【素材別】財布の手入れ方法|蛇革/ワニ革/馬革/サドルレザー
更新日:2020年08月28日
素材別の財布の手入れ方法
普段、必ずといっていいほど持ち歩く財布ですが、ちゃんと手入れしているでしょうか。日頃の手入れを怠ると、少しずつ痛んでいき次第に傷が目立つようになってしまいます。そこで、財布の素材別の手入れ方法についてそれぞれご紹介していきます。
革
素材が革でできた財布は、普段は天然素材でできた柔らかい布、もしくはそれがなければいらなくなったTシャツを切り取った布で軽く拭いて手入れをしてあげます。しかし、それだけでは徐々に乾いていって傷がつきやすくなってしまうので、3週間前後の期間に1度、油と水分を与える保湿専用のクリームを使用してあげる必要があります。
普段革素材の財布をしっかり手入れしていても、どこかに引っ掛けるなどしてどうしても傷がついてしまうことはあります。そんな時には、革財布専用の傷をとるためのクリームを使ってきれいにしましょう。また、シミなどの汚れがついた時には革財布専用の消しゴムを使ってあげるときれいに落とすことができます。
蛇革
蛇革は別名パイソンレザーと呼ばれ、ツヤをおさえたマットな仕上げのものと、ツヤをだした輝きのある仕上げのものの2種類があります。どの革製品にも共通していえることですが、蛇革は水気に晒されると痛んでしまうので、できるだけ乾いた場所で保管するようにしましょう。
蛇革の財布の手入れには、ブラシと蛇革に使えるクリームを用意し、まず初めに財布表面のほこりをブラシで落としたら、クリームを布にしみこませて丁寧に財布を拭いていきます。このとき、適当にブラッシングするのではなく、鱗の流れにそったようにブラッシングするように注意しましょう。最後に乾いた布で拭き取ったら完成です。
ワニ革
ワニ革の財布も基本的に蛇革の財布と同じ方法で手入れしていきます。というのも、蛇とワニはどちらも爬虫類なので同じ手入れ方法で大丈夫です。このため、蛇革とワニ革の財布は、どちらもきれいにブラッシングして、専用のクリームを染みこませた布で拭き取った後、乾いた布で拭き取るという手入れを定期的に行うようにしましょう。
馬革
馬革は別名ポニーレザーと呼ばれ、とても柔らかく軽い仕上がりになります。その中でも馬のお尻の部分の革を使ったものをコードバンと呼び、高密度な繊維によってとても丈夫な仕上がりになっています。
馬革の財布の手入れは、普段は乾いた綺麗な布で拭いたり、馬ブラシでブラッシングする程度です。後は、オイルが抜けてきてしまうので定期的に専用のクリームを塗ってあげます。
サドルレザー
サドルレザーの財布は、専用のクリームを柔らかい乾いた布に染みこませて、財布全体に馴染ませるように満遍なく塗っていきます。この時にムースタイプのクリームを使うと、ムラやシミになりにくく、きれいな仕上がりにすることができます。クリームを塗り終わったら、乾かしてから綺麗な布で全体を拭いたら手入れ完成です。
羊革
初回公開日:2017年09月27日
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