり深部まで染み込ませて作ります。ホワイトコックスの代表的なブライドルレザーの手入れ方法を紹介します。
使い始めは、表面に白く浮かんでいるブルームを布で乾拭きしましょう。ブルームがなくなり乾燥して毛羽立ちなどが出てきたらブライドルレザーの手入れをします。
初めてクリームを購入した時は、手入れ前にパッチテストをすると安心です。パッチテストのやり方は、布か指でクリーを少量つけて目立たないところに塗り込んでしばらく置きます。革に馴染んだら仕上がりの色をチェックしましょう。
準備するもの:布・ブラシ・ブライドルレザー用クリーム
手順:ブライドルレザーの表面をブラシで軽くホコリやゴミを落とします。ブラシで細かい部分の隙間の汚れもかき出しましょう。ホコリやゴミをそのままにしておくと水分を吸ってシミやカビの原因になるのでしっかり優しくブラッシングしましょう。
ブライドルレザー専用のクリームを薄く伸ばしながらくるくる優しく塗り込みます。塗りすぎは型崩れの原因になるので、薄く伸ばして塗り込むのがポイントです。細かい部分にも薄く伸ばしてクリームを行き渡らせてください。指で塗ると、シワの部分にもしっかり塗り込むことができます。
30分くらい経ったら、クリームの塗り残しなどを布で拭き取りツヤを出しましょう。ブラシを使うのも良いでしょう。塗り残した部分が残っていると、そこだけブライドルレザーが柔らかくなってしまい、形が崩れてしまいます。布やブラシで力を入れずに磨きます。全体にツヤが出てきたら手入れ終了です。
ブライドルレザーの財布の手入れ方法は?
使い始めは、布で乾拭きしてブルーム全体に均等に行き渡らせます。ブルームが消えたら防水スプレーをかけて汗や雨、傷からブライドルレザーを保護してあげましょう。
使っていくうちに、ブライドルレザーの表面に浮き出ていた白いブルームがなくなり、乾燥してきたら手入れを始めましょう。財布など毎日手に触れるものは、手の油分でブライドルレザーの油分の補給ができるので、頻繁に手入れをする必要はありません。あくまでも、ブライドルレザーの状態を見ることが大切です。
手順:購入したらブルームをブラシで落とす・クロスでも可能だがブラシだとステッチ部分まで汚れを落とせる。
布にクリームをごく少量手にとってなじませて革に丸く広げて伸ばします。クリームは、布についたかなと思うくらい少しで充分です。財布の縁やファースナー周りなども、しっかりと塗ってください。ステッチ部分にも塗り込むとほつれの防止にもなります。布は、常に綺麗な部分を使いながら塗っていきましょう。
革にシワなどの負荷を与えないように自然乾燥させます。置くことで、オイルがブライドルレザーになじみ、余分な油分が表面に出てきます。ブラッシングをすると、革に油分が浸透して均一にワックスが行き渡ります。
まだ、表面に残っている油分を布で優しく撫でるように拭き取ります。革表面にオイルの膜ができて、ツヤが蘇ると同時に雨や汚れからブライドルレザーを守ります。仕上げに、ブライドルレザーを水や傷から守るために防水スプレーを使いましょう。
ブライドルレザーのバッグの手入れ方法は?
ブライドルレザーのバッグも使い続けていくと傷や乾燥が目立ってしまいます。できれば、長く綺麗に使っていきたいと思いませんか。ブライドルレザーのバッグをしっかり手入れをしてツヤの変化を味わってください。
使い始めの時には、布で乾拭きをするか軽くブラッシングしましょう。表面に浮かんでいる白いブルームがなじんで美しい光沢が出てきます。手入れが行き届いたブライドルレザーのバッグは、気品と堅牢な重厚感を兼ね備えてこだわりのアイテムになります。
準備するもの:布・クリーム・ブラシ2本
手順:バッグ全体の汚れやホコリをブラシで落とします。縫製の部分も念入りに優しくブラッシングしてください。
布にクリームをつけて全体になじませながら乾拭きしてください。クリームで補給した油分をなじませて光沢を出します。薄くムラのないように満遍なく塗るのがポイントです。塗りすぎないように少しずつ塗っていきましょう。
ブラシで細かい部分に詰まった油分を掻き出します。素早く全体をブラッシングしてください。クリームを塗った後は、時間を空けずにすぐに素早くブラッシングするのがポイントです。クリームの栄養がブライドルレザー全体に行き渡って、傷も目立たなくなり深いツヤが出てきます。
仕上げに防水スプレーをかけて雨や汗による水シミや汚れ、傷を防ぎましょう。ブライドルレザーの相性もあるので、目立たないところでパッチテストをしてください。また、防水スプレーを使うときは風通しの良い屋外で行いましょう。
ブライドルレザーの靴の手入れ方法は?
購入時にブライドルレザーの靴の表面を布で軽く乾拭きしてください。ブライドルレザーの靴の表面に滲み出るブルームが消え乾燥して汚れが目立ってきたら手入れをしましょう。
準備するもの:布・クリーム・ブラシ2本
手順:ブラシで表面のホコリや泥などを取り除きます。
布にクリームをとってブライドルレザー全体に薄く優しくなじませてください。なじんできたら綺麗な布で乾拭きします。最後にブラシで均等に油分をなじませていきます。布では拭ききれないところもブラッシングすることで、細かいところも油分が行き届きます。
深いツヤが蘇ってくるでしょう。スレ傷など小さい傷も手入れをすることで、次第に周囲の革と馴染んで深い味わいになっていきます。メーカーにより手入れの方法が異なる場合もあるので、専門店や購入した店舗に相談するのも良いでしょう。
ブライドルレザーの手入れには防水スプレーは必要?
丈夫で耐久性が高いブライドルレザーですが、水に濡れるとシミになったり型崩れしやすくなってしまいます。手入れの最後に防水スプレーを使えば、さらに表面をコーティングしてくれるのでブライドルレザーを傷や水分から守ります。
表面のブルームが浮かんでいる間は防水スプレーを使わないでください。革の表面をブルームがコーティングしてくれているので、防水スプレーは必要ありません。ブルームがある状態で防水スプレーを使うと、ブルームが固まってしまい白く膜が張った状態になります。
これでは、ブライドルレザーの美しい光沢がなくなってしまいます。もし、ブルームがあるのに防水スプレーをかけてしまって白くなってしまったら、そのまま時間を置きましょう。しばらく置くと、染み込んだロウが浮き上がり表面が元に戻ります。
使い始めに、防水スプレーを使うときは表面を布で乾拭きするか、軽くブラシしてからにしましょう。通常の手入れで防水スプレーを使う場合は、ブライドルレザーの手入れの最後に使います。防水スプレーの効果は、永続的には続かないので1ヶ月に1度くらいの頻度で使うと良いでしょう。
初回公開日:2017年10月19日
記載されている内容は2017年10月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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