スーツの手入れの方法とブラシ｜霧吹き/アイロン
更新日：2020年08月28日
モヘアはアンゴラ山羊の毛です。モヘアは、羊の毛より太く硬い繊維で、スーツになると同じ羊の毛でできたウールとは少し違う光沢感がでるのが特徴です。
モヘアはウールとは違い毛が縮れていないので保温性は低く、毛も細いことから通気性が高く、夏にはとても涼しく感じられる素材です。ウールと同様のお手入れでかまいませんが、ワンシーズンに1回はクリーニングに出すことをします。
汗をかいた時のお手入れも大切
夏場のスーツは汗が気になるものです。汗はそのまま放置しておくと、においやカビの原因になります。スーツは頻繁にクリーニングができないため日々のお手入れが必要になります。
洗えない生地のスーツは、まずブラッシングをして汚れを取ってから、汗をかいた部分をお湯で濡らしたタオルでトントンと叩いて汗を抜いていきましょう。襟や脇の部分は汗をかきやすいので念入りにお手入れしましょう。擦ったり、押し付けたりすると生地が傷んでしまいますので気を付けてください。拭き終わったら陰干しをします。もし、においが気になるときは蒸気を当てるとよいでしょう。
クリーニングに出すときは、通常のドライクリーニングでは効果がありませんので、汗抜きをしたいとはっきり伝えましょう。
フランネルスーツのお手入れ方法と注意点
フランネルはフラノ生地ともいい、生地が起毛しているのでとても保温性があってあたたかいので、秋～冬にぴったりなスーツです。そんなフランネルスーツの注意点は、お手入れが少し難しいことです。
フランネルスーツは、普通のウールのスーツと比べるとデリケートです。激しい動きには向いていません。お手入れ方法は、ウールなどのスーツと同様にブラッシングと陰干しをします。生地の毛羽立ちが気になるときは、霧吹きをして当て布のの上からアイロンでプレスするとよいでしょう。注意したいことは、生地を休ませる意味でも着用するときは2日連続では着ないことが望ましいでしょう。
日々のお手入れでスーツをきれいに長持ちさせよう
スーツのお手入れ方法は、生地によって違うところもありますが、ブラッシングと霧吹きは共通していることがわかりました。日々のちょっとしたお手入れでスーツがきれいに長持ちするのならば「やってみようかな」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。それぞれの素材の特徴を上手に生かしながら、季節ごとに色々なスーツにチャレンジするのもよいでしょう。
きちんとお手入れされたきれいなスーツと、ピカピカに磨かれた革靴があれば、きっとあなたのビジネスライフをちょっと素敵に、そしてワンランク上のステージへ連れて行ってくれることでしょう。
初回公開日：2017年10月06日
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