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スーツの手入れの方法とブラシ|霧吹き/アイロン

更新日:2020年08月28日

スーツのお手入れ方法を知っていますか。スーツは日々のちょっとしたお手入れできれいで長持ちさせることができるのです。スーツの素材別のお手入れ方法やビジネスシューズのお手入れ方法までご紹介します。日々のお手入れでビジネスライフをちょっと素敵にしてみませんか。

スーツの手入れの方法とブラシ|霧吹き/アイロン

スーツを長持ちさせるお手入れ方法とは?

ビジネスマンなら一度は袖を通したことがあるであろうスーツですが、毎日の少しのお手入れで長持ちすることを知っていますか。帰宅してスーツを脱いでから5分でできてしまう、そんな簡単な習慣を身に着けるだけで、あなたのスーツはいつもより長持ちするでしょう。

ワンシーズンでスーツを買い替え、クリーニング代が馬鹿にならない、すぐシワシワになってしまう。そんなお悩みを解決する手入れ方法をいくつか紹介します。

霧吹きでシワをリセット

スーツを脱いだとき、シワが気になりませんか。そのシワ、霧吹きをかけるだけでリセットできてしまうのです。霧吹きは、スーツにシワができた時に湿気を与える為に使います。ホームセンターや100円ショップで売っているので、使いやすいものを用意してください。

霧吹きをかけるときは、スーツをハンガーにかけて、シワが付いているところを中心に霧吹きを吹きかけます。ヒジやヒザなどの関節の部分は、よく動くところなのでシワもできやすいものです。しかし、その日のうちについた軽いシワであれば、霧吹きで湿気を与えて一晩自然乾燥すれば、繊維の復元力でシワもきれいに伸びます。

頻繁に行い過ぎるとスーツの生地が傷む原因にもなるので、2週間に1回程度を目安に行うようにするとよいでしょう。

スチーム機能を上手に利用しよう

アイロンに「スチーム」の機能がついているものであれば、このお手入れ方法が使えます。蒸気の水分と熱を利用してシワを簡単に伸ばすことができます。スチームアイロンがあればすぐにできますのでチャレンジしてみましょう。

スチームのかけ方


1.スーツをハンガーにかけ、スチームをたっぷり吹きかけます。このとき、ジャケットはジャケット用のハンガーに、パンツやスラックス、スカートはボトムハンガーにかけて形を整えておきます。

2.全体にスチームを当てていきます。シワが強くついた部分や、特にシワがつきやすい部分(肘・膝・股関節・背中など)は特に念入りに。逆に折り目をしっかりつけたい部分(パンツのセンタープレス)には、スチームを当てすぎると折り目がなくなってしまうこともありますので、当てすぎないようにしましょう。

3.スーツに付いたスチームをなじませながらいろいろな方向へ引っ張りましょう。スチームを浴びてすぐの状態は、生地があたたくなっていますのでシワを伸ばしやすいですが、その反面、新しいシワがつきやすい特徴があります。誤って新しいシワをつけてしまわないよう慎重に作業しましょう。もし、このお手入れ方法でシワが伸びきらなかったら、霧吹きで水分を追加してかけてあげるとよいでしょう。

4.そのまま一晩ハンガーにかけておきます。スチームや霧吹きをかけた直後のスーツは湿気や熱が残っています。このままの状態で着用してしまうとシワが付いてしまうため、スーツが完全に乾くまでハンガーにかけたままにしましょう。ハンガーにかけるときに、ジャケットのボタンをきちんと留めておくと型崩れせずにスーツ本来の形を保つことができます。

霧吹きやスチームにもう一工夫でもっとまっすぐに

霧吹きやスチームの水分でのお手入れでも十分伸びるのですが、もうひと手間かけてみましょう。

スラックスなどのボトムスをハンガーにかけるときに重りをつけるのです。簡単な方法としては、ベルトをつけたまま逆さまに吊るしておくことです。すると、さらに重力がかかりシワをきれいに伸ばすことができるでしょう。

アイロンでパリッときれいなスーツに

霧吹きやアイロンのスチームを利用する方法は手軽にできますが、やはりスーツ本来のパリッとした形に仕上げるにはアイロンがけをするのが一番です。一見難しいように感じますが、コツさえ覚えてしまえば簡単にアイロンがけができるようになります。

スーツの生地によって設定温度を変えることも重要です。

綿、麻の生地は180℃〜200℃
ナイロンやアクリルの生地は110℃〜130℃
ウールの生地は140℃〜160℃

設定温度を間違えてしまうと、生地を傷めてしまうので気をつけましょう。

アイロン手順(ジャケット編)

1.ジャケットの肩から袖にかけてアイロンをかけていきます。ジャケットは袖→背中→前身ごろ→襟回りの順番で仕上げていきましょう。このとき、当て布をしっかりと当て、アイロンを持つ手と逆の手でシワを伸ばしながらかけましょう。

2.後ろ身ごろをかけていきます。ジャケットをアイロン台に着せるようにに載せて、上から下へなでるようにかけていきます。

3.前身ごろは、全体的にサッと軽くかけましょう。ジャケットの内側の胸ポケットや、内側のボタン部分にもシワが入らないように注意しながらかけていきます。

4.カラーやラペルは、折り目を強くつけすぎてしまうと、ジャケットの形が崩れてしまいます。アイロンが少し触れるくらいにして、そっとなでるようにかけていきましょう。

5.襟は裏からかけるのがです。特にラペル部分は、裏から優しくアイロンを入れておくで襟がふんわりと浮き上がり、ペタンと寝ているよりも見た目もよく、上品なシルエットを作ることができます。

アイロン手順(ボトムス編)

1.スラックスやスカートなどのボトムスは、腰回り→裾にかけて順番にかけていきます。

2.スラックスの場合、裾にかけての足の部分は片方ずつアイロン台の上に載せて、腰から裾へアイロンがけをしていきます。センターパーツは折り目通りにアイロンをかけないと、折り目が2本ついてしまい、とても格好悪くなってしまうので注意します。

スカートの場合は、前側と後側を片面ずつかけます。スカートの裏面のスリット部分は特にシワがつきやすい部分なので、裏面からもしっかりとアイロンがけしましょう。

ブラシをかけてスーツを長持ちさせる

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初回公開日:2017年10月06日

記載されている内容は2017年10月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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